劇場公開日 2025年10月31日

てっぺんの向こうにあなたがいるのレビュー・感想・評価

全132件中、41~60件目を表示

3.0女たちのプロジェクトが辿った「谷」について知りたかった

2025年11月10日
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鑑賞方法:映画館

原案となった田部井淳子さんの著書は未読。
キャスト陣から想像した通りの「良い話」でした。
が、劇中に散りばめられたエベレスト登頂に至るまでのエピソードが面白すぎて、
なぜここにフォーカスを当てて作ってくれなかったのかと残念でならない。

女だけで資金を調達して、女だけで世界の最高峰を踏破する。
こんなビッグプロジェクトを成し遂げて、その後グループが瓦解していく様子を
なぜ克明に描こうとしなかったのだろうか?と不思議でならない。
(トラブルのために、登頂アタックから外された広江さん役の円井わんの押さえた演技が良かった。彼女が田部井淳子を演じる作品であっても良いのではないかと思ったくらいである。)

女が事業を成し遂げるとき、そこに立ちふさがる壁をいかに乗り越えるのか。そして、乗り越えられなかった女がどう生きたのか。
エベレスト登頂成功の陰に、夢を田部井ひとりに持ち逃げされたように感じた女たちがいたことに触れたのなら、もう少し踏み込んで描くべきではなかったのかと感じてしまった。

田部井夫妻の出会いのシーンの美しさや、
グレかかった息子さんが立ち直って母の意思を継いでゆく様など、
「良い話」に持って行きたい指向は理解できるけれど、
時代はそんなに悠長にラッキーな展開を夢想できるほど幸せですか?と思うのです。
むしろ、なぜ絆を結んだと思った友人たちと袂を分かってでも
先に進むパワーの根源を探ることの方が時代の要請ではないのかと感じた映画でした。

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Yoko

4.0危険!サユリストは読まないでください。

2025年11月9日
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泣ける

笑える

この何年か、吉永小百合の作品を欠かさず観ている。とても面白い。

「シベ超」や「ペキフー」が楽しいという意味で面白いのだ。

そして水野晴夫の演技が素晴らしいと同じ意味で吉永小百合の演技が素晴らしいのだ。

芸歴70年近く、100本以上の映画に主演していてこれだから、驚異的だと思う。

しかし本作は想定外に良い話でした。

震災後だと思うんだけど、福島駅の新幹線ホームで田部井さんをお見掛けしたこともあり、なかなか興味深い、そしてもろもろの要素を盛り込んだグッドムービーでした。

大きくわけて、1975年ころの「のんパート」と2010年からの「吉永パート」が交互に描かれるのだけど、田部井女史のエキセントリックな(常識から飛び出た)部分をのんが好演していたし、野球選手工藤の息子さんもとてもよかった。

ストーリー自体、ウーマンリブ草創期のあれこれあり、家族の絆のあれこれあり、震災後の活躍アリ、夫婦の愛アリで、単純に感動できるシロモノでした。

しかしそれでは済まないのが吉永映画の真骨頂。

この母ちゃん(のん)の息子として生まれたらグレるかもしれんと思わせるのだけど、吉永パートになるといつも通りの完全無傷の吉永なので、息子がグレるわけないじゃんというネジれ現象。

いよっ、待ってましたという気分です。

末期のガンだってのに、髪の毛ふさふさで決して貧相にならない吉永。

床ずれ防止にバスタオルを腰にいれるほどなのに、寝ぼけて思いっきり元気なバンザイをする吉永。

山の上なので、まわりを見まわして誰もいないのを確認してから、佐藤浩市のほっぺにチュッとする吉永。

この辺りを観たくてお金払いましたのよ。

本筋的には和泉雅子さん主役で観たかったなって感じ。

それに天海祐希とのコンビ部分は、いつスカイダイビングするんだろうって思っちゃうからこういうキャスティングはやめてほしい(笑)

