劇場公開日 2025年3月28日

レイブンズのレビュー・感想・評価

全60件中、21~40件目を表示

2.0光と闇

2025年4月12日
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鑑賞方法:映画館

孤高の写真家・深瀬昌久の波乱万丈な人生を実話とフィクションを交えて描いたダークラブストーリー。
光と闇を表現したような独特の世界観のある美しい映像が印象的で主人公にしか見えないカラス人間の存在が不気味な作品です。

2025-57

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隣組

4.0新宿ゴールデン街

2025年4月11日
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鑑賞方法:映画館

こういう映画にありがちな、感覚的な映像に走りすぎてストーリー性が失われてしまうなどということがなく、彼の生涯が映画的に描かれていた。

父親との二人のシーンで、グラスの酒を飲み干す所作がシンクロしていたのは意図的なのであろう。確執があってもその関係性から逃れられない父子が、ユーモアを交えて描かれていた。

個人的な事だが、家を継がずに弟に任せてしまったこと、深瀬氏がのんだくれていたその当時、私も新宿ゴールデン街でバイトしていて遭遇していたかも知れないこと、タイトルバックに見覚えのある写真が写って、ああこれは彼の作品だったのかと思ったことなど、自分と勝手に重ねてしまった。

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し

5.0私の生涯ベスト3に入る映画です。

2025年4月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

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トクさん

4.0かなり面白かった。なぜか感動した

2025年4月10日
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鑑賞方法:映画館

浅野さん演技が素晴らしかった。
洋子さん役を良かった。
素晴らしい演技とは演技していないように見えること。
死神は理不尽団と思った。

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チャーリー

4.0この上なく、いい男&いい女、なのだが...

2025年4月9日
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鑑賞方法:映画館

浅野忠信、瀧内公美という、この上ない、いい男&いい女の組み合わせなのに、何かもう一押し欲しい感じも残る。カラスも必要か、不要か、分からない。いると説明過多で邪魔のような気もするが、いないと説明不足になって場が持たない気もする。実在のモデルもいるから、とことん想像を膨らますこともできないし、写真の取り替えも限度がある、そういう色々な限定の中で、頑張って時代の雰囲気も出している努力も伝わるのだが、何か満点を付けかねる。

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Boncompagno da Tacaoca

4.5印象深く、心に突き刺さる”モノクロ”映画

2025年4月9日
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鑑賞方法:映画館

見終わったばかりですが、これほど静かに、それでいて極めて強く印象を受けた映画は初めてかもです。
「日常」に馴染まない才人とその同居人や友人たちという構図は映画で珍しいものではないです。しかし、ここまで一つ一つ印象深い表現で語られる作品は初めてです。
浅野忠信さんがエネルギッシュな時期から枯れた時期まで狂気と共に見事に演じられてますし、それに寄り添った洋子役の瀧内公美さんの七変化の魅力も堪らないものがあります。

劇中やエンドロールでの実物の写真の破壊力はすごく、モノクロで表現されたそれらの影響か、作品すべてがモノクロであるかのように心に焼き付いて、カラーだったはずの本編映像の色彩が思い出せません。

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よして

3.5観ないつもりだったけど

2025年4月9日
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鑑賞方法:映画館

予告が面白そうだったので公開ギリギリで鑑賞
芸術家が芸術家を撮るとこうなるのかな?という印象
もし、本人が観たら
「誰がカラスやねん!」
とか言ったりしてw

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みのまる

3.0自分の闇

2025年4月9日
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鑑賞方法:映画館

人間誰しも人の触れられたくない闇の部分がありますよね。芸術家の人はその闇が深く濃い感じがします。彼はお父さんの血を引いてますね。

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ごっとん

3.5浅野忠信の破天荒で退廃的な芸術家。瀧内公美の奔放さが実に魅力的。イギリス人の監督・脚本によって描かれる1960年代の日本。

2025年4月8日
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鑑賞方法:映画館

世界的に評価される写真家・深瀬昌久の人生を、妻・洋子との関係を軸に描く。
浅野忠信の佇まいが、まさに破天荒で退廃的な芸術家。
そしてなにより、その奔放な妻を演じる瀧内公美が実に魅力的。
イギリス人の監督・脚本によって描かれる1960年から1970年の日本の空気感、ダークなクリーチャー”ツクヨミ”の存在が独特で面白い。

