ゴーストキラーのレビュー・感想・評価
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最強のヒロインの姿を目に焼き付けろ
女優界の佐々木小次郎 高石あかりの暴れっぷりを存分に楽しめる快作である。(余談だが、知り合いの若い娘に佐々木小次郎と言ってみたところ「京都出身の役者さんでしょ」と返されてしまった。それは佐々木蔵之介)
「ベイビーわるきゅーれ」シリーズと同じ園村、阪元との作品だが、今回は女性とのタッグではなく、女子大生一人で三元雅芸演じる工藤、黒羽麻璃央演じる影原とガッチリコンビを組んで悪の組織を壊滅させる。だから伊澤彩織とセットだった「ベイビーわるきゅーれ」の女子的な甘やかな感じは微塵もなく徹底的に黒くハードな世界である。この世界観にぴっしり同調できる女優さんは高石あかりしかいない。
自分としては暴力団と戦う後半部分より、友達を食い物にするホスト的な男や、酒にくすりを混入して女性に悪さするユーチューバーらを成敗する前半部が好き。工藤が身体から抜けて自分に戻ったあとやってしまったことに気づきいちいちのけぞる反応が、いかにも高石あかりであってとても受けてしまった。
NHKの「ばけばけ」がクランクインし、7月には主役級の出演作「夏の砂の上」が公開される。アクション映画への出演は今後、減るだろう。だから彼女の勇姿を観ることができるのも残り少ないかもしれないので是非オススメします。
連ドラで見たかったな
「ベイビーわるきゅーれ」シリーズのファンです。
この布陣ということでどうしても期待してしまったんですが、キャラクターや関係性の描写が薄かったなあというのが第一印象……
工藤と影原の関係性を描写したかったのは分かるんだけど、説明的な台詞以外での深い関係性の描写が欲しかった。
主人公ふみかが一般人ということで暴力行為への抵抗や葛藤があり、そのせいかテンポが単調で日常パートとアクションパートの緩急も無かった。
阪元裕吾脚本おなじみ(?)の嫌~~な男性描写もいつもは嫌さの中に愛嬌があって笑って観てられるんだけど、今回はテンプレート的な描写になってしまっていて魅力を感じられず…
アクションと髙石あかりさんの演技は相変わらず素晴らしかったです。
気づいたぞ、コレウルトラマンだ。
ヤバイ!!!クソ面白い!!!
まだ4月だけど、今年一番面白いまで有る!
そりゃま、ベビわるの延長くらいに見に行ったんだけど、正直ベビわる超えてた。
よーし、褒めるぞー!
イイ!!何が良いって絵が良い、脚本が良い、芝居が良い。
阪元監督の手腕は知ってる、ても今作シナリオなんよね、でもさ阪元監督当人も言ってたけど脚本書いてる時が楽しいって。
もうさ、実在するかの様な僕達に寄り添った現代なセリフに、高石あかりのさっきまでよく居そうな若者の振る舞いから、1秒で体幹をピシってセットインしちゃうスイッチオンな豹変芝居よ。
セリフ回しも軽快に、時に秒で緩急を見せ笑っちゃう様なコメディエンヌな差し込み、キッチリ8回くらい笑わされちゃったよ
して監督園村のファーストシーンから見せつける実力、いきなりのナイフアクションから、空間管理も素晴らしく、あれだけの多人数ハイスピードバトルにも関わらず、何処で誰が何を意図してるかをキッチリ見せる、ウマー!絵作りウマー!!
キャラ紹介からの心理描写も、見てる我々観客にも心を乗せ誘導して来る。
正に手を組む、手を貸す、手当てする、を解りやすく記号化する良いシーンの接続。
時に恐る恐る、時に仕方なく、時に必要とし、ラスト自ら願いパン!と手を掴む!アレ変身ポーズだよな。
もうさ、ダメ人間の成長記、人生へのリベンジムービー、年齢、性別、生きている世界を超えた友情、バディ物語なんだけど、マジ最高にクソ面白映画だったぞ。
本来、仮面ライダーがやるべきシナリオだったのに、東映は阪元園村に大きく先越されちゃったな。
もう色々サイコーだったぞ、残念な点は一個だけ、グッズにTシャツが無かった事だ、あの黒ベースにピンクXホワイトのロゴめっさカッコ良いのに。
この世に未練を残して死んだ殺し屋が、自分を殺した者への復讐と弱者を食い物にする組織を叩き潰すために女子大生に憑依して戦うお話です。アクションシーンは迫力あります。
タイトルイメージからホラー気味な作品かと思い、当初は鑑賞
の予定が無かった作品です。ですが作品紹介を読んでいるうちに
何となく好みの話のような気がしてきて…。(ワナか?)