劇場は高齢者しかいませんでした。ほぼおじいちゃんたち。やや高齢者夫婦。

シベ超ファン、ペキフーファン、サユリスト、仲良し夫婦を何十年もやってきた方々におススメです。

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バビ

4.0家族の映画であり夫婦の映画であり好きな事を貫く映画である

2025年11月9日
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主演吉永小百合だけど、出演者みんなにストーリーがあって誰が主役って言ってもいいんじゃないかと思う。
朝ドラになってもいいような生涯を描いたストーリーだったけど、朝ドラにしちゃうとヒロインが最初から最後まで1人で演じるのが常で、終わりが老人コスプレになってるけど、ちゃんと俳優を切り替えるこの映画が正解で全く違和感なし。
特にのんさんと吉永小百合さんの方言のイントネーションが全く同じに感じたし、時代が頻繁に変わる演出で、俳優が変わるとおかしくなりそうなのに全く違和感がなかった。
1人の人生を描いたので亡くなって終わりに行くのかと思っていたけど、そうじゃなくて、最後の若いのんさんと工藤阿須加さんの♥と現在の吉永小百合さんと佐藤浩市さんの♥で終わるのが最高でした。
妻と観に行って良かった。

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キングボルト

4.0この家族愛はドキュメンタリーなのか?

2025年11月9日
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タイトルから想像してたのは、婆さんの旦那がエベレストに登るのを応援するラブコメディ。楽しそうだなと期待しながら着席。
吉永小百合演じる多部純子が2010年に余命3ヶ月の癌と診療されたのに、医者の言葉を信じなかった。それ、やばくない?一緒にいた佐藤浩市演じる旦那の正明が、妻の気持ちを受け入れていた。自分的にはもっと医者の言葉を受け入れて闘病するべきだと話しそうだったなぁ。1975年に、なん演じる純子がエベレスト登頂。あら、過去の話だったのね。そもそも田部井淳子の事は知らなかったからな。女子だけの登山隊があるなんて驚いた。その上、事件があって純子だけが登頂したのも意外だった。エベレストへの女子登頂は世界初だったんだ。とにかく家族が純子を信頼していたのが良かった。ただ息子の真太郎は、高校生の時、出ていった。怒ってばかりの奴だったな。とにかく正明との関係が素晴らしかった。ずっと楽しかったのに、最後はウルッとしちゃいました。

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涼介

3.5吉永小百合さんの話し方やその言葉遣いがとっても心地いい

2025年11月9日
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吉永さんの大ファンで楽しみにしていた新作、安定の良作でした、ホントいつまで経っても綺麗でカワイイ人だなぁとしみじみ思いました

そんな吉永さんが今回演じるのは実在した方で女性初のエベレスト&七大陸最高峰の登頂に成功した登山家・田部井淳子さん、女性だけでの海外遠征や最高峰の登山活動をけん引するアクティブな女性を力強く演じています

1960年代当時の女性だけでの登山活動は周囲からも理解を得るのが難しく、苦労の連続だったとか、エベレストに登頂成功したものの結果として仲間と決裂し皆が離れていってしまったとかという人生が描かれるけど、彼女を最後まで支えてくれたのは家族、特に佐藤浩市さん演じる旦那さんがすごくいい人で良かったね、という感じです

作品自体は可もなく不可もなく、本来ドラマチックな人生なのにその辺はバッサリ省き、家族との人生を描く事にフォーカスしているため、大して見どころがあって盛り上がるわけでもなく淡々と進むので、いたって普通の平均的な作品となってしまっており、退屈に感じる人も多いかと思います

観ていていくつか思ったこと
主人公が周りの仲間を失うくだりは一方的に周囲の側がクレームや妬み、嫉妬心で去ったような描き方をしていたのに違和感を感じた、あれだけ人数がいたのに誰一人味方につかなかったのは何かしらの理由があったんじゃないのか、その辺を描かなかった理由は何でしょう?

そしてその後から七大陸登頂制覇は誰とどうやって実現させたのか、そのへんのくだりが全く描かれなかったのはどういうこと?
と、そりゃテーマがそこじゃない、という作りなのは観ていれば解るけど、だとすれば誰が何のためにこの作品作りたかったの?と思っちゃいます

何にしても、旦那や子供達がホントに優しくてよかったね、彼らに最後まで支えられた人生だったよね、感謝しなきゃね
逆に主人公本人は好き勝手でやりたい放題の身勝手なキャラクターに見えてしまっていたけど、ホントにそれで大丈夫?本当は違うんじゃないかなとすごく気になりました

