ミッシング・チャイルド・ビデオテープのレビュー・感想・評価
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ホラーの根源的な恐怖。
ああ、ホラーってそもそもこういうものだったよな、という根源的な恐怖を再確認させてくれるような映画だった。
宿屋の息子の、とある8分間にも及ぶワンカット長台詞シーンは強烈だったし、
母親のとあるシーンには本気で戦慄しました。
よくわからなかった
正直よくわからなかった。
多分なんらかの事故で弟を殺してしまったのだが、そこがたまたまなんでも捨てていい場所だったため弟は見つかることがなかったと言うことなのかな。
見られてくないものを隠すとおばあちゃんが言ってたわけだし。
あの施設がなんなのだろうか?やっぱり何かがあって見られたくないものだったため場所がわからなくなったのだろうか?
様々な隠したいものがそこにはあって色々なものや人が捨てられたため、
そこには何か負のモノが渦巻いててそっち側に引きずり込もうとしているって感じだったと思うんだけど、何もかもが想像してねって感じで明白にしたい自分としてははあ?って感じだったよ。
雰囲気とか良くてなんでもないシーンでも余白に何か映るんじゃないかと勝手に怯えてたけど何も映らなかった。もう少しヒントが欲しかったしビデオテープからは全く情報が得られなかったのであれに意味があったのか?それともぼくがちゃんと見てなかったのか。
まあ途中眠くて何度か止めたから集中できてなかった可能性もあるけどさ。
正直見なくていいと思うよ。
なんか怖いような怖くないようなこわ・・・
「イシナガキクエを探しています」の近藤亮太監督の初長編作品。
「イシナガキクエを探しています」とはテレ東の地上波で深夜に放送されたドキュメンタリー風のフィクション番組のモキュメンタリーで、内容は「1969年にに失踪した女性「イシナガキクエ」を探し続けている高齢男性の米原実次(よねはら・さねつぐ)の遺志を継いで制作された公開捜査番組という設定の話。
ホラーといえばの演出である「ジャンプスケア」はほとんどなく、古いビデオカメラの映像や、よく見ると怖い不気味な演出など、過度な演出がないまっすぐなホラー作品だった。
非常に興味深かったので、近藤亮太さんの映画は見たいと思っていたが劇場では間に合わず、Amazonプライムで配信されていたので視聴。
あらすじは・・・
弟が山で失踪してから失踪者を探すボランティアをする兄、ある日母から届いたあるビデオテープをきっかけに弟が失踪した山へ向かう話。
全てにおいて過度な演出が無いのが良かった部分でもあり、物足りない部分もあった。
本作は完全な作品として出来上がっているため、「イシナガキクエ」を期待しているとちょっと違う形となっている。
イシナガキクエ同様に、ジャンプスケアによる過度なホラー演出が無いため、「うわ!」っと驚くシーンはほとんどなかった。
どちらかといえば、「あー何か起こりそう、怖そう、怖そう」っていう映画。
怖いホラー映画ではなく、怖そうなホラー映画。
これほど怖そうな映画にはもちろん没入感が必要になる、この作品は映画館でこそ見るべき映画だったと配信で見たことを後悔。
地上波のイシナガキクエを探していますの場合は、放送日の期間が離れていたため、フィクションといえど「前回の放送日から今までの間に、何か進展があった、何か悪いことがあったのか?」と想像させる怖さもあった。
薄ーく、いやだなーって思う怖さが、放送日を重ねるにつれて徐々に増していく一方、本作『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』では同様に説明されない怖さの要素は散りばめられているのだが、104分にイッキ見のため、こちらで怖さを想像する余裕がない。
しかも、ジャンプスケアが起こらず、微妙に怖そうな雰囲気で進むため、失礼ながらどこかテンポが悪く見える。
映画館で見ていれば、この微妙に怖そうな雰囲気に没入し、楽しめるのかもしれないけど、家の配信で見ていると、どこか退屈さを感じてしまった。
あと、キャスト陣のどこか奇妙さを匂わせる演技はよかったし、藤井隆の嫌な感じがかなり良かった。
長編映画となると、この演出を上手く見せるのが難しいのかもしれないけど、今後の近藤亮太さんの作品に期待していきたいと思います。
考えるとジワジワくるけど、もう一息かも
ネットで話題になってたJホラーだったので、ずっと気になってました。
なのでAmazon primeで鑑賞。
恐ろしい霊が現れるとか、派手な霊現象があるとかではなくて、じわじわとくるホラーです。
うーーーん頭の中グルグル🌀です(笑)
弟がいなくなった事、あの山の秘密、霊に付きまとわれてる記者の女性、ビデオテープの謎、敬太の母親のこと、あっち側とこっち側、司のラスト。。なとなど、
どんな意味があるのか色々考えてしまうと、怖いような?そうではないような変な感覚です。
結構こういう、考えないとわからないホラーって好きなんだけど、もう少しヒントが欲しかったかなという感じです。
頭が悪い私は、綺麗に繋がっていかないです(笑)
実家の2階へ上がったのに、敬太は母親を見てなかったし、学生達のあのカセットテープの声「2階は怖い」「そうではない」のやりとりは、敬太と司の声に聞こえました。
時間が交差してるとしか考えられない。
時間軸が歪んでいるので、どことどこが繋がっているのか、考え始めると、うーーーんってなってしまいます(笑)
なんでも捨てる山。いらない物は捨てる。
弟も。。。なんて事はないのでしょうか?
