「治療のための治療はしたくない」てっぺんの向こうにあなたがいる おおとりさんの映画レビュー(感想・評価)
治療のための治療はしたくない
初めの登頂シーンで引っ掛かったのが白と黒のコントラストがきれいですだ、まだ薄暗かったからきれいに見えないだろと心が呟いた。前半は実際の田部井さんの映像をドキュメンタリータッチで紹介していたがあそこだけで言うなら女にも力があると誰も文句がつけれない形で世に知らしめた礎となった人と脳裏に浮かんだ。向こうに居たのが嫉妬や妬みかもしれない、けれどそれを許し合える伴侶や子供の存在が自分の支えとなったことを言いたかったのかなと浮かんだ。フィクションだけにガンの闘病と登山との兼ね合いに違和感を感じたが、富士山をまるで遠足のようにしたのは上手いと思えた。あれは現在の高齢化社会の医療現場の核心を突いた台詞だった。
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