ミッシング・チャイルド・ビデオテープのレビュー・感想・評価
全87件中、21~40件目を表示
考えるとジワジワくるけど、もう一息かも
ネットで話題になってたJホラーだったので、ずっと気になってました。
なのでAmazon primeで鑑賞。
恐ろしい霊が現れるとか、派手な霊現象があるとかではなくて、じわじわとくるホラーです。
うーーーん頭の中グルグル🌀です(笑)
弟がいなくなった事、あの山の秘密、霊に付きまとわれてる記者の女性、ビデオテープの謎、敬太の母親のこと、あっち側とこっち側、司のラスト。。なとなど、
どんな意味があるのか色々考えてしまうと、怖いような?そうではないような変な感覚です。
結構こういう、考えないとわからないホラーって好きなんだけど、もう少しヒントが欲しかったかなという感じです。
頭が悪い私は、綺麗に繋がっていかないです(笑)
実家の2階へ上がったのに、敬太は母親を見てなかったし、学生達のあのカセットテープの声「2階は怖い」「そうではない」のやりとりは、敬太と司の声に聞こえました。
時間が交差してるとしか考えられない。
時間軸が歪んでいるので、どことどこが繋がっているのか、考え始めると、うーーーんってなってしまいます(笑)
なんでも捨てる山。いらない物は捨てる。
弟も。。。なんて事はないのでしょうか?
しかし「かくれんぼ」ってよくホラーで使われる手口ですよね😊
司を誰か「みーつけた!」って見つけてあげて。
かくれんぼしよう。
感想
日本で唯一のホラージャンルに絞った一般公募フィルムコンペティション「第2回日本ホラー映画大賞」(主催:KADOKAWA)にて大賞を受賞した、近藤亮太監督の同名短編映画が長編映画化!
近藤監督のオリジナル原案となる本作は、弟の失踪にまつわるある家族に残された一本のVHSテープの粗い画像に閉じ込められた、底冷えするような真の恐怖を体感できる、Jホラー好き待望の新次元ホラー映画!
失踪の瞬間が映ったビデオテープ。
人が消える山、見つからない廃墟。
ジャンプスケアがなく、じんわりと何かが起こりそうな雰囲気はよかったです。
ただ何も起こらず、怖くもない笑
全体的に物足りず、個人的にはハマらなかったです。
民宿の息子が語る祖母の生理の話が1番怖かったですかね笑
藤井隆、ライスの関町が出てたのはビックリしました!
よくわからず考察を見てしまった映画でした笑
※ぷよぷよがいるよ
見た日に悪夢見ました
その空間が怖いと思う映画
勝手に想像して勝手に怖がる映画
この人がどいたら後ろに立ってるんじゃないか?
この人が振り向いたらおぞましい幽霊がいるんじゃないか?
画面のどこかに心霊が写ってるんじゃないか?
と、終始自分で勝手に恐怖を妄想し勝手に怖がってました。
なのでホラー映画やホラーゲームを見てる人ほど、変に想像力が働いて怖くなる映画なんだと思う。
そういう想像をさせるように仕向けてくる演出は秀逸。
逆にホラー映画をあまり見てない人や、ジャンプスケアでしか怖がれない人にとっては楽しくない映画なのかな~と
恐怖演出は結構現実的。でも個人的にはそこがいい。
全体的に漂う黒沢清感。影響受けてるんだろうなあとは感じる。
個人的に最近のJホラーにはガッカリする物が多いので久しぶりに終始不安感と恐怖を楽しむことが出来て満足でした
夜の森より昼間の森の方が怖く感じたのはライティングかなあ・・・
夜の森の恐怖って半端ないので、ちょっとそういうとこで物足りなさを感じた。
廃墟なんかもちょっと物足りない。綺麗すぎる。現実の廃墟もっともっと怖い。
後はやはり映画ということで脚本にもうちょっと深みを持たせてほしかった
今後にも期待です!
Missing child videotape
怖い
65点ぐらい。勘弁してくれ~い!
2022年、第2回日本ホラー映画大賞にて大賞を受賞した短編映画を長編映画化、との事で期待していたけど、期待ハズレだったかな(笑)
開始1時間ぐらいは引き込まれて観てたけど、それ以降はダレてきて時間が長く感じた。
単純に、脚本が良くなかったし。
少しヒューマンぽかったけど、ホラーに全振りしたのが観たい。
1番良かったとこは、ライスの関町さんが出てきたとこ(笑)
いや、マジで(笑)
関町さん好きなので(笑)
コンビニの店員が似合ってたな…(笑)
藤井隆さんが出てるのは知っていて、お笑いっぽくならないか心配してたけど、問題なかった。
藤井さん演技うまいね。
元々の短編の方を観てないけれど、短編の方が正解だったのでは?
