てっぺんの向こうにあなたがいるのレビュー・感想・評価
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エベレスト世界初登頂の女性なんだけど・・・イマイチ
1975年、エベレスト日本女子登山隊の副隊長兼登攀隊長として、世界最高峰エベレストの女性世界初登頂に成功した多部純子。その偉業は世界中で称賛され、純子は一躍有名になったが、一緒に登った他のメンバーからの嫉妬や息子の反発など暗い部分も有った。晩年には癌による闘病生活を送りながら、余命宣告を受けた後もなお山に登り続けた、登山家・田部井淳子をモデルにした事実を元にしたフィクション。
多部純子役の吉永小百合が124本目の映画出演作との事。ただただすごい。
80歳になるのに64歳の佐藤浩市との夫婦役がそこそこ観れたのは驚異の若さだと思った。
エベレストから帰って、嫉妬など大変だったんだというのもわかった。小さな子供が居るのに半年も家を空ける母親、って50年前には考えられなかったんだろうな、と思った。
晩年のチャリティーコンサートで素人の歌聞いてどんなんだろう?
世界初エベレスト登頂女性というのはわかったが、そこはあっさりしてて、それ以降がイマイチだった。
あんなに人の少ない富士山、っていつロケしたんだろう?という疑問が頭から離れなかった。
のんも雪山登山頑張ってたし、娘役の木村文乃も観てて癒された。
てっぺんではきっとみんなの笑顔が浮かび、万歳三唱をあげて歓びを分かち合ってるんでしょうね。
震災にあった高校生の富士登山の企画は田部井さんが絡んでいたんですね。
ニュースで観て企画は知っていましたがこの作品を観て改めて想いが伝わってきました。
登山と人生は同じ。色々あるけど最後は笑って過ごせる。
美しい景色を眺めれば苦労や疲れも吹き飛ぶ。そしてまたチャレンジしたくなると。
いろんな愛が描かれていましたが、他者への愛が素晴らしい。
自分1人の力ではない。いろんな人が背中を押して、手を引き励まし合い、待っていてくれるから続けられる。
『みなさん本当にありがとう。百万遍もありがとう。』
行き着くとこは感謝の気持ち。
いろんな人に感謝の気持ちを伝えたくなる作品です。
「家族の日常じっくり」
やっぱり夫婦愛
見どころはいろいろですが、行き着く所は夫婦愛ですね。「ありがとう」純粋に感動しました。一緒になれて良かったと妻に言いたいですし、妻からも言ってもらえるように、これからも過ごして行きたいです。
キャストは80歳の主演女優吉永小百合さんも立派ですが、わたしはのんさんの凄さを改めて感じました。「さかなのこ」もすげぇーと思いましたが、あの時代に生きていた女性を再現して、ここまでハマるかと感服しました。フィンガー5みたいなサングラスは愛嬌ですね。隊員の皆さんは失礼ながら時代背景から赤軍の戦士みたいにも見えたりして、そしてやっぱりあった隊員同士、女性同士の確執と破綻。しっかり描かれていました。
若葉さんは微妙な立場の息子役、好演でした。なんかアラカワアオに見えてくるのは仕方ないのですが、こんな商業大作映画に出るまでになったんだなぁと、ますますファンです。
佐藤浩市さんは小百合さんより実年齢はかなり下だと思いますが(老けるために白髪にしたのか?)、いい夫役を素晴らしコンビで演じられてました。若い頃のプライドを捨てるのは大変だったことは、案外とサラッと描かれてましたが、温厚で妻思い、わたしも見習いたいです。
阪本監督はさすが大御所です。下手するとベタベタになりそうな物語をしっかりとした作品にまとめてました。いろいろな世界を描いている巨匠だと思いますが、オーソドックスな演出と言っていいのでしょうか(ただわたし的な阪本監督のベストは今作ではないです)。セットとか小道具とか衣装とか、細部までしっかりしてました。昭和と言う時代の社会的な空気感、懐かしくも恥ずかしく思い出しました。
一言で言えば、とても面白かったです。お勧めしたいです。あの4000万、いつの間に? ちょっとだけ不思議でした。
