「霊ちゃん ぶつじょ!!」ゴーストキラー 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
霊ちゃん ぶつじょ!!
2025年映画館鑑賞39作品目
4月28日(月)イオンシネマ新利府
ハッピーマンデー1100円
監督は『ベイビーわるきゅーれ』でアクション監督を務めた園村健介
脚本は『ベイビーわるきゅーれ』の阪元裕吾
平凡な女子大生が殺し屋だった幽霊に取り憑かれる話
殺し屋は何者かによって殺された
無念を晴らさないと成仏できない
殺し屋が撃たれた弾丸の薬莢をたまたま拾ったのが運の尽き?
殺し屋と融合することによって女子大生は強くなる
殺し屋は飼い犬
飼い犬は飼い主の指示により別の飼い犬に殺された
飼い犬だった幽霊は飼い主に噛み付く
巻き込まれる女子大生
『ベイビーわるきゅーれ』の監督だった阪元裕吾が今回は脚本に徹している
『ベイビーわるきゅーれ』はアクションに特化した作品で低予算ながらヒットしシリーズ化したがその反面第1作だけを観る限りストーリーとか設定が若干だが薄っぺらかった
阪元氏も今回の脚本は自信作だろう
組む相手こそ幽霊ではないが『超人バロム1』や『ウルトラマンA』を彷彿させる
男女が融合し会話をしながら戦うといえば桂正和先生の『超機動員ヴァンダー』だがこの作品の二人に恋愛要素はない
会話といっても一人二役な面が多いわけだが
普通の女子大生と無精髭のオッサンが協力して戦うという設定がコミカルで良い
それもこれも高石あかりの演技力の賜物
『片思い世界』をディスるわけじゃないけど幽霊は話としてやはり特定の人には見えないといけないしすり抜けなければいけないし成長してもいけない
たまには松岡ふみかではなく工藤として姿を合わして戦う演出も良い
高石あかりは大健闘しているがアクションの専門家ではなかろう
身体能力的にシンシア・ラスターくらいのポテンシャルはありそうもない
万が一怪我をされては事務所としては大変だし
たった1日の出来事という設定も良い
これを観るにつけ武田梨奈はなんでアクションやめたのかな
プシューとか言ってる場合じゃないのに
アホだから格闘の殺陣を覚えられないのかな
物覚え悪い人とか運動神経悪い人には向いていないからな
東映時代劇でむかし自他共に運チと認める桜町弘子が竹刀で殺陣に挑戦したらメチャクチャで相手役の一人の顔面にモロにヒットし監督じゃなくて被害者から「カット!」と叫び声が出た逸話があるしまあそういうことだろう
配役
幽霊に取り憑かれた大学生の松岡ふみかに髙石あかり
ふみかに取り憑いた殺し屋の幽霊の工藤英雄に三元雅芸
工藤と同業者で後輩の影原利久に黒羽麻璃央
先代が亡くなったため工藤の飼い主になった本多俊吾に井上想良
本多の新しい飼い犬の桂雅治に川本直弘
ふみかの親友で大学生の飯田マホに東野絢香
イベンターの片山将暉にアベラヒデノブ
インフルエンサーのナルミに倉冨なおと
バーテンダーの勝茂に木部哲
マホの彼氏で日常的に暴力を振るうホストのリュウスケに一ノ瀬竜
本多の対抗組織のボスに本宮泰風
対抗組織のボスの右腕に山口祥行
対抗組織の手下に舘昌美
対抗組織の手下に北代高士
対抗組織の手下に中澤達也
対抗組織の手下に本田広登
対抗組織の手下に川崎健太
ボーリングの球などで粛清される本多の手下に池端暢平
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。