「常識人・松岡ふみか(髙石あかりさん)が戦う理由」ゴーストキラー 映太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
常識人・松岡ふみか(髙石あかりさん)が戦う理由
『ベイビーわるきゅ-れ』シリーズとは異なり、主人公ふみかは重い理由と覚悟、一種の責任感をもってバトルに挑む。
「女性の心(魂)を殺す」ようなゲス行為が世間を騒がせている昨今、彼女のアクションに溜飲を下げる方々は多いことであろう。
ラストバトルの演出は工藤英雄(三元雅芸さん)が殺し屋としてではなく、ふみかから願われた「ある存在」として挑むという事柄の表現だと解釈できる。
工藤と同化すれば強くなれると知った後でも暴力の行使、ましてや殺人については常識的な価値観を保ち続け、それでも意を決し銃を取るふみかの姿は、「ベビわる」とは別次元の頼もしさを漂わせている。
格好良さの定義を再更新してくれるようなドラマである。
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