てっぺんの向こうにあなたがいるのレビュー・感想・評価
全126件中、81~100件目を表示
期待しすぎたのか、凡庸な作品で失望。
やはり良くも悪くも、やはり吉永小百合は吉永小百合であり、のんはのんだった。そのためか、この二人の青年期から壮年期へのスムーズな流れが今ひとつだった。
あれだけ結束を誇った女性登山隊が、エベレスト登頂の後に仲違いして疎遠になるシーンは、おそらくそういうことが実際にあっただろうとは思うが、そこにリアリティが欠けているように見えてしまうのだ。
そして、なぜ“田部井”てはなく“多部”なのか。それが最初からずーっと引っかかっていた。
NHKの朝ドラもそうだが、なぜ“ラフカディオ・ハーン”ではなく“レフカダ・ヘブン”なのか。なぜ“やなせたかし”ではなく“やないたかし”なのか。
「この作品は実話ではなくフィクションだから」という理由は分からないではないが、何か釈然としないものが残る。
本来は⭐️2個といったところだが、80歳という年齢にも関わらず熱演をした吉永小百合に⭐️1個を捧げる。
やりたいことをやる
女神降臨
女性初のエベレスト登頂という、マコちゃんのような女性を、小百合ちゃんが演じています。
実際に和泉雅子がテレビドラマで演っていれば、なかなか良い作品になったかと思いますが、映画で吉永小百合が演じるとなれば、少々意味合いが違ってきます。
おそらく大抵の方は、映画ではなく吉永小百合を観にいらしているわけで、作品の出来不出来はオマケのようなものです。
肝心なのは、小百合ちゃんが我々の求める吉永小百合かどうかです。
今作のような個性的な女性は、素の小百合ちゃんに近いのかもしれませんが、世間一般の吉永小百合像とは違うかなと思いました。
何処か掴みどころのない、雲のような女性を小百合ちゃんは上手く演じていると思います。
かなり熱烈なファンは女優としての新境地を求めるのでしょうが、私のような不特定多数ファンは吉永小百合でいることだけを望んでしまいます。
映画の中の吉永小百合。
それは、筆舌に尽くしがたい辛苦を女神の微笑みで耐え忍んできた、古き良き時代の日本女性の鑑。
それ以外にはありません。
変に若作りして、普通のおばさんと呼ばれる女性を、吉永小百合が演じる理由が解りません。
実年齢と同じ役を演じれば、今でもこの世のものとは思えないほど美しいのです。
そして親友役に若い女優を配する理由も解りません。
松原智恵子だって、梶芽衣子だって、浅丘ルリ子だっているのです。
ルリ子さんが小百合ちゃんを見つめるシーンなんて、往年の映画ファンには涙無しでは観られないはずです。
とかなんとか言いつつ、前人未踏の記録を樹立し続ける小百合ちゃんを、我々は跪いて迎えなければなりません。
ファミリーヒストリー‼️❓素晴らしきかな人生‼️❓
優れた登山家が持つある種の無邪気さが上手く表現されていました
優れた登山家って結構身勝手で腹が立つことも多いけれど、何故か憎めないキャラが多い気がします。
8000メートル峰に極地法で登る以上、登頂者は氷山の一角、水面下にいて世間からは見えないメンバーの方が多くなることに改めて気付きました。それでも遠征費の負担はおそらく同額で、広江さんのやるせなさと、広江さんのやるせなさを思う純子さんのやるせなさに胸が痛みます。
それは純子さんの旦那さん然り。
佐藤浩市さんが演じたあのご主人はホントに凄いと思いました。
それだけの人にそう思わせる純子さんもまた凄い。
終盤の息子さんのセリフ
「どこの山に登ってんだよ。どこの山に誰と登ってんだよ。」
泣くところではないと思いますが涙が溢れました。
いろんな意味で諦めないことの大切さを改めて気付かされた作品でした。
てっぺんの向こうにあなたがいる
人生の“てっぺん”を越えたその先に、何が待っているのでしょうか?