そして一番印象的だったのは吉永さんの青年期を演じたのんさん、吉永さんの役まんまだったのにビックリ、ホント上手な役者さんだと思った

主人公キャラが吉永さんのサバサバした雰囲気とカブっていてすごくリアルに感じた、そこも のんさんが同じ雰囲気を出していたのが素晴らしかった

主人公の旦那を演じた佐藤浩市さんは吉永sんとの年齢差は感じず、むしろ佐藤さんの方が年上に見えるぐらいの爺さんぶりだったけど、役そのものに合ってなくてイマイチだった

ま、でも普通に楽しめる作品だった、偉業を達成した伝記映画ではないってことだけであうかね、個人的にはそっちが観たかったので

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Jett

5.0大谷翔平より(多分)世界的には有名なスーパースター

2025年11月8日
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泣ける

幸せ

癒される

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シンクン

4.0いろいろな夫婦の形、家族の形

2025年11月8日
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笑える

幸せ

カワイイ

1975年、エベレスト日本女子登山隊の副隊長兼登攀隊長として、
世界最高峰エベレストの女性世界初登頂に成功した多部純子。
その偉業は世界中を驚かせ、純子自身や友人、家族たちに光を与えたが、
同時に深い影も落とすこととなった。
登山家としての挑戦はその後も続き、晩年には闘病生活を送りながら、
余命宣告を受けた後もなお、純子は笑顔で周囲を巻き込み、山に登り続けた。

といったあらすじ。

これ実話ベース。
いろいろな夫婦の形、家族の形があるもんだな、と思った。
ただ、闘病生活を送りながらも、ポジティブに取り組み、山に登る純子。
そんな命を燃やしながら前に進む彼女を支える夫や娘、息子。
「よっこらしょ」「どっこいしょ」と掛け合う夫婦。ほほえましい。

そこに至るまでにいろいろな困難があったけど、
素敵な家族愛が描かれた良作でした。

主人公の純子さんは吉永小百合さんでしたが、青年期はのんさん。
あの天真爛漫ぶりは、のんさんぴったりでした。
一方、吉永小百合さんの変わらぬ若さ、そして言葉の重さ、感動です。

それを支える夫は佐藤浩市さん、渋いなぁ~。
あんな優しい旦那さん、他にもいる?笑
この手の作品を見ると、嫁さんに冷たい?自分を反省してしまう笑

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よっしぃ

4.0ちょっと違和感

Nさん
2025年11月8日
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吉永小百合がいかに若く美しいからといって、なんか天海祐希と近い友達感なのは違和感ですな。実際何歳差の設定なんだろう。のんちゃんが童顔だから若く感じてしまうが実際は36のときに登頂してるのかぁ。

さて、ストーリーは登山サクセスストーリー!なのかと思ったら、田部井さんの生き様がいろんな角度で描かれて、登山も終わったあとの関係の崩れっぷりとか結構辛辣な感じもありいろいろ感じました。

佐藤浩一のお父さんがとにかく優しくてカッコよくて、その横で笑顔でいる吉永小百合さんが素敵で、それが映画の一番好きなところでしたね。あんなお父さんになって、仲良く添い遂げたい。若葉竜也や木村文乃も含めて、素敵な家族映画でした。

パワーのあるお母ちゃんすごいなぁ。自分の好きなことをとことんやらなきゃね。自分の人生だもんね。

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N

4.0命を燃やし人生を全うした1人の女性の物語

2025年11月8日
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Bell

3.0ちょっとモヤモヤした

2025年11月8日
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泣ける

楽しい

想定内の内容でした
様々なトラブルが発生します
発生原因には複雑な要因があるのでしょう
なんとなく描かれているので一部は自分の想像で補完する必要があります
問題解決できたり未解決のままだったりします
そのすべてがなんとなく解決したり
未解決のまま時間が過ぎて行くので
補完するけれどもう少し情報が欲しくてモヤモヤします

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宝山盛

3.0山好きなら共感できるな、山映画なのか…?

