「期待しすぎたのか、凡庸な作品で失望。」てっぺんの向こうにあなたがいる プリズナー No.6さんの映画レビュー(感想・評価)
期待しすぎたのか、凡庸な作品で失望。
やはり良くも悪くも、やはり吉永小百合は吉永小百合であり、のんはのんだった。そのためか、この二人の青年期から壮年期へのスムーズな流れが今ひとつだった。
あれだけ結束を誇った女性登山隊が、エベレスト登頂の後に仲違いして疎遠になるシーンは、おそらくそういうことが実際にあっただろうとは思うが、そこにリアリティが欠けているように見えてしまうのだ。
そして、なぜ“田部井”てはなく“多部”なのか。それが最初からずーっと引っかかっていた。
NHKの朝ドラもそうだが、なぜ“ラフカディオ・ハーン”ではなく“レフカダ・ヘブン”なのか。なぜ“やなせたかし”ではなく“やないたかし”なのか。
「この作品は実話ではなくフィクションだから」という理由は分からないではないが、何か釈然としないものが残る。
本来は⭐️2個といったところだが、80歳という年齢にも関わらず熱演をした吉永小百合に⭐️1個を捧げる。
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