ゴーストキラーのレビュー・感想・評価
全150件中、81~100件目を表示
ベビワルから来た人ならね。
突っ込みどころは沢山ありますが、この映画観る人ってベビワルから来てますよね?霊が乗り移ったって女子学生の筋肉じゃねっとか、乗り移ってない時に殺し屋に羽交締めされても瞬殺されないとか・・・
自分もベビワルから来てるんで不思議と最後まで普通に観れちゃいました。
最後までキレキレのアクションとぶちキレてるあかりちゃん。とても清々しい気持ちになれました。「正欲」で素晴らしい演技だった東野さんも良かったです。
髙石あかりのベビわる組卒業記念作品????
なかなかよくできたジャンル映画だと思いました。無念の死をとげた殺し屋の幽霊が女子大生に取り憑くというアイデアは秀逸ですし、阪元脚本もそれぞれのキャラクターをうまく立ち上がらせています。何よりもさすが園村監督のアクション•シーン、引き気味のカメラで長回しで見せる格闘シーンは迫力満点でした。
気になったのは主演の髙石あかり。確かに持ち前の顔芸やキレ芸を繰り出しての安定の主演ぶりではあったのですが、後半の長いモノに巻かれるのを拒否して敵に敢然と立ち向かう姿には少し既視感を覚えました。ベビわる組となら手堅くいい仕事ができるけど、この座組を続けてももう新たな化学反応が生まれなくなってきているのかもと感じました。
私はベイビーわるきゅーれの第一弾で彼女を発見してから、ずっと応援してきました。『とおいらいめい』や『Single 8』といった非アクション系の作品も見ています。どちらかといえば単館ミニシアター系の小規模公開の作品で重要な役をもらって役者としての腕を磨いてきた彼女の姿勢に好感を持っています。今回の初の単独主演作品で阪元さんや園村さんに晴れ姿を見せることもできたことだし、そろそろベビわる組を卒業する時期に来てるのかもしれません。それは、彼女の女優としてのポテンシャルをさらに活かす方向を探ってゆかねばならない時期が来たということなのでしょう(その答えのひとつが朝ドラのヒロインに挑戦ということなんでしょうけど)。
まあでもベビわるファンとしては、もう1-2作は続けてほしいなという気持ちもあります。それには新たな化学反応を起こせる、池松クン以上の客演が必要になると思いますが……
髙石あかりの魅力を最大限発揮
『ベビわる』『黄龍の村』好きな方には、観ないと損と言うレベルで超おすすめ。
殺し屋おっさんの幽霊を身体に憑依合体させて、スーパー殺し技を使える女子大生って、面白い以外何物でもなし。
ホラー映画ではよくある設定だけど、ヒーローっぽく描くなら『シャーマンキング』に、2人で1人『バロム1』ってとこかな?
将棋だったら『ヒカルの碁』。
えっちに振れば『おじゃまユーレイくん』(歳がばれるな)。
そして、幽霊を分離して先に行かせれば、自分以外誰にも見えない聞こえないステルス偵察機状態で敵を補足するから、ほぼ無敵で、悪人相手に無双。
ただ、筋力がないから敵を殺しきれないで生きたまま倒すしかできないとか、骨折や一生モノの傷を負う危険があるとかのリスクバランスがうまく、見ててハラハラ。
んでもって、髙石あかりの顔芸がギャグっぽく決まり、一人でおっさんと女子大生の口調を行ったり来たり。
彼女の魅力を最大限発揮しながらも、コメディとリアルバトルものとの間を行ったり来たり。
最高、実に楽しめました。
GHOST ≠ HELLER
園村×阪元に髙石×三元って、これほぼ『ベビわる1』じゃねーか、そりゃ観ますわ!