しかし「かくれんぼ」ってよくホラーで使われる手口ですよね😊
司を誰か「みーつけた!」って見つけてあげて。
かくれんぼしよう。
感想
日本で唯一のホラージャンルに絞った一般公募フィルムコンペティション「第2回日本ホラー映画大賞」(主催:KADOKAWA)にて大賞を受賞した、近藤亮太監督の同名短編映画が長編映画化!
近藤監督のオリジナル原案となる本作は、弟の失踪にまつわるある家族に残された一本のVHSテープの粗い画像に閉じ込められた、底冷えするような真の恐怖を体感できる、Jホラー好き待望の新次元ホラー映画!
失踪の瞬間が映ったビデオテープ。
人が消える山、見つからない廃墟。
ジャンプスケアがなく、じんわりと何かが起こりそうな雰囲気はよかったです。
ただ何も起こらず、怖くもない笑
全体的に物足りず、個人的にはハマらなかったです。
民宿の息子が語る祖母の生理の話が1番怖かったですかね笑
藤井隆、ライスの関町が出てたのはビックリしました!
よくわからず考察を見てしまった映画でした笑
※ぷよぷよがいるよ
見た日に悪夢見ました
その空間が怖いと思う映画
勝手に想像して勝手に怖がる映画
この人がどいたら後ろに立ってるんじゃないか?
この人が振り向いたらおぞましい幽霊がいるんじゃないか?
画面のどこかに心霊が写ってるんじゃないか?
と、終始自分で勝手に恐怖を妄想し勝手に怖がってました。
なのでホラー映画やホラーゲームを見てる人ほど、変に想像力が働いて怖くなる映画なんだと思う。
そういう想像をさせるように仕向けてくる演出は秀逸。
逆にホラー映画をあまり見てない人や、ジャンプスケアでしか怖がれない人にとっては楽しくない映画なのかな~と
恐怖演出は結構現実的。でも個人的にはそこがいい。
全体的に漂う黒沢清感。影響受けてるんだろうなあとは感じる。
個人的に最近のJホラーにはガッカリする物が多いので久しぶりに終始不安感と恐怖を楽しむことが出来て満足でした
夜の森より昼間の森の方が怖く感じたのはライティングかなあ・・・
夜の森の恐怖って半端ないので、ちょっとそういうとこで物足りなさを感じた。
廃墟なんかもちょっと物足りない。綺麗すぎる。現実の廃墟もっともっと怖い。
後はやはり映画ということで脚本にもうちょっと深みを持たせてほしかった
今後にも期待です!
Missing child videotape
怖い
65点ぐらい。勘弁してくれ~い!
2022年、第2回日本ホラー映画大賞にて大賞を受賞した短編映画を長編映画化、との事で期待していたけど、期待ハズレだったかな(笑)
開始1時間ぐらいは引き込まれて観てたけど、それ以降はダレてきて時間が長く感じた。
単純に、脚本が良くなかったし。
少しヒューマンぽかったけど、ホラーに全振りしたのが観たい。
1番良かったとこは、ライスの関町さんが出てきたとこ(笑)
いや、マジで(笑)
関町さん好きなので(笑)
コンビニの店員が似合ってたな…(笑)
藤井隆さんが出てるのは知っていて、お笑いっぽくならないか心配してたけど、問題なかった。
藤井さん演技うまいね。
元々の短編の方を観てないけれど、短編の方が正解だったのでは?
