劇場公開日 2025年9月5日

「タイトルなし」遠い山なみの光 えみりさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 タイトルなし

2025年9月5日
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鑑賞方法:映画館

すずさんは最近はふみさん側の役が多かったけど、今回はこっちがよかった。ためがあり、すずさんの演技の幅広がった感。吉田さんは英語の発音は良かったけど、流暢にしようとして抑揚がなさすぎ。逆に英語は入って来づらかった。
松下くんはこういう役も器用にできるのだというくらい、うまかった。
三浦友和も難しい役。でもこれは脚本が良くなかった気がする。
石川はある男を撮った人だから、こういう題材に惹かれるのか。
原作と脚本の違いがわからないのだけど、この夢や幻想が錯綜する構成こそが、この映画の醍醐味。
長崎にまつわる不安やトラウマを描いたものとして逸品。
松下くんの指(これは映画で付け加わったもの)、箱、オムレツ(美味しそうだった)。
自分がインタビューした経験から、戦争を経験した人々は、世間的な性役割や規範化から自由になることを知っている。どうせ死ぬなら好きなことをやらせようと子どもに対しても。長崎のまちを見つめるすずさんにはその爆発的な力は弱かった。

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えみり
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