てっぺんの向こうにあなたがいるのレビュー・感想・評価
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高齢者でも安心して観られる「小百合」映画です
1975年、女性で初めてエベレスト登頂に成功した「田部井淳子さん」についてフィクションを交えて描いた吉永小百合主演の映画です。
・公開初日の鑑賞。劇場は中高年女性が大部分で席の6割方が埋まっていました。
・映画はエベレスト登頂した若い世代の時代を「のん」が演じ、晩年時代を「吉永小百合」が演じています。
・1970年代は女性社会進出がまだ進んでいない時代に「エベレスト」登頂するという時代の先端を進む女性である主人公だが、グループ登頂を目指していたものの、雪崩に合うことに伴う必要物資の不足などのトラブルにあい、結局主人公一人のみが登頂アタックに挑んで成功し、名声を得るが、仲間は登頂できなかったため、その後仲間のグループ内での軋轢を生む等の人間関係のドラマ展開があります。
・しかし夫(佐藤浩市)、娘(木村文乃)、登山仲間の記者(天海祐希)などに支えられながら、晩年時代は闘病生活を続けながら、登山を通じた社会奉仕活動を進めていきます。
・また、急峻な山々を登山するようなスリルを描く場面展開は少なく、ヒューマンドラマの方に重点を置いています。
・吉永小百合主演の映画は、「心が温かくなる」ような映画が多く、この映画も該当しますので、子供から高齢者まで安心して観られるものと言えます。
よっこらしょ、どっこいしょ。
自分の人生を生き抜いた女性のドラマ
人生は登山 女性登山家の意志の力描く
女性で初めて世界最高峰エベレストおよび七大陸最高峰の登頂に成功した登山家・田部井淳子(1939~2016年)をモデルに、人生のための登山を貫徹した女性登山家の意思力と家族との絆を描いたヒューマンドラマ。阪本順治監督は、主人公の多部純子役に吉永小百合、のん(青年期)の二人を配し、主人公が20代から晩年まで山に登る楽しさと挑戦する登山に懸けた情熱、大自然への畏敬、家族関係などを淡々と、しかし深い敬意をもって描いている。
夫・正明(佐藤浩市)が少年期に脊椎カリエスで入院生活を経験。その闘病を経て登山にチャレンジするまでに体力を取り戻したことに敬意を抱く純子。二人の夫婦の関係が物語の骨格と思われる。二人が人生で直面する困難さと弱さから逃げずに、希望を継続する“意志の力”を物静かな正明の内面にもあることを佐藤浩市がしっかり届けてくれる演技が印象に残った。信頼と忍耐、苦しみの中での生きる尊さに励ましを受ける作品でした。
生き方も、登山も、真摯で真剣!
試写会で観ました。
エベレスト登頂の話ではあるけれど、田部井淳子さん自身や家族、人間関係を描きながらの葛藤や愛情、暖かさが伝わってきました。
田部井さんの山への真摯な姿に、感銘しました。
吉永小百合さんのラストシーン、病人役作りにプロの女優魂を見ました!
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