2025年11月7日
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単純

癒される

内容は実話を元にしているため、すごい驚きがあったりという訳ではなく、淡々と進んでいきました。山映画、山の映像を巨大なスクリーンで!と期待していると、残念な感じがしますが、一人の女性の生涯としてみると、家族や友人関係、夢への挑戦など私たちの日々と重なるところがありました。もう少し、登山人生を丁寧に掘り下げて表現して欲しかったです。

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みーちゃん

3.0山映画ではありません

2025年11月7日
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Leojiji

4.0心打つ夫婦愛

2025年11月7日
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幸せ

女性で初めて世界最高峰エベレストの登頂に成功した登山家・田部井淳子を描いたドラマ。
主人公はエベレストだけではなく世界最高峰の14座全てを制覇した偉大なクライマーである。
しかしその光り輝く偉業が大きければ大きい程その影もまた大きいのである。
彼女を最後まで献身的に支えた夫も登山家としてのキャリアを彼女の為に諦めた。
それ以上に偉大な登山家ゆえに母として子供たちに構う暇がなく結果として育児放棄の様な状況もとですさんでいく長男。
またエベレスト登頂を目指して「女性山岳クラブ」を立ち上げ一緒に頑張ったのに結果的に田部井淳子だけがもてはやされ他のメンバーは一顧だにされず無視され悔しい思いを胸にクラブを散会することになった経緯。
「一将なって万骨枯る」、栄光は田部井順子だけが享受して仲間は沈黙するのみ。
これは人間社会において往々にして起こる事で切なくも苦い事実なのです。

私はシニアですが、この映画の後半に田部井淳子が病気との闘いに疲れを感じ「生きるために治療するのは良いが、治療するために生きるのは嫌です」という言葉は胸に迫りました。
人生の最後を自分で決断するという事は高齢者にとって他人事ではないのです。

最近の日本映画では極めて珍しくなった大人むけの佳作です。
若者向けのTVアニメに席巻された日本映画興行界に咲いた一凛の白ユリの様な映画。

それにしても主役の吉永小百合の若く見える事に驚く。
夫役の佐藤浩一と並んでも年齢差を感じさせません。本来は老女の年なのに中年女性にみえます。もう80代ですから女優としての活躍がいつまで続けられるか分かりませんが頑張って欲しいとエールを送ります。

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たそがれ

2.0吉永さんがかなりはっちゃけた演技

2025年11月7日
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泣ける

楽しい

幸せ

結論から書けば、予想に反して中々面白かったです。
前半の主役とも言えるのんさんが良かったし、吉永小百合の夫役の佐藤浩市さんもかなり良かった。
吉永小百合さんがメインとなる後半をちょっと心配していたのだけれど、吉永さんは、かなりはっちゃけた演技で、それが物語のテーマ性とマッチして悪くないです。
原理主義のサユリストさん達には、どう思うのか心配していますけれど。
すごく面白かったとまでは言えないけれど、悪くなかったので、何だか胸を撫で下ろす気持ちです。

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ねこたま

3.5山への思い

2025年11月7日
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が人生のベースロードにある女性が、それ故に家族にも仲間にも嫌な思いをさせてしまったけど、彼女にはその生き方しか無かったのでしょうね。理解のある旦那さんと子供達に恵まれて良かったですね。

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ごっとん

3.0それなりに

2025年11月6日
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田部井さんについての映画化ということで楽しみにしていました。どこまで脚色かわからないけど、登山家だけでなく田部井さんの人生についてのあれこれのエピソードも織り込ませていたのは意外でした。ただだからこそ、色んなエピソード詰めすぎてとっ散らかってしまっていた感があったかな。もうちょっと登山シーン多めを期待していました。
でも昭和の懐かしい小物など出てきてそれを見つけるのは楽しかった。ハッとさせられたのは確かにエベレストなんて一人だけで達成できたわけではなく、その裏にたくさんの力があったこと。ウィキペディアなど読んでみると、実在していた人物は映画の中ではすっかり名前も変えられていて、どこまでもなかったような扱い。そりゃ嫌気もさすなーと。
それでもなんだかんだで田部井さんは、色んなものを手に入れて幸せに生きた人だったんだなーと思いました。
歳をとってもパワフルでいたい!