冒頭のアクションは、暗いけど相手の3人も速いし連携できてるしで見応えアリ。
ポスターから予想してた通り、シリアスな話っぽい。
…と思ったら、一転髙石あかりの顔芸炸裂で笑う。(彼女の「イラッ」ときてる顔、最高です)
憑依合体して闘うまでちょっとテンポ悪いけど、いきなりは受け入れられないし、まぁ仕方ない。
しかしそこからの髙石あかりの演技が、圧巻。
身体は動かせないが何故か口だけ動かせる設定なので、ノータイムで表情から口調から声色まで切り替える。
三元さんもアテレコしっかり被せてるので入り込めた。
話としては単純だし、工藤を殺した犯人も予想通り。
しかしふみかは一度でも寝たのかってくらい休みなく動くため、2日足らずで怒涛の展開、息つく暇もない。
小悪党よりキャラの掘り下げが見たかったが、でもこのシンプルさと勢いが“アクション映画”か。
なら死の真相場面はもう少しコンパクトがよかったけど。
終盤の“ふみかの身体”を髙石あかりと三元雅芸が入れ替わりながら演じる演出はこの設定ならでは。
影原はすぐ別行動になってあまり映らないが、ぶっちゃけ速さが足りてない感じがしたから別にいいや。笑
それよりクライマックスでもっと髙石を見たかった。
そりゃ三元さんvs川本さんの昂揚感は凄かったけど、せめてもっとバディ的な勝ち方はなかったか。
最後、今度は影原が取り憑くのかと思ったけど、アイツのが弱いからそりゃないか。
チープさもあったし不満もゼロじゃないが、そこそこ笑えてめちゃくちゃ興奮できて、かなり楽しかったです。
ふみかも工藤も、これっきりには惜しいキャラだ。
子犬影原のキャラがいい
髙石あかりさん単独主演でべびわるのアクション監督が手掛けた作品ということもあり、顔馴染みのスタントマンが多かったのが印象的。
彼女は今回もクオリティの高いアクションは勿論コメディとシリアスの演技力も抜群でした。
ただ、殺し屋工藤の幽霊が取り憑いて強敵と闘うものの肉弾戦で細い女子大生のふみかの体がバキバキに折れないのが不思議でならなかったし、幽霊工藤の足元に影があったり、他にも違和感ある設定が気になった。
ノーマークだったのは影原役の黒羽麻璃央さん、失礼ながら初見の方で高難度のアクションをスマートに難なくこなす姿がスタント出身とばかり思ってました。しかし歴とした俳優さんで今回無駄な動きのない洗練された立ち回りに脱帽、物語のキーマンにもなっていました。
去年も思いましたが、どんな小さな作品でも賞に携わる審査員の方に素晴らしい役者を見付け出し、満遍なく評価を提示して欲しいものです。
ばけばけ
ゴーストバスターズみたいにゴーストをキル(殺す)んじゃなくてキラー(殺し屋)のゴーストが女子大生に取り憑く話。
最近、幽霊と殺し屋の映画が多いけどこれはどっちも出てくる。面白いに決まってる。
高石あかりの登場シーン居酒屋のバイトから殺し屋の幽霊が見えるあたりまで楽しくて笑えたけど、後半にかけて、まじめか! 画面も暗いし、もっと高石あかりのビジュ爆発させてくれ〜。
ベビわるは女子高生・ニートの若い女の子たちが殺し屋っていう、もう設定がぶっ飛んでるから、あとは何が出てこようが受け入れられたけど、これは普通の(ちょっと正義感の強い)女子大生が主人公だから殺し屋とか出てくるのがなんか浮いてるというか引っかかる。あ、幽霊出てるのか。なんか雰囲気がまじめなんだな。
観る方がベビわる期待してるから、ちょっと不平出たけど、ポスター通りのカッコいい映画でした。
ばけばけ楽しみ。
高石あかりの時代はもう、はじまっていたんだ。
(イオンシネマ津さん、ベビわるに続いて1番大きなスクリーンで上映してくれてありがとう。6月で閉館するの残念です。)
カッコいいし可愛い
勝手に決めんじゃねえよ!
高石あかりさんの存在感が際立ってます。
裏社会の掟?