短編の方も観てみたい。
シャンプーしてる時、うしろに誰かがいそうな感じ
日本のホラー映画として完成度は高いが、設定や脚本に爪の甘さを感じる惜しい作品。
ストーリーはなかなか引き込む展開で、全体的な撮り方や映像のクオリティは完成度が高い。
それ故に所々つじつまの合わない点や、キャラ設定の甘さがリアリティーのなさを感じさせてしまい、惜しいという感想。
主人公ケイタは演技力もあり一貫した人格を感じられたが、
同居人ツカサに関しては同居人という親しい間柄にも関わらず、突如訪れた怪しい記者にケイタの事をべらべら話したり、実家に俺も一緒に行くよと自分から言ったのに山に行くのは嫌々だったりと、キーパーソンとしての役割が曖昧だった。
勝手にケイタの実家に上がりこんだり(鍵はどうしたのかとか)
ケイタの母親の遺体を見つけたのになぜかケイタよりミコトにいち早く伝えるデリカシーの無さ、だったりと、
雑なフィクションらしさを所々感じさせられた。
またツカサと好奇心旺盛な女記者という定番的な登場人物ミコトとの絡みは、特に意味のないやりとりがもたつきを生み、ラストにかけてのテンポが悪く感じた。
まず言わないだろうという台詞が多いという日本の映画っぽさが際立ち、普通は言わない様な台詞が入ってくると、なぜか監督のナルシズムが垣間見えてしまう。
ツカサ役のようなミステリアス系キーパーソンはこういう美形モデル俳優より、もう少し癖のある顔立ちの方が良い。彼はトレンチコートなんか着ないでヨレヨレのロンTにコンバース、といった私服の方が良かった。演技力も少し弱く、爪の甘さが反映されている気がした。ヘアスタイルも謎でダサい系なのか真面目系なのか、何を目指してるのか分からなかった。
映像の撮影技術や、ビデオテープ映像の撮り方、
ジャンプスケアがなかった点については素晴らしかったので、
ただ惜しい、という感想。
異世界?神隠し?
謎の原因から表出までの距離が短い?
2025年ベスト・ホラームービー!⭐️⭐️⭐️✨✨
なにか不穏で得体の知れないものに対する漠然とした“怖れ”というものが映像や演じる俳優さんからボヤッと観ている側の周囲に漂い続けていました。今まで見たことのない新しいホラーの秀作だと思います。この監督さんの新作をぜひまたお願いします。
昨年11月「ザ・チャイルド」で初めてお目にかかる
とても良かった
ホラーテイストながらもファンタジーとも言える作品
弟が行方不明になったことをずっと引きずる主人公 敬太(杉田雷麟)
敬太の同居人で霊感がある司(平井亜門)
敬太を取材したくて司と接触する記者の美琴(森田想)
と、基本この3人が動かしていく作品です。
ある山で行方不明事件を始め、様々な事件が発生しており、
共通するのが地図にも載っていない廃墟(施設のような)に迷い込むことが
どうもキーらしい。
その描かれ方を自分なりに読み解くと、異世界(あるいは霊界的な異次元の世界)と
現世界の接点ができている山で、その世界を巡っての怪奇現象なのだろうということです。
異世界の住人が霊的なものとして現れたりする、そういうことかなと考えました。
だから、ファンタジーとも言えるかなと。
ホラー的な表現としてビビったのは、敬太のお母さんの霊的な存在が
敬太の前に現れるシーンですね。ここは怖かったなぁ。びっくりしました。
ビジュアルはちょっとやな感じで留めておいてもらってよかったです(笑)
これが醜悪なビジュアルだとトラウマになりますからね。リングみたいに。
それにしても全般にわたって不穏な空気感を纏っていたり、
ビジュアルも暗かったりで、
落ち着いて観れる映画ではないので、ここは制作者の意図通り受け取りました。
ホラーっぽいハッピーではない終わり方ですが、
それはそれでなるほど・・・と思いました。
まあ細かいことですが、敬太と司って何で同居していたのでしょうね。
謎だなあと。
近藤監督は今後の活躍も楽しみですね。
パンフレットは文庫サイズで小説っぽいつくりです。
じっくり拝読します。
奇抜な設定と、ジャンプスケアに頼らない恐怖演出が光る
ホラージャンル・フィルムコンペティション「第2回日本ホラー映画大賞」にて大賞を受賞した、近藤亮太監督の同名短編映画を長編映画化。総合プロデューサーにはJホラーの重鎮・清水崇。
山で遭難者の捜索を行うボランティアの青年・敬太(杉田雷麟)は、霊感を持つ青年・司(平井亜門)と同居生活を送っている。ある日、敬太は実家の母から送られてきた荷物の中に、13年前の弟・日向の失踪事件にまつわる、一本のビデオテープを発見する。司と共に映像を確認すると、そこには幼い自分と日向が、摩白山にて“謎の廃墟”を訪れた際の映像が収められていた。