ミスキャストだと思う
治療のための治療はしたくない
初めの登頂シーンで引っ掛かったのが白と黒のコントラストがきれいですだ、まだ薄暗かったからきれいに見えないだろと心が呟いた。前半は実際の田部井さんの映像をドキュメンタリータッチで紹介していたがあそこだけで言うなら女にも力があると誰も文句がつけれない形で世に知らしめた礎となった人と脳裏に浮かんだ。向こうに居たのが嫉妬や妬みかもしれない、けれどそれを許し合える伴侶や子供の存在が自分の支えとなったことを言いたかったのかなと浮かんだ。フィクションだけにガンの闘病と登山との兼ね合いに違和感を感じたが、富士山をまるで遠足のようにしたのは上手いと思えた。あれは現在の高齢化社会の医療現場の核心を突いた台詞だった。
田部井淳子さんの人生
てっぺんの向こうにいるのは誰?
てっぺんの向こうにあなたがいる(映画の記憶2025/11/1)
なんか泣けました
2025年劇場鑑賞304本目。
エンドロール後画像有り。
1本前にも富士山登る映画観たなぁ。
そっちは全然刺さらなかった(バスで登ったからかな(笑))のに対してこっちは実話だと思うとちょっとした会話でも泣いてしまいました。と思ったら実話を基にしたフィクションですと最後に出てきてちょっと萎えました。朝ドラみたいなことなんでしょうが。
吉永小百合80歳近いのに、夫役の佐藤浩市と親友役の天海祐希が60歳近いのに違和感があり、若い頃はのんと工藤阿須加という30歳位の俳優で歳合わせてるから尚更です。でもモデルの方も80歳近かったので、逆に周りが若すぎたみたいです。
序盤はのんの方が出番多くてこれのんが主役なのに吉永小百合が強くてクレジット押しやられたのかなと邪推しましたが、後半はちゃんと吉永小百合の映画になっていて一安心。
吉永さん正統派作品。ホントは普通の3ですが 最後の 『事実を基にしたフィクションです。』表示が良かった。
イヤイヤ 映画の物語というのは
実在の人物だろうと 実在の史実であろうと
全部 脚本に基づく
フィクションです。その当たり前のことを言う気遣いが良かった。一応 based on
まあ 実際は 存命中の人物だったり 敢えて挿入した人物
誇張した表現 つまり コレが本当のまんまだと理解されると不都合と言う気遣いだと思う。
つまり 田部井淳子さん【昭和50年代 ガキだった人は 名前だけは聞いたことがある認知度が75%くらいあると思う】
では無いのだよ 多部純子さんが主役
エベレスト 女子初。と言う史実に基づくフィクション
その困難さ は少しだけ
むしろ 家族関係含めた 人間関係&生き様作品。
まさに そこに山があるから作品
コレが マジで ザ吉永小百合さま映画。🟰吉永小百合
っーか 吉永小百合の生き様じゃ無いの的
レイトショーなので観客は少なかったが
その全員の観客の期待に応える 吉永小百合が観たい映画 &好感度高い天海祐希さん &のんさん
なんか 同僚にしては 吉永小百合さんと天海祐希さん 年齢離れすぎの気が
吉永小百合さんは白黒テレビ時代『橋幸夫さんとの いつでも夢♪を』オリンピック前からだし 天海祐希さんはもう平成でしょ
全然世代違うのにビックリ🫨
でも 皆んな 観客は 全員 吉永小百合さんの真っ当さ が観たい人ばかり 皆んな静か
でも俺的に胸を打ったのは 吉永小百合さんでも天海祐希さんでも 堅実の佐藤浩市さんでも無く
若葉竜也さん演じる息子役の 強烈な反抗期 &大人への成長
わかるわかる 葛藤した時期があったからこそ 真の親子🧑🧑🧒🧒 真の母親への労わり。
有料パンフ🈶@990は まあお年寄りにも格安で 文字も多すぎない 優しいパンフ。リアル息子さんインタビューあり。
まあホームページもわかりやすいけど 昭和世代は やっぱり紙📃ですね。
