「髙石あかり!」ゴーストキラー toshijpさんの映画レビュー(感想・評価)
髙石あかり!
彼女の名前を覚えたのは「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」
(2024年製作)からだったので割と最近のことだ。(1・2作目は未鑑賞)
今回が映画単独初主演とのことだがプロフィールを見ると主演以外では
かなりの本数の作品に出演していたんだ。もっと早くに注目しておけば
よかった。そう思うくらい髙石あかりの魅力が詰まった作品だった。
今作は「ベイビーわるきゅーれ」シリーズと傾向は似ているが、殺し屋
だった幽霊にとり憑かれてしまう話で、彼女がとり憑かれる女子大生役に
ぴったりだった。
幽霊設定が紹介文にすでにあるのでネタバレを気にせずレビューが書けて
助かる。幽霊ルールが分かりやすいし、成仏できなかった無念を幽霊は
晴らすことができるのか?といった明快な話の骨格があって物語が単純。
物語云々よりも、女子大生と幽霊のバディによる掛け合いの面白さと
憑依された女子大生が別人のようにキレキレのアクションで敵を成敗
していく爽快感を楽しむ映画。
脚本・監督どちらも素晴らしいと思ったが、主演・髙石あかりの演技が
この作品をエンタメとして成功させている。
(他の誰にも見えない)幽霊を見てのリアクションや憑依された時の
豹変ぶり。それに憑依されて素の自分と幽霊が交互にしゃべる一人芝居も
面白かった。コメディエンヌとしての才能をいかんなく発揮していた。
作品の規模感が小ぶりなのは仕方ないとして、ラスボスも小者感が
漂っていたのでそこはちょっと物足りなかった。
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余談①
平日朝8時台の上映回。入場者が少なかったことよりも、自分が声を出して
笑っているような場面でほとんど笑い声が起きなかったのが寂しかった。
余談②
このサイトで印象を表現するアイコンが変わったのにまだ馴染めない。
😍とか😴とかよく使ったんだけど。
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