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ネギミ

4.0いい昭和感

2025年11月6日
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吉永御大と同役の若い頃を演じるのがのんさんかぁ
のんさんなのかぁ・・・と感慨深げに思ってしまったなぁ
旦那さんとの身長差が全然違うとか野暮なこといわなければ
良作。

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みのまる

2.0観た後もわからなかった。

2025年11月6日
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何故貴方が一人で登ったの?旦那さんの足はどうして?旦那さんや子供さんとはどうやって理解し合えたの?等々、観終わっても私にはわかりませんでした。
私の観方が悪かったのかも知れませんが、場面や時間が色々と移り過ぎて、一つ一つの問題に対しての掘り下げが浅くなり過ぎたのでは?
結果、吉永小百合さんの為の映画になってしまった印象でした。

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風

3.0女性登山家の人生

2025年11月6日
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身近にいたら大変だったろうなと思う天真爛漫で真っ直ぐな女性登山家田部井淳子の人生。当たる光が強ければ、その分落ちる影も強くなるということを教えてくれる映画だった。
登山家として素晴らしい記録を持つ田部井氏を知らなかったので、知ることが出来て良かった。今後調べてみようと思う。つい50年前の話だが、女性だけで登山チームを組むのは大変だったろうと思う。
映画で人の一生を描くのは難しい。この映画もポイント(エベレスト登頂まで、エベレスト登頂後、旦那さんとの出会い、息子、東日本大震災の前後)は絞ったと思うが、限られた時間の中で描くと、どのエピソードも物足りなく中途半端に思えた。ただ、これは壮大な予告編で、気になった人にとっての本編は自分で調べることにあると考えれば、良い予告編ではないだろうか。
吉永小百合氏の劇中の年齢が分かりにくく、佐藤浩一氏は旦那さんであるが、はじめ「お母さん」と声をかけている時、夫婦では無く親子かと思った。それに子どもの若葉氏も子どもというより孫にしか見えなかった。それと若葉氏が高校生役はさすがに無理がある。あと、転校先にいた不良?は何だったんだ。人生の良きパートナーにでもなるのかなと思ったら、自己紹介のシーンにだけしか出てこなく、出てくる必要がないと思った。

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邦画好き

4.0てっぺんの向こうに「お布団」!?

2025年11月6日
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知的

幸せ

癒される

2025年映画館鑑賞107作品目
11月3日(月)イオンシネマ石巻
ハッパーマンデー1100円

監督は『闇の子供たち』『北のカナリアたち』『半世界』『一度も撃ってません』『せかいのおきく』の阪本順治
脚本は『リトル・マエストラ』『かぐや姫の物語』『この道』『フォルトゥナの瞳』『銀河鉄道の父』の坂口理子

ロケ地
富山県中新川郡立山町
室堂平
立山黒部アルペンルート
埼玉県日高市
日和田山
栃木県下都賀郡壬生町
獨協医科大学病院
山梨県北杜市
三分一湧水館

登山家田部井淳子をモデルに実話に基づいたフィクション
主演した吉永小百合の肝入り
生前実際に会って対談したようだ
なんて素晴らしい人だと感動したらしい
田部井淳子からすれば自分をモデルにした役をよりにもよって吉永小百合が演じることに天国で複雑な想いをしてるだろうか

描かれているのは家族愛と夫婦愛

綺麗にまとまっている
チャリティーコンサートという名目で純子を演じる吉永小百合が歌を披露する
俳優に対して大変失礼だがのんちゃんを含めて伝記映画でありながらアイドル映画ともいえる

登山クラブのメンバーの髪型は皆んな変だが当時は流行ったんだろう

流石に自分はあまちゃんのイメージはもうない
本名を芸名登録し本名で活動させないレプロという芸能事務所のイメージは残っているが
能年玲奈に関しては流石に思うところがあり僅かな正義感からヤフコメでレプロをこっぴどく批判したらそう思うボタンを押した人が200人以上いた
しかし数日後たまたまチェックしてみるとうーんボタンはそれを僅かに上回る不自然ぶりにレプロに対する恐怖を知った
吉本も怖いがレプロはそれ以上
くれぐれも気をつけた方が良い一般人も
レプロはマジでやばい

離れて行った登山クラブのメンバーやグレちゃったけどあっさり更生した息子とかはあまり突っ込んで描いてはいない
大人ならわかると思うがあまりそれを詳細に描くとトラブルになるからである
いくらフィクションとはいえモデルになった人物がいるのは確か
モデルになったのは田部井淳子だけではなく関係者も含め多数
たとえ事実でも(事実じゃないなら尚更)名誉毀損で裁判沙汰になりかねない
フィクションだからと言いわけが通用するほど世の中は甘くない
宮沢賢治じゃないがアメリカ人や弁護士と違い日本人の多くは訴訟を嫌がる