短編の方も観てみたい。
シャンプーしてる時、うしろに誰かがいそうな感じ
日本のホラー映画として完成度は高いが、設定や脚本に爪の甘さを感じる惜しい作品。
ストーリーはなかなか引き込む展開で、全体的な撮り方や映像のクオリティは完成度が高い。
それ故に所々つじつまの合わない点や、キャラ設定の甘さがリアリティーのなさを感じさせてしまい、惜しいという感想。
主人公ケイタは演技力もあり一貫した人格を感じられたが、
同居人ツカサに関しては同居人という親しい間柄にも関わらず、突如訪れた怪しい記者にケイタの事をべらべら話したり、実家に俺も一緒に行くよと自分から言ったのに山に行くのは嫌々だったりと、キーパーソンとしての役割が曖昧だった。
勝手にケイタの実家に上がりこんだり(鍵はどうしたのかとか)
ケイタの母親の遺体を見つけたのになぜかケイタよりミコトにいち早く伝えるデリカシーの無さ、だったりと、
雑なフィクションらしさを所々感じさせられた。
またツカサと好奇心旺盛な女記者という定番的な登場人物ミコトとの絡みは、特に意味のないやりとりがもたつきを生み、ラストにかけてのテンポが悪く感じた。
まず言わないだろうという台詞が多いという日本の映画っぽさが際立ち、普通は言わない様な台詞が入ってくると、なぜか監督のナルシズムが垣間見えてしまう。
ツカサ役のようなミステリアス系キーパーソンはこういう美形モデル俳優より、もう少し癖のある顔立ちの方が良い。彼はトレンチコートなんか着ないでヨレヨレのロンTにコンバース、といった私服の方が良かった。演技力も少し弱く、爪の甘さが反映されている気がした。ヘアスタイルも謎でダサい系なのか真面目系なのか、何を目指してるのか分からなかった。
映像の撮影技術や、ビデオテープ映像の撮り方、
ジャンプスケアがなかった点については素晴らしかったので、
ただ惜しい、という感想。
異世界?神隠し?
謎の原因から表出までの距離が短い?
2025年ベスト・ホラームービー!⭐️⭐️⭐️✨✨
なにか不穏で得体の知れないものに対する漠然とした“怖れ”というものが映像や演じる俳優さんからボヤッと観ている側の周囲に漂い続けていました。今まで見たことのない新しいホラーの秀作だと思います。この監督さんの新作をぜひまたお願いします。
昨年11月「ザ・チャイルド」で初めてお目にかかる
とても良かった
ホラーテイストながらもファンタジーとも言える作品
弟が行方不明になったことをずっと引きずる主人公 敬太(杉田雷麟)
敬太の同居人で霊感がある司(平井亜門)
敬太を取材したくて司と接触する記者の美琴(森田想)
と、基本この3人が動かしていく作品です。
ある山で行方不明事件を始め、様々な事件が発生しており、
共通するのが地図にも載っていない廃墟(施設のような)に迷い込むことが
どうもキーらしい。
その描かれ方を自分なりに読み解くと、異世界(あるいは霊界的な異次元の世界)と
現世界の接点ができている山で、その世界を巡っての怪奇現象なのだろうということです。
異世界の住人が霊的なものとして現れたりする、そういうことかなと考えました。
だから、ファンタジーとも言えるかなと。
ホラー的な表現としてビビったのは、敬太のお母さんの霊的な存在が
敬太の前に現れるシーンですね。ここは怖かったなぁ。びっくりしました。
ビジュアルはちょっとやな感じで留めておいてもらってよかったです(笑)
これが醜悪なビジュアルだとトラウマになりますからね。リングみたいに。
それにしても全般にわたって不穏な空気感を纏っていたり、
ビジュアルも暗かったりで、
落ち着いて観れる映画ではないので、ここは制作者の意図通り受け取りました。
ホラーっぽいハッピーではない終わり方ですが、
それはそれでなるほど・・・と思いました。
まあ細かいことですが、敬太と司って何で同居していたのでしょうね。
謎だなあと。
近藤監督は今後の活躍も楽しみですね。
パンフレットは文庫サイズで小説っぽいつくりです。
じっくり拝読します。
全90件中、21~40件目を表示













