てっぺんの向こうにあなたがいるのレビュー・感想・評価
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実話というのが凄い!!
・田部井淳子さんの実話、登山好きですので、凄く楽しめました。
・吉永小百合さんがお美しいですね、他の役者さんも良い味が出ています。
・女性がまだまだ社会進出したての時代で、素晴らしい方々だと思います。
・歳をとっても、病気になっても、前向きに自分のしたいこと、信じたことを続けていく、ほんとうに憧れます。私も今年40になりますが、まだまだ人生一生勉強、バイタリティーを持って生きていきたいですね!!
吉永小百合さん素敵
思っていたよりも平坦
なんとなく、田部井淳子さんのストーリーを下敷きにして、良い感じに脚色したお話に思えました。多分、時代柄、女性が山に登ると言うことに対しての反発はあんなもんじゃなかっただろうし、一人登頂して一躍時の人になった主人公への妬みと言うか、チームがバラバラになった感もあんなもんじゃなかったんだろう。いい感じに描いているけれど。
家族の理解と言うものも、まぁいい感じに落ち着いてはいたけれど、なかなか難しいものがある。母親に反抗してぐれる長男が、でも母親の名前を使っての活動に最終的に収斂する当り、親としてそれでいいのかと思ってしまった。実話なんだろうけど。まぁエネルギッシュな反面、我儘な人だったんだろうなと感じる。
山に人生を捧げ、家族に愛された女性の半生
■ 作品情報
監督は阪本順治。主要キャストは吉永小百合、のん、木村文乃、若葉竜也、工藤阿須加、茅島みずき、円井わん、安藤輪子、佐藤浩市、天海祐希。脚本は坂口理子。原案は、女性で初めて世界最高峰エベレストの登頂に成功した登山家・田部井淳子のエッセイ『人生、山あり“時々”谷あり』。
■ ストーリー
登山家・多部純子(吉永小百合/青年期:のん)は、1975年にエベレストを制覇し、世界を驚かせた。しかし、その輝かしい偉業は、純子自身や夫の正明(佐藤浩市/青年期:工藤阿須加)、盟友である北山悦子(天海祐希/青年期:茅島みずき)ら家族や友人たちに、光だけでなく深い影ももたらすこととなる。物語は、登山家として、また母として、妻として、一人の人間として「てっぺん」を目指し続ける純子が直面する様々な問題や葛藤を描く。晩年には余命宣告を受けながらも、笑顔を忘れずに山に挑み続ける彼女の姿を通して、人生をかけて挑むことの意味を問いかける。
■ 感想
実在の登山家・田部井淳子さんをモデルとした、多部純子の半生を追体験する中で、エベレスト登頂という人類の偉業だけでなく、その後の人生を山に捧げ続けた彼女の生き様と、彼女を取り巻く人々との絆に心揺さぶられます。
特に印象的だったのは、純子の情熱を献身的に支え続けた夫・正明と子供たちの存在です。山への純粋な想いが故に、時に周囲が見えなくなってしまう純子を、温かく、そして強く支える家族の絆がひしひしと伝わってきて、後半は何度も涙があふれます。偉大な業績の裏には、かけがえのない家族の愛があったのだと、改めて実感させられます。
一方で、一つだけ腑に落ちなかった点があります。純子に対する世間の扱いに嫉妬し、距離を置く女性登山仲間たちの心情です。純粋に山を愛する気持ちがあれば、世間の評価やスポットライトの有無にかかわらず、仲間と共に困難を乗り越えた達成感だけで十分なのではないでしょうか。それでは満足できないというなら、それは山への愛より名誉欲の方が強いということで、それはそれで不自然なことではありません。いずれにせよ、そのあたりの心の機微をもう少し丁寧に描いてほしかったです。そうなれば、作品全体への共感度がさらに高まったかもしれません。
とはいえ、本作は単なる登山記録映画ではなく、一人の女性が山という壮大な夢を追い続け、その中で家族との深い絆を育んでいく、人間ドラマとして見応えがありました。田部井淳子さんの情熱と愛と生き様は、子どもたちにしっかりと伝わり、そこからさらに次の世代へと受け継がれていくように思います。
エピソードや話の軸のてんこ盛り
期待しすぎたのか、凡庸な作品で失望。
やはり良くも悪くも、やはり吉永小百合は吉永小百合であり、のんはのんだった。そのためか、この二人の青年期から壮年期へのスムーズな流れが今ひとつだった。