そのわりに田部井淳子を多部純子とモデルの名前に近い役名にしている
妥協の産物
よくある話だ
多部というとどうしても多部未華子を思い出す
多部といえば多部未華子しか出てこない
しかもいまだにデカワンコ時代の変顔の数々ばかりが頭に思い浮かぶ

登山家のわりにのんも吉永小百合もお顔は綺麗
リアルじゃないがリアルじゃなくて結構
特殊メイクで和泉雅子のような顔になるのも良かったかもしれないが自分はそれを求めない

伝記映画なのでそんなに好き勝手に自由には出来ないのよ
あの蜷川実花だって太宰治を主人公とした映画はいつもに比べかなり抑えめだったし

レジャーとして低山登山ならともかく酸素ボンベが必要不可欠な高山となると話は別
自分としては女だろうと男だろうと性別不明だろうとそんな命懸けの危険なことに挑戦することには賛成しかねる
支援をお願いされても自分が経営者の立場なら協力はできないだろう

あと最後に吉永小百合は80歳
終戦前に生まれている
そのわりに若々しい
しかし首は年相応
首の皺だけは嘘をつけない
しかしその首が80年吉永小百合の頭部を支えてきた
有り難い

配役
女性として世界で初めてエベレスト登頂に成功した登山隊の副隊長の多部純子に吉永小百合
純子の青年期にのん
純子の娘の多部教恵に木村文乃
3歳時の教恵に花門俐娃
純子の息子の多部真太郎に若葉竜也
純子の夫の多部正明に佐藤浩市
正明の青年期に工藤阿須加
純子と親友の新聞記者の北山悦子に天海祐希
青年期に茅島みずき
エベレスト女子登山隊の隊長の新井涼子に和田光沙
エベレスト女子登山隊のアタッカー候補で最後は純子に託し下山した岩田広江に円井わん
エベレスト女子登山隊のメンバーの清水理佐子に安藤輪子
エベレスト女子登山隊のメンバーの丸山かおる子に中井千聖
女子登山クラブのメンバーの三浦君枝に横内亜弓
女子登山クラブのメンバーの山崎真紀子に中村莉久
女子登山クラブのメンバーの古屋琴子に但馬智
女子登山クラブのメンバーの沢田綾乃に成澤優子
女子登山クラブのメンバーの髙橋美由紀に大塚かなえ
女子登山クラブのメンバーの井上泰代に長谷川夏海
純子の主治医の中川奈緒美に長内映里香
悦子の上司で編集長の遠藤に三浦誠己
編集長の小柳に大友律
転校前の真太郎の担任教師の岡本に金井勇太
転校後の真太郎の担任教師の山野辺にカトウシンスケ
仕事でバイクいじりをしている若き日の正明の同僚の加藤に森優作
道でバッタリ出会い若き日の正明と幼い教恵に話しかける近隣の住民の原田妙子に濱田マリ
ウーマンリブを嫌い女性の社会進出に否定的な社長の大原に浅見小四郎
大原の会社の専務で会社のイメージを損なわないことを気にしてか社長に対し重ね重ね言葉遣いを注意する細田に田鍋謙一郎
大原とは別の会社の重役で恐妻家の浦野に剣持直明
応援してくれるだけでお金は出さない会社の担当者の安川にBOB
純子の姉の石田ふみ子に澁谷麻美
インタビュアーに行平あい佳
ラジオのMCに湯浅美和子
母の形見の携帯電話と一緒に登る草加大輔に菊池銀河
手袋を落としてしまい手袋をつけずに登山をしていた高校生の髙橋和樹に大山蓮斗
理学療法士に相良飛鷹
料理屋の職人に春木生
地元の登山者に鈴川琴音
地元の登山者に金澤杏
地元の登山者に児玉せりか
富士登山者に石神まゆみ
富士登山者に飯田汐音
コーラス隊に寺脇千恵
コーラス隊に平井聖香
コーラス隊に高尾美奈子
コーラス隊に烏廣光代
エベレストのシェルパにカルマ・ゲルゼ
エベレストのシェルパにカンチャ・バハドゥール

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野川新栄
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