「GHOST ≠ HELLER」ゴーストキラー uzさんの映画レビュー(感想・評価)
GHOST ≠ HELLER
園村×阪元に髙石×三元って、これほぼ『ベビわる1』じゃねーか、そりゃ観ますわ!
冒頭のアクションは、暗いけど相手の3人も速いし連携できてるしで見応えアリ。
ポスターから予想してた通り、シリアスな話っぽい。
…と思ったら、一転髙石あかりの顔芸炸裂で笑う。(彼女の「イラッ」ときてる顔、最高です)
憑依合体して闘うまでちょっとテンポ悪いけど、いきなりは受け入れられないし、まぁ仕方ない。
しかしそこからの髙石あかりの演技が、圧巻。
身体は動かせないが何故か口だけ動かせる設定なので、ノータイムで表情から口調から声色まで切り替える。
三元さんもアテレコしっかり被せてるので入り込めた。
話としては単純だし、工藤を殺した犯人も予想通り。
しかしふみかは一度でも寝たのかってくらい休みなく動くため、2日足らずで怒涛の展開、息つく暇もない。
小悪党よりキャラの掘り下げが見たかったが、でもこのシンプルさと勢いが“アクション映画”か。
なら死の真相場面はもう少しコンパクトがよかったけど。
終盤の“ふみかの身体”を髙石あかりと三元雅芸が入れ替わりながら演じる演出はこの設定ならでは。
影原はすぐ別行動になってあまり映らないが、ぶっちゃけ速さが足りてない感じがしたから別にいいや。笑
それよりクライマックスでもっと髙石を見たかった。
そりゃ三元さんvs川本さんの昂揚感は凄かったけど、せめてもっとバディ的な勝ち方はなかったか。
最後、今度は影原が取り憑くのかと思ったけど、アイツのが弱いからそりゃないか。
チープさもあったし不満もゼロじゃないが、そこそこ笑えてめちゃくちゃ興奮できて、かなり楽しかったです。
ふみかも工藤も、これっきりには惜しいキャラだ。