「女性登山家の人生」てっぺんの向こうにあなたがいる 邦画好きさんの映画レビュー(感想・評価)
女性登山家の人生
身近にいたら大変だったろうなと思う天真爛漫で真っ直ぐな女性登山家田部井淳子の人生。当たる光が強ければ、その分落ちる影も強くなるということを教えてくれる映画だった。
登山家として素晴らしい記録を持つ田部井氏を知らなかったので、知ることが出来て良かった。今後調べてみようと思う。つい50年前の話だが、女性だけで登山チームを組むのは大変だったろうと思う。
映画で人の一生を描くのは難しい。この映画もポイント(エベレスト登頂まで、エベレスト登頂後、旦那さんとの出会い、息子、東日本大震災の前後)は絞ったと思うが、限られた時間の中で描くと、どのエピソードも物足りなく中途半端に思えた。ただ、これは壮大な予告編で、気になった人にとっての本編は自分で調べることにあると考えれば、良い予告編ではないだろうか。
吉永小百合氏の劇中の年齢が分かりにくく、佐藤浩一氏は旦那さんであるが、はじめ「お母さん」と声をかけている時、夫婦では無く親子かと思った。それに子どもの若葉氏も子どもというより孫にしか見えなかった。それと若葉氏が高校生役はさすがに無理がある。あと、転校先にいた不良?は何だったんだ。人生の良きパートナーにでもなるのかなと思ったら、自己紹介のシーンにだけしか出てこなく、出てくる必要がないと思った。
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