あれだけ結束を誇った女性登山隊が、エベレスト登頂の後に仲違いして疎遠になるシーンは、おそらくそういうことが実際にあっただろうとは思うが、そこにリアリティが欠けているように見えてしまうのだ。
そして、なぜ“田部井”てはなく“多部”なのか。それが最初からずーっと引っかかっていた。
NHKの朝ドラもそうだが、なぜ“ラフカディオ・ハーン”ではなく“レフカダ・ヘブン”なのか。なぜ“やなせたかし”ではなく“やないたかし”なのか。
「この作品は実話ではなくフィクションだから」という理由は分からないではないが、何か釈然としないものが残る。
本来は⭐️2個といったところだが、80歳という年齢にも関わらず熱演をした吉永小百合に⭐️1個を捧げる。
やりたいことをやる
女神降臨
女性初のエベレスト登頂という、マコちゃんのような女性を、小百合ちゃんが演じています。
実際に和泉雅子がテレビドラマで演っていれば、なかなか良い作品になったかと思いますが、映画で吉永小百合が演じるとなれば、少々意味合いが違ってきます。
おそらく大抵の方は、映画ではなく吉永小百合を観にいらしているわけで、作品の出来不出来はオマケのようなものです。
肝心なのは、小百合ちゃんが我々の求める吉永小百合かどうかです。
今作のような個性的な女性は、素の小百合ちゃんに近いのかもしれませんが、世間一般の吉永小百合像とは違うかなと思いました。
何処か掴みどころのない、雲のような女性を小百合ちゃんは上手く演じていると思います。
かなり熱烈なファンは女優としての新境地を求めるのでしょうが、私のような不特定多数ファンは吉永小百合でいることだけを望んでしまいます。
映画の中の吉永小百合。
それは、筆舌に尽くしがたい辛苦を女神の微笑みで耐え忍んできた、古き良き時代の日本女性の鑑。
それ以外にはありません。
変に若作りして、普通のおばさんと呼ばれる女性を、吉永小百合が演じる理由が解りません。
実年齢と同じ役を演じれば、今でもこの世のものとは思えないほど美しいのです。
そして親友役に若い女優を配する理由も解りません。
松原智恵子だって、梶芽衣子だって、浅丘ルリ子だっているのです。
ルリ子さんが小百合ちゃんを見つめるシーンなんて、往年の映画ファンには涙無しでは観られないはずです。
とかなんとか言いつつ、前人未踏の記録を樹立し続ける小百合ちゃんを、我々は跪いて迎えなければなりません。
ファミリーヒストリー‼️❓素晴らしきかな人生‼️❓
優れた登山家が持つある種の無邪気さが上手く表現されていました
優れた登山家って結構身勝手で腹が立つことも多いけれど、何故か憎めないキャラが多い気がします。
8000メートル峰に極地法で登る以上、登頂者は氷山の一角、水面下にいて世間からは見えないメンバーの方が多くなることに改めて気付きました。それでも遠征費の負担はおそらく同額で、広江さんのやるせなさと、広江さんのやるせなさを思う純子さんのやるせなさに胸が痛みます。
それは純子さんの旦那さん然り。
佐藤浩市さんが演じたあのご主人はホントに凄いと思いました。
それだけの人にそう思わせる純子さんもまた凄い。
終盤の息子さんのセリフ
「どこの山に登ってんだよ。どこの山に誰と登ってんだよ。」
泣くところではないと思いますが涙が溢れました。
いろんな意味で諦めないことの大切さを改めて気付かされた作品でした。
てっぺんの向こうにあなたがいる
人生の“てっぺん”を越えたその先に、何が待っているのでしょうか?
ミスキャストだと思う
治療のための治療はしたくない
初めの登頂シーンで引っ掛かったのが白と黒のコントラストがきれいですだ、まだ薄暗かったからきれいに見えないだろと心が呟いた。前半は実際の田部井さんの映像をドキュメンタリータッチで紹介していたがあそこだけで言うなら女にも力があると誰も文句がつけれない形で世に知らしめた礎となった人と脳裏に浮かんだ。向こうに居たのが嫉妬や妬みかもしれない、けれどそれを許し合える伴侶や子供の存在が自分の支えとなったことを言いたかったのかなと浮かんだ。フィクションだけにガンの闘病と登山との兼ね合いに違和感を感じたが、富士山をまるで遠足のようにしたのは上手いと思えた。あれは現在の高齢化社会の医療現場の核心を突いた台詞だった。
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