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ITOYA

4.5深瀬昌久、という生き方。

2025年4月7日
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悲しい

難しい

そいつは俺を殴ったやつだよ。
昔、写真をやっていたダンナに深瀬昌久って人知ってる?と聞いたら返って来た答えがこうだった。
それは観にいかないとね、と思った。
ずいぶん前に「地雷を踏んだらサヨウナラ」で軽快なフットワークの一ノ瀬泰造を演じていた浅野忠信が、今度は自分を追い詰める深瀬昌久を演じていた。ダンナを殴ったあとの彼だった。
あの頃は酒とクスリはよくある事だったのさ、とダンナは言った。でも彼は、死にたかったわけではないのだと思う。誰か止めてくれるのを待ちながら、作品を撮っていたのではないか。危ういバランスで。
あれからただただ生きていただけだったようだよ、とダンナも知らなかったその後を話した。そうか、とだけ答えが返ってきた。

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Tabby

4.5見つめるカラス

2025年4月6日
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全編を見つめるカラスは監督の視線なのかな。
独り言激しいという設定で処理されてたけど実話ものを映画化するにこの鴉男を出してきたのがこの映画の肝。
イギリス人の監督がじっと写真家を見つめているかのように鴉男は英語で語りかける。

こんなに、にたっとしたり、くすっとわらうとは思っていなかった。

この映画は、好き嫌いが別れると思うが私はかなり好きだ。

古いカメラは見ているだけで素敵だ。そして何度も何度も繰り返しシャッターを切る音が心地よい。
随所に散りばめられた音楽がいいところをついてくる。誰が選曲したんだろう。

タバコと酒と写真と薬…デカダンスな雰囲気は今、令和の映画館にいることをどんどん忘れさせてくれる。素晴らしい!

天才か狂人かという写真家深瀬昌久の役は浅野忠信でないとこうはいかない。唸る!
池松壮亮を起用してくれたのも浅野忠信や津田寛治の演技との対比で、かなりほっとできた。ありがとうこの、キャスティング!

瀧内公美の洋子がチャーミングすぎる!
この映画のミューズでもあり、深瀬のミューズでもある洋子の魅力を余すところなく表現してくれている。
彼女なくしてこの映画は表現出来なかっただろう。
エンドロールで本物の洋子さんを見てにんまりした。
首吊りなんてしちゃダメだよ!池松壮亮の弟子ネコが居て助かって良かった。
死ななかっからこそ生まれた後期の作品の数々が素晴らしかった。
40にして子をなさずとも素晴らしい写真の数々を生んだのです。
いやー!写真っていいですね!

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momo

3.5あなたの肖像に見えるわ

2025年4月4日
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監督&瀧内公美さん舞台挨拶@名古屋
眼福眼福!➕⭐️1
クリーチャー(グロめ…)の存在の捉え方でかなり分かれるかな。出てることで作品にエンタメ要素を加え、捉えやすくしているとも取れるし、逆に水を差しているとも捉えられる。個人的には様々な葛藤(仕事、芸術、夫婦関係、親子関係…)にもがき苦しむ様子をもう少し観たかったかな。

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shige12

3.0天才か狂人か

2025年4月3日
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鑑賞方法:映画館

NHK「あさイチ」で紹介されていたので観に行きました。
何故映画になるような「天才」は退廃的で破天荒なのでしょうか。
主人公の深瀬昌久も感性が鋭すぎて狂人的にみえました。
全体的に白黒写真のような映画で、どんよりしていて、暗転が多かったかな。
実在の人物を描いているので、フィクション部分の表現が主人公の内面の葛藤に迫るようで、物語の中に上手く収まっていると感じました。
浅野さんは役にピッタリかな。
妻の洋子を演じた瀧内公美さんも存在感がありました。
このような役をこなせる女優さんだと思わなかったな~
彼女のこれからが楽しみです。

なかなか面白い映画でした。

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Jo

3.5烏さん、ありがとう

2025年4月3日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

ある種のストーリーテラー的な物を
彼が引き受けてくれた

ゴールデン街で飲み歩く
昭和のヒゲ・タバコ男、
ネコちゃんがいるのに
お部屋でタバコ吸ったり
縄で自殺を計ろうとするし

冒頭の描写だけでも
無駄に当時の空気感がわかる
世代なので自分には嫌悪感。

画面創りはとても良く出来ていて
暗室描写/
・フジの緑の4×5のフィルム箱
・くすんだ水洗用バット
写場/
雲バックや木製カメラスタンド等
昭和の写真館が生きている

※平日の午後の回ということで
60代の男性多し
~写真マニアか?
カメラ機材が写るシーンになると
わかりやすく身を乗り出す 笑

美術さんの仕事が素晴らしかった

その反面 イギリス人監督ということで衣装が昭和当時を反映しきれてない
~Netflixの阿修羅のごとく並みの
衣装の時代考証が欲しかった

瀧内公美は良かった

好きだったのは
浅野忠信の写真展に訪れるシーン。

本当に美しく、夫となった人物の
キャスティング・空気感。
彼女を見つけた浅野忠信の
表情変化も見応え十分。

自分は深瀬 昌久という写真家、
初めて認識したけど
(写真は見たことあるレベル
←なんとなく家に写真集があった)
「ネコ」と「洋子」で荒木経惟と、
作風で森山大道とわからなくなる。

