「吉永小百合ワールド」てっぺんの向こうにあなたがいる タカシさんの映画レビュー(感想・評価)
吉永小百合ワールド
吉永小百合は私が子供の頃から今の立ち位置だけれど、そのせいで触れる人が限られてるのが見ていてむず痒いのはもちろんだけれど、その映画史的存在は理解したけれど、この作品では、阪本順治、佐藤浩市というどちらもちゃんと大俳優を取り扱いできる人材が居てこそという構造も降りてきてくれないなぁと思ってしまうのも確か。吉永小百合とのんを重ねるキャスティングは流石。どちらも喋る時に独特のタメがあり、私はそこに反応しないが、両者のファンはそこに萌えているような気がする。喋り方萌えのようなものがある気はする。前回は山田洋次が撮っていたので、それはもちろん余裕かと思う。高市が首相になり、女性活躍が騒がれる世の中で、そこについていけない高齢者にも優しい作りなのが、日本的だがそこが良い。世界的に女性の歴史を洗い直す作品は多いがその中でも一番、穏当な作品かもしれない。子供を連れて観に来てる人が居て、ラスト近くのバンザーイのシーンに子供だけが笑っていた。
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