報復があるから逃げるしかない?
勝手に巻き込んでおいて、ふざけるな!
若者が社会に出ようとする時(一般的には高校や大学を卒業して就活する時)、裏だろうが表だろうが、否応なく〝社会的常識〟という名の一種の掟に縛られる。
もちろん、何の疑いもなく順応できる人もいるし、始めから諦めて馴染もうとする人もいる。というか、そうでないと社会人になることはなかなかに難しい。
でも、そういう選択の機会によって、将来の自分の在り方や生き方まで規定されるみたいで、理屈抜きで反発したくなることってあるのではないか。
高石あかりさんが演じるキャラは、ベイビーの時もそう感じるのだが、いつも若者を縛ろうとするオトナたちへの必死の抵抗に見える。
だから、全身ボロボロになっても、最後まで絶対諦めないで戦う姿がとても清々しくて、誰よりも凛々しい。
けっこうよかった
高石あかりが明るくていい。殺し屋の幽霊とのバディものだ。
敵の反社が工場みたいなところで暮らしていて、若社長はしまむらで買ったジャージみたいなのを着ているし、高級車を乗り回すわけもなく、女をはべらかすわけでもなく、けっこう質素な暮らしぶりだ。それに人望もなさそうだし、みんなを説得すれば簡単に失脚させられそうだ。
格闘が蟷螂拳のようにやたらと低い。
普通に面白い!
ベイビーのマルチバースみたい🦆
園村×阪元さんに外れなし
香港映画が失ったもの
恨みを残して死んだ殺し屋の霊が女子大生に憑依し、無念を晴らそうとするお話です。高石あかりさん主演、阪元裕吾/園村健介コンビが脚本・監督という『ベイビーわるきゅーれ』と同じ組み合わせが期待を高めると共に、「今更、二番煎じ?」という懸念も立ち上がります。
いやいや、そんな心配は無用でした。メリハリのある脚本、テンポのよい展開、殺し屋が憑依した女と女子大生を演じ分ける高石あかりさんの可笑しみのある振り幅、全てを堪能しました。「ベビわる」より輪郭のはっきりした物語だったと思います。何より、香港映画ですらワイヤーアクションやVFXが今や当たり前の現代にあって、そうしたギミックよりもあくまで身体性の限界に拘る格闘シーンのキレに痺れました。
高石あかりさん圧巻の一人二役
まず何より、高石あかりさんの一人二役の演技が本当に素晴らしかったです。アクションシーンもこなされながらの二役はきっと大変だったと思いますが、さすが高石さん、どちらの役も見事に演じ分けられていて、惹き込まれました。
三元さんのアクションも圧巻でした。実は骨折されていたと聞いて驚きましたが、それをまったく感じさせない迫力ある演技で、本当にかっこよかったです。
そして黒羽さん演じる影原も、とても印象的でした。笑えないはずなのに、気づけば涙が出ていて……本当に心を揺さぶられました。
続編があれば観てみたいです。
女体憑依系でもイケナイ方向にいかないのは、魅力がないのかそっち系なのかどっちだろうか
2025.4.15 T・JOY京都
2025年の日本映画(105分、G)
殺し屋の幽霊に取り憑かれた女子大生を描くアクション映画
監督は園村健介
脚本は阪元裕吾
物語の舞台は、関東某所
居酒屋でバイトをしながら大学に通っている松岡ふみか(髙石あかり)は、エンタメ関係で働きたいと考えていて、イベンターの片山(アベラヒデノブ)に取材をすることになった
片山に指定されたバーを訪れたふみかは、なかなか本題に進めずにイライラしていた
結局はセクハラまがいの時間をすり潰すことになったふみかは、朝帰りをすることになり、家路へと向かっていた
自宅のアパートの近くに差し掛かったふみかは、絶望的な大階段の前で立ち尽くしてしまう
そのまま惰性で登り始めたものの、踊り場で躓いて転んでしまった
そこには、鉄でできたような小さな筒が落ちていて、ふみかは興味本位でそれを拾い上げる