浅野忠信&永瀬正敏のように。

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虎吉

5.0ドキュメンタリーでは描けない世界観

2025年4月3日
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楽しい

興奮

知的

写真家・深瀬昌久をエネルギッシュに演じた浅野忠信さんの演技が素晴らしかった👍
外国人監督の目線も面白かった。
カラス🐦‍⬛も最高でした。
ドキュメンタリー映画では描けない狂気と美を、ぜひ映画館で体験してほしいです。

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あいしん

3.5ヨウコ 恋の季節

2025年4月3日
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Raven はワタリガラス、Crow は普通のカラスを指すらしい。Crowには悪者感があるが、Ravenには崇高な善意が込められているらしい。まあ、ハリー・ポッターにもでてくるしね。
1934年に北海道美深に写真館の3代目として生まれた深瀬昌久。父親役は古舘寛治。日芸写真学科に入学し、卒業後は家業を継ぐのを嫌い、広告代理店に就職。時代の流れは彼を芸術写真家へと向かわせる。その共犯となったのが洋子だ。
アラーキーの奥さんもヨウコだったなぁ。
ツイッギーが来日したのは1967年。サイケデリックファッションが流行り、大根足のムチムチ娘が巷にあふれていた。今陽子のピンキーとキラーズの恋の季節が流行ったのは1968年。
被写体としての瀧内公美のチャーミングなこと🤩 火口のふたりでのモノクロ写真もエグかったなぁ。今回は赤外線ランプの暗室プレイ。
バー南海(NAMI)のママは高岡早紀。
ムチムチだった若い頃より色っぽい。
そりゃ、階段から落ちるのも無理ないわ。

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カールⅢ世

3.5絶版写真集が解禁されるとかで。興味津々✨

2025年4月3日
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煙の匂いが立ち込める映画。
でも不思議とアルコールの匂いはしない。

実在したキャメラマンと彼のミューズと鴉(内なる自分?)のお話。
いや〜キャストが豪華だったー。どーしたらあんなに色気ダダ漏れの人たちばっかり集められるんだwww
SHOGUN以来の良い浅野さん(よくわからない浅野さんは箱男でも観たけどw)と池松くんと高岡女史。そしてこれまでそんなに良くも悪くも感じてなかった瀧内公美さんの美しさに魅了されてしまった…

強さと儚さが共存している間はいいけど、そのバランスが崩れると人は一気に壊れるんだなー。先日のベターマンでも同じ印象受けたな。やはり表現者ってゆーのはその正常さをリスクして瀬戸際を責める職業なのね。
本当に尊敬します🙏

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らまんば

3.5期待度○鑑賞後の満足度○ 深瀬昌久という人は知らなかったし本当にこういう人だったのかも分からないけれども、監督の創造した一人の写真家のポートレートとして良く出来ていると思う。

2025年4月2日
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①“後悔は流砂のようなもの、底なし沼だ”という台詞が一番心に刺さった。他人の人生を描いていても、映画を観ているとどうしても自分に引き寄せちゃいますね。

②監督の確かな演出と浅野忠信の出色の演技とで、“深瀬昌久”という人間がくっきりと造形されて生き生きとスクリーンの中で存在している。
変に芸術云々を語らずに人間を描くことに重きを置いたのが良かったと思う。

主人公の分身として“鴉”を登場させたのはやや有りがちな話術ではあるし(“バードマン あるいは…”のパクリか…)、“鴉(人間)”の被り物もややビミョーではあるが、作品の魅力を損なうほどではない。

③浅野忠信は上記に書いたように好演だが、深瀬が歳を取ってからの方が良い(20代の頃は最初若作りに無理があるなぁ、と思ったが段々気にならなくなる)。
特に、首吊り未遂の時のの池松壮亮との絡み合いのシーンが上手い。

④瀧内公美は現代の日本映画界で数少ない「映画女優」という雰囲気を持った人だと思う。

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もーさん

1.5イメージしていた夫婦の物語ではなくて、写真家深瀬昌久氏の半生記とい...

2025年4月2日
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イメージしていた夫婦の物語ではなくて、写真家深瀬昌久氏の半生記という感じでした。
出演の浅野忠信さんの演技の良さは全開で、瀧内公美さんもとても良かった。

物語としては中々面白いのだけれど、個人的にはあまり心に刺さるものはなかったです。

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ねこたま

3.0鴉の肖像

2025年4月2日
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uz