「なぜ、泣けなかったのか?」劇場版「進撃の巨人」完結編 THE LAST ATTACK 福山雅治さんの映画レビュー(感想・評価)
なぜ、泣けなかったのか?
涙腺が崩壊するなんていわれてたが、案の定、まったく泣けなかった。
いままでのストーリーも追えていたし、映画もよかった。
しかし、泣けなかった。
残念ではなくて、これはこれでよかった。むしろ泣かない方がいいとさえ思っている。
ただ、なんで泣けるという人と私みたいな人間がいるかを考察してみた。
まず泣ける人はエレガーやミカサに感情移入しているから。私にはそんな情はなかった。
逆にああいうタイプは苦手。
今回は完結編だから、丁寧な内容だったが、謎が謎だっただけに謎を明かすことのリスクも感じた。多くの作者が謎のまま消えていくワケが理解できた。
とはいえ、ふんだんの音楽、迫力ある映像は十分に見応えある。映画館で見る作品であることは間違いない。
評価は力作だけに限りなく星5に近いが、何度も見ることはないだろう。星5の作品だと数百回は思わず見たり、聖地巡礼してしまう。
あと、この10年、初回からエンディングまで考えられていたとしたら、作者は天才としかいいようがない。近年、雑誌を売るために無駄に先延ばしして、伏線回収できないまま終わる作品が多い。
1話1話で終わった方が泣けるような気がするのは気のせいだろうか?
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