主演は高石あかりさん。
出演作の中では「ベイビーわるきゅーれ」が有名なのかと思うの
ですが、このシリーズは全く観たことがありません。 ・-・。
けれど他の出演作でいくつか鑑賞しているものはありました。
「わたしの幸せな結婚」とか。イジメる役でしたが…
また、「きみの色」では声優もなされていて、本職の皆さんと比べ
ても遜色なく演じられていたとの記憶があります。 ・_・ハイ
そんな訳で、この作品を鑑賞です。
ややコミカルな面がありつつも、基本はバイオレンスアクションの
作品でした。で、おまけにゴーストも付いてきます…。@_@;;
銃撃戦あり格闘戦ありで、人がもうあっさりと死んでいきます。
こんなハードな展開だとは聞いてない …けど大丈夫。予想済み。
はい。大丈夫大丈夫。あ、また死んだ。うふ。ふふ。うふふ。
※あ、グロい場面は無いです。念の為 @_@
えー。正気に戻って。
描かれるストーリーは、基本的にシンプルです。
登場人物もそう多くはなく、把握するのは簡単でした。
松岡ふみか。女子大生。(高石あかり)
工藤。元は組織の殺し屋。…今は幽霊。(三元雅芸)
影原。元は工藤の舎弟分。今も殺し屋。(黒羽麻璃央)
冒頭、工藤が複数の相手と戦っているシーン。
何とか相手を倒すものの、最後の一人に銃で撃たれて死亡。あら
その一発の弾丸の薬莢が、蹴られ捨てられコロコロと転がっていく。
ふみかはSNSの有名ブロガーと飲食中。
TV?業界の情報を聞き出し、将来の仕事への布石にしたい。
今回接触したブロガーの男、下心満々でベタベタと触ってくる。。
何とかこの嫌な男を振り払って家に帰る道すがら。
階段を上る途中で何かに足をとられ、段を踏み外すふみか。
( 痛たぁ… 何?)
( 金属? の筒?)
何か分からない「それ」を拾い、帰宅。…とドアの前に女性の姿。
親友のマホだった。顔には殴られたような青アザ。…痛そう
また彼氏に殴られたのか。すぐに察するふみか。
マホを部屋に入れ話を聞こうとするが、なんと部屋の奥に男が!
” えっ ”
” 誰? ”
泥棒かと思うも、どうもマホにはこの男が見えていないらしい。
マホもふみかの異常に気がつく。
” 何? ”
” どこに? ”
しばしパニック状態の二人だったが、 ” 消えて~ ” と必死に祈り
目を開けると、見えなくなっていた。
やがて「彼」からの呼び出しでいそいそと帰っていくマホ。
” あれは気のせい ”
自分にそう言い聞かせるふみかの前に、またまた男の姿が。
部屋を飛び出したふみか。
振り切ったつもりでいても、どこまでもついてくる。
どうやらこの男は幽霊(ゴースト)らしい。
ふみかとの距離が一定以上になると、自動的にすぐ近くに出現。
とんでもない仕組み(?)で繋がってしまったらしい。
そんな話をゴーストから説明?されながら逃げるふみか。
走り出した先では、マホが「彼」から金を要求されていた。
” またコイツがお金を ”
思わずマホの彼に詰め寄るふみか。
コイツを何とかしてマホから遠ざけたい。
けれど 女の自分には力がない。
” 力を貸そうか ”
なんとゴーストから助力の申し出。
ゴーストとふみかが手をつなぐと、ふみかの体にゴーストの
魂(?)が入り込み、ゴーストの生前の力(殺し屋)が使え
るようになるのだ。
悩んだ挙げ句、合意するふみか。
工藤の格闘術でマホの彼を倒す。(あ、トドメはマホか)
工藤が、ふみかに話す。
自分を殺した者がいること。
無念を晴らさないと成仏できないこと。
そのために、ふみかの力(体?)を貸してほしい。 と。
とまあ、こうして
ふみかと工藤ゴーストの協力関係が始まった。
工藤は成仏するために。
ふみかは女性を食い物にする連中をつぶすために。(コワ)
さあこの後どうなる。
という展開で、アクションとバイオレンスな場面が一杯です。
迫力あるシーンに圧倒されました。
基本的に暴力シーンは苦手なのですが、この作品の根底に流れて
いるものはブラックなだけでは無く、人と人との信頼。
それを心地よく感じながらの鑑賞タイムでした。
満足です。
「ベイビーわるきゅーれ」も観てみたくなりました。・_・ハイ
◇あれこれ
■タイトル
ゴーストキラーというタイトルなのですが、幽霊を退治する話では
ありませんでした。なんで ” キラー ”なんでしょう?
ゴーストバスターズみたいな話かと一瞬勘違い。
ゴーストと合体するシーンからは、過去の色々な合体作品を連想し
たりしてました。
バロム1 とか
帰ってきたウルトラマン(初期のほう) とか。
もっと他にも沢山あったと思うのですが、すぐには出てきません。
年か。
■ゴーストはつらいよ
ゴーストは便利
偵察なんかはサクサクとお手のもの
何せ相手には見えないから覗き放題 けど
戦ってダメージが溜まったから少しばかり休んでいたら
” 気絶してんじゃないよ ”
と怒られた。
人を何だと…あ、ゴーストは人じゃないって?