そこに撮影秘話が載ってたよ❗️ 撮影地は・・・
まあ 映画に 真っ当さを求める人のための 昔のNHKみたいな作品。吉永さん124作 あと6作は主役で行ってほしい。
そのあとは 田中絹代さん『サンダカン八番娼館 望郷』みたいに 心機一転でも良いのでは・・・
でも アタックは 単独では無く2人で良かったと思う シェルパいるのだから【スクリーンで確認を】
田部井淳子さんの半生を描いた作品。
田部井さんといえば生前、田中陽希君の山番組のナビをやっていてよく見たし
また東北地震の後、東北の高校生と一緒に富士登山すると言って、病が悪くなって
「もう6合目まで行くのも必死」と奮闘してる姿を見ていた。
木下直哉氏(キノシネマなど木下グループ代表)は、この人を映画の題材に取り上げてくれてありがとう。
おかげで、エベレストに登る準備の大変さや、エベレストアタックに岩田広江さんも挑む予定がやむなく下山となってしまったこと、田部井さんは生前ずっとその岩田さんの墓参りをしていたこと、田部井さんのご主人も高校時カリエスだったが克服した(ちなみに私の敬愛する三浦綾子光代夫妻は若い頃やはりともに結核で死線をさまよいキリスト教に入信)こと、など初めて知ることができた。
田部井さんの歌をうたう時の衣装も歌も決まっていた(実際は吉永小百合が演じているが)。
のんさんは、田部井さんの若い頃を演じたが、生命力にあふれる感じがよくでていて良かった。
この映画は、初見は茅ヶ崎イオンシネマだったが、キノシネマみなとみらいでも見てみようと思った。
山に登りたくなったので、大山あたりにヒルに気をつけて
登りに行くかな。
主人公に反発して離れていったメンバーの気持ちが分かってしまう
主人公が、1975年に、女性として初めてエベレストの登頂を果たすまでを描いた序盤の展開は、男性優位の社会に抗って、女性だけのグループが偉業を達成する様子が面白い。
その後、登頂した主人公だけに脚光が当たることに反発したメンバー達が、主人公のことを非難すると、「そんな仕打ちを受けたら、自分だったら登山家をやめるだろう」と思われて、主人公がどのようにして立ち直り、登山家を続けることになったのかが気になった。
ところが、そんな経緯はまったく描かれず、主人公が、何事もなかったかのように登山家として活躍していることが分かると、彼女が味わった確執や挫折は何だったのかと、拍子抜けしてしまった。
次に、主人公の息子が、高校生の時に、母親が有名人であるがゆえにグレる様子が描かれるのだが、この騒動も、何となく丸く収まってしまって、どういう経緯で彼が更生したのかが描かれなかったのは、物足りないとしか言いようがない。
やがて、ガンで余命宣告を受けた主人公が、東日本大震災の被害地となった福島の高校生達を、富士登山で励ますイベントに打ち込むようになると、彼女のバイタリティーには感心するものの、子供達に教えるべき山の素晴らしさや厳しさのようなものが今一つ伝わってこなかった。
それどころか、登山のインストラクターとしてイベントをサポートする親孝行の息子や、主人公のことを献身的に支え続けてきた理解のある夫だけでなく、今も主人公と一緒に山に登ってキャンプをする女性記者の姿を見ると、主人公が、家族や友人に恵まれ過ぎているように思われて、何だか、彼女に反発して離れていった登山仲間の気持ちが分かるような気分になってしまった。
それから、主人公がホスピスに入所してからのエピソードだが、寝言を言ったり、エベレストの絵を描いたりする描写が冗長に感じられて、不謹慎だが、「一体いつになったら亡くなるんだ」と、少しイライラしてしまった。
全126件中、81~100件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。