司は、敬太にテープを処分してこれ以上深入りしないように助言するが、敬太は自身の過去に向き合うべく動き出す。そんな中、先日敬太が助けた遭難者の件を取材しようと、新聞記者の美琴(森田想)が司を訪ねてくる。
やがて、美琴は上司である塚本(藤井隆)から、摩白山に関する過去の取材資料を渡される。その中には、かつて摩白山で行方不明となった大学生グループの遺留品のカセットテープもあった。
時を同じくして、摩白山付近の民宿に宿泊していた敬太は、民宿の息子から摩白山に関する言い伝えを聞く。
「あそこは、皆が神様を捨てる場所だ」とーー。
全編に漂う静かで不気味な雰囲気。自主制作映画のような手作り感を感じる作風は好みが分かれそうだが、ジャンプスケアに頼らず、あくまで“何かありそう”という雰囲気で恐怖を構築していく様子には好感が持てる。
最初は何なのか分からないまま提示された要素(登場人物の素性や事件の真相等)が、次第に判明していき、物語の輪郭が現れていく様子も、拙いながらも凝った構成にしようという努力が感じられる。しかし、「分からない」という要素を先に提示する以上は、観客にそれ自体に対するストレスを与えず、上手く物語を追わせるだけの高い技術が求められるので、安易に手を出すには危険な要素なのだと確認させられた。
それには、登場人物の魅力が何よりも重要になってくるのだが、残念ながら主人公の敬太に、そういった惹きつける要素が感じられなかった。冒頭でボランティア活動によって幼い遭難者を発見するという善行を見せるのは良いが、自宅に帰宅してからの司とのやり取り等に素人臭さが出てしまっており、「演じている」感が伝わってきてしまったのが、彼と距離が出来る原因となってしまったように思う。
霊感持ちの司は、それ自体が物語上必要不可欠な要素のため、敬太より魅力的に映った。見えないものが見える事について、はじめは美琴に「怖くない」と語っていたが、クライマックスでは「一度でも怖くないなんて感じた事はない」と、本音を暴露する姿もベタだが人間的。しかし、司は初めて敬太と出会った時から、彼のそばに居る日向の姿が見えていたのなら、山に向かわせない為にももっと幾らでも言うタイミングあっただろと言わざるを得ない。それが、ラストで自身がビデオテープ内の映像世界(=謎の廃墟と同じく、存在しない世界に囚われたという事だろうか?)に囚われてしまう結果に繋がるのだから。
元々、短編作品だったものを長編作品にした影響か、短編映画的な全容の掴めない理不尽さがラストまで繋がる本作の“怖さ”なのだろうが、長編映画にする以上は、クライマックスの展開にはもう少し捻りの効いたテンタメ性のある展開が欲しかった。廃墟内で敬太が日向の姿を借りた亡霊(神様?)に向けて「ごめんなさい」と言った事、敬太の実家で司に「両親は俺が日向を殺したと思っている」と語った事から、てっきり敬太は日向を突き落として殺害していたのだと思ったのだが、どうも違う様子(ただし、日向の死体がうつ伏せで倒れており、頭部から出血した様子の血溜まりもあったので、本当はそうなのかもしれないが)だ。神を捨てる山に、自分は知らずに弟を捨ててしまった。そして、今度はその真実を知ってしまった司を…といった具合の後味の悪さを強調する作りにしても良かったと思うのだが。
また、暗闇で腕を掴まれた美琴が「放して」と言葉を振り絞った途端、本当に手を放してしまうのはどうなのだろうか?随分物分かりの良い霊だなと思う。
ラストで摩白山を訪れた民宿の息子の失踪。ビデオカメラの映像に収められる敬太と、更なる神隠しを予想される不穏さは嫌いではないのだが、演出の平凡さからか、思わずポカンとしてしまった。
「人々が神様を捨てる山」という奇抜な設定、ジャンプスケアに頼らない恐怖演出と、随所に光る部分もあるが、同時に様々な粗も目立つ作品。とはいえ、監督にとっては本作が長編デビュー作。今後更なる研鑽を積んで、Jホラーの未来を担う人物になる事を期待したい。
気持ちよく怖いタイプの映画じゃない
2025年劇場鑑賞53本目。
エンドロール後映像無し。
予告を見る限りめちゃくちゃ面白いか、めちゃくちゃつまらないかのどっちかだなと思ったのですが、自分には残念ながら後者でした。
まぁとにかく静かな映画です。ポップコーンめっちゃ目立つので食べないのをお勧めします。急に大きな音で驚かせるジャンプスケアと呼ばれる手法を1回も使わないのは評価できます。あんなの誰でも生理的に驚きますからね。じゃなんか怖いかといえば人が死ぬわけじゃなく消えるだけなのでいまいち怖さが伝わってこなかったです。中盤で民宿の青年が祖母の話をするところだけ、話の内容としてはめちゃくちゃ怖いんですけど、映像化するべきところも想像で補うしかなく、書籍ならそれは非常に成功しているのですが、映画という作品で観客の想像に任せるのはさすがに怠惰かなと思いました。
全87件中、21~40件目を表示