それを言っちゃあ お終いよ
■ふみかの友達マホ
ふみかの部屋が襲撃された際、飾ってあった写真が二人の
ツーショットでした。それを見つけた組織が「この女を攫え」
という流れになったら嫌だなぁ と心配してました。
彼氏からのDVはあったけれど、組織に襲われる等の被害が
なく無事で良かった。ほっ。
■影原という舎弟
最初はただの危ない奴で登場したのに
実は工藤大好きツンデレ君でした。
実際に周囲にいたらイヤですが、見てるだけなら楽しいかも。
■なぜ笑うの?
だって薬莢が転がるんですもの
…って それはらっきょ @△@ ;; スイマセン
最後の場面で再びふみかの前に薬莢が転がってました。
なんか意味ありげにも見えましたが…考えすぎでしょうか?
◇最後に
組織を叩き潰し「やったじゃん」と声をかけたふみか。
工藤からの返事はありませんでした。
もうその時点で成仏していた ということなのでしょう。
とてもあっさりとしているのに
あぁ、終わったんだ と
観る側に伝わってくる、印象に残る場面でした。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
期待以上に面白かった。引き込まれた。
高石あかりが『ベイビーわるきゅーれ』のコミカルさやアクションの爽快感を一人でやってる(実際に二役の芝居でした)というのがまずは簡単な紹介です。
高石さんをずっと見ているだけでお金を払う価値があります。
稀代の役者だと思います。
「二番煎じ」みたいなイメージがあり、冒頭始まりもそんな感じでしたが、それ以上に面白く、だんだん引き込まれていきました。
一人でやってると書きましたが、それは三元さんや黒羽さんに失礼であって、お二人それぞれとのパートナーシップがあって、その展開が引き込まれていった要因だったと思います。
続編が作れるのではないでしょうか。
続編が観たいです。
このアクションですよ
おもしれえええええ!!!!!www いや、これは面白いってよりは ...
高石あかりを愛でつくす
なんて面白いの!
どうしてもベビわると比べてしまう
主演が髙石あかりさんで、監督・アクション監督・脚本もお馴染みの名前、殺し屋のシステムもなんだか似てる…となれば、どうしたってベビわると比べてしまいます。
比べてしまった結果、バディである2人のバディとしての面白さはちさまひに全く及ばず、日常がそこまでゆるくないためアクションとの落差もあまりなく、アクション自体もいかつい男性主体のためさほど新鮮みはなく…
ベビわるから良い意味でのゆるさを消したような、味気ない作品に見えてしまいました。
主人公が、いくら殺し屋の幽霊を憑依出来るとはいえ、危険な場所に自ら挑むようなキャラに見えないのも難。
一応、幽霊・工藤の影響と説明されてますが、あまり説得力がなかったです。
下手に敵組織の壊滅とかまで話を広げず、身内話におさめておいた方が面白かったんじゃないかなぁと。
勇気を出して観に行きましたが
これはもう仮面ライダーなのです!
なのでプロップと火薬とステゴロで魅せるのが大正解。
こういう特殊な状況を受け入れて順応していくのに何話も使えるスーバーヒーロータイムに比べて、限られた時間で観客に腹落ちさせるのは主人公の真っ直ぐな正義感しかないんだけど、クソ男に腹立てて…ではめちゃくちゃ弱いんだよなあ。
あと殺し屋が殺された理由も殺した側の理由もバディ物としてとてつもなく弱いんだよなあ。
あ!もしかしたら狙いでライトにしてるんだとしたらゴメンて。
坂元裕吾監督は大好きで期待もしてるけど、まあこの人が書いて殺し屋出てきちゃうとどうしても似た話にはなってしまうので…観客もそれを期待してるとは思うけど園村監督が撮っても坂元監督が撮っても同じならせめて高石あかりではないキャストさんにチャンスをあげてもよかったのかもしれない。
いや、高石あかりじゃなかったら最後まで見てられなかったかもだからむしろ正解だ、正解です。正解でした。そうじゃなかったら星はもっと低いかも。あと朝ドラ女優をアザだらけにするわけにはいかないからクライマックスの殺陣もああなるわな。
あとゴーストキラーだと除霊師に聞こえちゃうのでタイトルはゴーストヒットマンが正解かもしれない(とはいえ今のままでも「幽霊の殺し屋」って意味にもなるっちゃあなる)
それではハバナイスムービー!
めっちゃ面白かった!
スカッと、そしてグッとくる!
この設定、やりたい事がハッキリして、やる事もハッキリしている。
遊び心満載でカッコ良くやるしかないジャンル映画だ。
バカなウソ話をシラケさせずに見せきる、髙石あかりの説得力と阪元裕吾脚本の軽妙さ。
同様のバカ話を扱った「片思い世界」と比べてみると、その差が歴然とする。
変に思わせぶる坂元裕二脚本より、真っ向勝負の阪元裕吾脚本を断然支持したい。
広瀬すず、杉咲花、清原果耶の3女優より髙石あかりのほうが断然、魅力的である。
そして実は工藤と影原、2人の男の物語になっておりグッとくる仕上り。
当然、アクションに抜かりなく存分に魅せてくれる。
最後があっさりなので、もう一押しB級ぽくヒネリを効かせて膝を打って終わらせてくれたらと。
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