田部井さんもそうですが、今はガンに限らず、しっかりと告知をして、今後の人生を家族含めて向き合って行くことが普通だと思います。わたしの実母は1980年代後半にガンを患い、3年半闘病しました。本人への告知は最後まで行われませんでした。もし、発覚後すぐに本人への告知をしていたら、わたし(家族)はどう向き合えたのか、母にとってはどっちが幸せだったのか、「てっぺんの向こうにあなたがいる」を観ながら改めて考えました。
てっぺんのさき、だな…
『自由になれた気がした「ピアス』の反抗」
1975年女性初のエベレスト登頂を成功した多部純子と支える家族、エベレスト登頂時の取材で出会い、後の親友となる北山悦子の話。
時は経ち2010年に患ってしまう大病、その大病と戦いながら好きな登山を全うし、有名になってしまった母を持つ息子・真太郎の苦悩と反抗、足指を失い妻・純子を支える側となる夫・正明、人のものとなってしまったと母を遠くに感じる娘・教恵を絡め見せる…。
病気を患っても下を向かず前向きな純子の姿がいい!病気を知り悦子を誘い行った山でのテント、全てを語らなくても何かを悟ってる悦子の振る舞いにも少し泣けてくる。
有名な母を持つ息子に起こる比較から来る反抗、時は経ち自身も登山家、母のやりたい事のサポートへと回る姿、なくした手袋…母・純子から息子・真太郎へつけてあげる手袋のシーンはグッときた。
純子を優しく見守る正明の姿も良かった。
高齢者でも安心して観られる「小百合」映画です
1975年、女性で初めてエベレスト登頂に成功した「田部井淳子さん」についてフィクションを交えて描いた吉永小百合主演の映画です。
・公開初日の鑑賞。劇場は中高年女性が大部分で席の6割方が埋まっていました。
・映画はエベレスト登頂した若い世代の時代を「のん」が演じ、晩年時代を「吉永小百合」が演じています。
・1970年代は女性社会進出がまだ進んでいない時代に「エベレスト」登頂するという時代の先端を進む女性である主人公だが、グループ登頂を目指していたものの、雪崩に合うことに伴う必要物資の不足などのトラブルにあい、結局主人公一人のみが登頂アタックに挑んで成功し、名声を得るが、仲間は登頂できなかったため、その後仲間のグループ内での軋轢を生む等の人間関係のドラマ展開があります。
・しかし夫(佐藤浩市)、娘(木村文乃)、登山仲間の記者(天海祐希)などに支えられながら、晩年時代は闘病生活を続けながら、登山を通じた社会奉仕活動を進めていきます。
・また、急峻な山々を登山するようなスリルを描く場面展開は少なく、ヒューマンドラマの方に重点を置いています。
・吉永小百合主演の映画は、「心が温かくなる」ような映画が多く、この映画も該当しますので、子供から高齢者まで安心して観られるものと言えます。
よっこらしょ、どっこいしょ。
自分の人生を生き抜いた女性のドラマ
人生は登山 女性登山家の意志の力描く
女性で初めて世界最高峰エベレストおよび七大陸最高峰の登頂に成功した登山家・田部井淳子(1939~2016年)をモデルに、人生のための登山を貫徹した女性登山家の意思力と家族との絆を描いたヒューマンドラマ。阪本順治監督は、主人公の多部純子役に吉永小百合、のん(青年期)の二人を配し、主人公が20代から晩年まで山に登る楽しさと挑戦する登山に懸けた情熱、大自然への畏敬、家族関係などを淡々と、しかし深い敬意をもって描いている。
夫・正明(佐藤浩市)が少年期に脊椎カリエスで入院生活を経験。その闘病を経て登山にチャレンジするまでに体力を取り戻したことに敬意を抱く純子。二人の夫婦の関係が物語の骨格と思われる。二人が人生で直面する困難さと弱さから逃げずに、希望を継続する“意志の力”を物静かな正明の内面にもあることを佐藤浩市がしっかり届けてくれる演技が印象に残った。信頼と忍耐、苦しみの中での生きる尊さに励ましを受ける作品でした。
生き方も、登山も、真摯で真剣!
試写会で観ました。
エベレスト登頂の話ではあるけれど、田部井淳子さん自身や家族、人間関係を描きながらの葛藤や愛情、暖かさが伝わってきました。
田部井さんの山への真摯な姿に、感銘しました。
吉永小百合さんのラストシーン、病人役作りにプロの女優魂を見ました!
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