「優れた登山家が持つある種の無邪気さが上手く表現されていました」てっぺんの向こうにあなたがいる さとうきびさんの映画レビュー(感想・評価)
優れた登山家が持つある種の無邪気さが上手く表現されていました
優れた登山家って結構身勝手で腹が立つことも多いけれど、何故か憎めないキャラが多い気がします。
8000メートル峰に極地法で登る以上、登頂者は氷山の一角、水面下にいて世間からは見えないメンバーの方が多くなることに改めて気付きました。それでも遠征費の負担はおそらく同額で、広江さんのやるせなさと、広江さんのやるせなさを思う純子さんのやるせなさに胸が痛みます。
それは純子さんの旦那さん然り。
佐藤浩市さんが演じたあのご主人はホントに凄いと思いました。
それだけの人にそう思わせる純子さんもまた凄い。
終盤の息子さんのセリフ
「どこの山に登ってんだよ。どこの山に誰と登ってんだよ。」
泣くところではないと思いますが涙が溢れました。
いろんな意味で諦めないことの大切さを改めて気付かされた作品でした。
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