「観た人🖐️ 好きなセリフなんですか?」てっぺんの向こうにあなたがいる PATZさんの映画レビュー(感想・評価)
観た人🖐️ 好きなセリフなんですか?
「えっちゃん、やっぱり山はバーボンだよね🥃」ってセリフが好きです! ネタバレ注意の私情からめた感想お許しください!
田部井淳子さんは偉大な女性登山家と言うよりは、身近にいたら大好きになりそうなおばさまって感じで知っていました。実力とまっすぐすぎる不器用さと情熱全てがこの人の人間性だと、のんさん・吉永小百合さんを通じてよくわかりました。
のんさんは自由でのびのびした感じが田部井さんの青年期にぴったりでしたが、吉永小百合さんのようなおしとやかな女性がどうやってあのお転婆なおばさんを演じるのか心配してました。そこは大女優、おふたり共通の少女性を体現して演じてきました。
駆け足ながらも田部井淳子さんの半生をしっかり伝えられていました。(とはいえ著書は読んだことなし、なので)いい意味で謎が残ります。特にエベレスト付近ですね。田部さんにとってのヒロさんの存在や、報告会後の隊長の涙、一切触れられなかったエベレスト挑戦前に亡くしたザイルパートナーのルミエさんについて、気になります。これはご本人の著書を読み漁って個人的な解析したいきたいです。
そして「てっぺんの向こうにあなたがいる」という、タイトルのあなたって誰だろうって話です。おおよその人が旦那さんと答えると思いますが、我が家で討論会に発展しました。父が「山の神や仏などの超越的な者」、母が「カメラマン」、ワタシが「亡き元ザイルパートナーのルミエさん」と自分の見解を真剣にバーボン飲んで語り合いました。「田部さんは言葉数が少ないものの華はあり目立ってしまう人で、決して目立つ場面が嫌いではなさそうだから、山頂の先に居るカメラマンは有力だよね」とこれには父もワタシも母の意見に納得し爆笑しました😂
低山専門ののんびりクライマーですが、「いっぢゃーん。やっばり山は、っバーボンだよねえ🥃」ってセリフのせいで、山✖️バーボンの説得力が半端ない。美味しいに違いない。田部井淳子さんの憎らしいくも愛おしい、テント泊への誘いの洗礼をワタシは来年喜んで受けることになると思います。
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