何かの部品のように思えたがわからず、ふみかはそれをポケットに入れて自宅へと戻った
物語は、それが「弾丸」であることが仄めかされる冒頭があり、そこで殺し屋の工藤英雄(三元雅芸)が何者かに殺される様子が描かれていく
工藤は刺客の放った銃弾に倒れたものの、その残留思念のようなものが弾丸に宿ってしまった
そして、それを手にしたふみかに取り憑くことになってしまったのである
映画は、憑依系ボディダブルアクションになっていて、手を繋ぐと工藤がふみかの中に入って体を動かすことができるという設定になっていた
その間も意識はあり、打撃などのダメージをふみかが浴びてしまう
工藤が成仏するには、殺した相手を見つけることのようで、ふみかはそれに付き合わされてしまう
だが、工藤は裏社会の人間であり、片山や彼の連れのナルミ(倉冨なおと)などの反社会的行為を行なっている人間を熟知していた
それによってふみかのピンチを救うことになるのだが、ふみか自身はこのような悪を許せず、人のために行きたいと考えていて、工藤の復讐に手を貸す中で、自身の正義を体現していくことになったのである
ふみかには親友のマホ(東野絢香)がいて、彼女は彼氏のリュウスケ(一ノ瀬竜)から暴力を受けていた
ふみかはその現場を目撃し、それが許せずに工藤の力を借りることになった
だが、工藤は手加減のできないプロの殺し屋なので、ふみかはそのやり過ぎ加減に巻き込まれてしまうのである
物語としてはそこまで特筆するものではなく、ほぼほぼ予定調和として、アクションをどのように見せるかという内容になっていた
二人一役っぽい感じになっていて、ラストバトルは場面ごとに演者が切り替わるというのはよかったと思う
今回はプロと素人という感じになっていたが、プロとプロがひとつの体を奪い合う中で共闘するというプロットでも良かったのかなと思う
工藤がふみかの体を借りていたが、気を失った影原(黒羽麻璃央)の体に憑依するとかで共闘するというシナリオも面白いのかもしれません
いずれにせよ、『ベイビーわるきゅーれ』っぽいのを見たい人ならOKの内容で、女子ダブルからの解放をどう考えるかだろうか
シナリオとしては、影原の想い云々のあたりはダサめになっていて、共闘が工藤と影原に集約してしまうのは勿体無いかなと思う
あくまでも、素人が殺し屋に体を乗っ取られた中で覚醒するというメインプロットがあると思うので、憑依から抜けても体が動きを覚えて対応してしまうというファンタジー要素を入れても良かったのかな、と感じた
戦うウーピーゴールドバーグ
コンパクトなエンタメ作品として楽しめました。
ゴースト/ニューヨークの幻(1990)のウーピーゴールドバーグの演じた霊媒師を思い出しました。彼女にだけは見えて他の人には見えない幽霊との会話。ウーピーゴールドバーグは幽霊に乗り移らせて恋人とダンスをしましたが、松岡ふみか(髙石あかり)は肉弾戦を戦います。乗り移られると「気持ち悪い!」ってなるところもニューヨークの幻にもあったと思うので、もしかしてオマージュあるのかなとも思いました。死んだ工藤(三元雅芸)を慕う後輩殺し屋の影原(黒羽麻璃央)はツンデレなデミムーアのポジション。
ラスボスとのバトルアクションが終盤の見せ場になるのだけど、観客からは工藤の姿に見えているので「ベイビーわるきゅーれ」シリーズを見ていると、まひろのラストバトルにあたるところだなと思って観てしまいます。他の方も触れていますが、このバトルの一部でもふみかの姿で戦っている姿が見たかったと思います。
髙石あかり初の単独主演作とうたわれていますが、三元雅芸含めたW主演じゃない?と思える。ラストバトルに髙石あかりの姿があれば、完全な単独主演と納得できたかもしれません。
全150件中、81~100件目を表示