ミッシング・チャイルド・ビデオテープのレビュー・感想・評価
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霊がいるのに映らない怖さがいい。 杉田雷麟と平井亜門、森田想、吉田山羊ら俳優4人もいい。 けれど、内容が少なくて実にもったいない!
弟の失踪事件の真相を探る男が、謎のビデオテープをきっかけに、恐ろしい過去と対峙する。
第2回日本ホラー映画大賞作品の商業長編映画化作品。
近藤亮太監督の長編映画デビュー作。
霊がいるのに映らない怖さが上手い。
唯一映した?母親の霊もなかなか怖くていい。
実家の2階の真相のくだりも面白い。
また、杉田雷麟と平井亜門の関係や、女性記者・森田想、民宿の息子・吉田山羊の4人のキャラクターと演技もいい。
特に中盤の、民宿の息子が語る祖母の話の、吉田山羊の語りが実にうまくて引き込まれる。
しかし、謎の説明はすべてその語りのみで、良い感じも中盤まで。
その後、全体に物語の要素が少ない。
それらしい感じにはなるが、結局何だったかわからない点が多すぎる。
話が展開しないでそのまま進んで、一方的にやられるだけで終わり。
最近のJホラーのご多分に漏れず、「それらしい導入がいいところもあるけれど、結局一方的に霊にやられるだけでバッドエンド」で残念。
わざわざ劇場に観に来てくれた観客への「お土産」が少なすぎる。
Jホラーは、しばらくは「サユリ」を超える作品は出てこないのか…。
もーいいよー、否、もういいよ…。
小学生の頃に目の前で弟が忽然と姿を消して、そのまま失踪してしまい今に至る青年が、当時のビデオテープをみて友人と記者と共に現地を訪れる話。
母親から亡くなった父親の遺品が時々送られてくる主人公が、霊感のある同居人と共に、その中にあったビデオテープを観て巻き起こっていく。
そこに山で迷子になった子供の捜索に参加して見つけた主人公を。スーパーボランティアと宣って取材しようとする記者が加わって、怪しげな山のことがみえて来るところまでは良かったけれど…そこてカミングアウトの友人とか、失踪がイコールそういうことだったり、結局それが何か釈然とせず。
ミステリアスなままにしておくのは構わないけれど、それがそのまま死じゃ間が飛んじゃっている様に感じるのよね…。
さしてその時の主人公のリアクションとか、3ヶ月後の行とか、これまた不自然に感じてしっくり来ず。
結局怖いでも悲しいでもなく、なんだか良くわからない話しだったという印象。
母さんがくれた1つのビデオ
ファンドフッテージもの
ただちょっと消化不良 かな
日本のホラー映画にありがちな びっくりドッキリ ものとは違って初期のジャパニーズホラーに通ずるものはあった
結局何だったのかが全くわからない
むしろ 怪奇現象 というものは何かわからない 四次元の存在なのかもしれない
そう考えると これが正解なのかもしれない
ホラー映画の鉄板としては謎めいて途中から 謎解きゾーンに入って最後はアクション映画化するっていうのが 鉄板 なんだけど(笑)
そのクソみたいな流れがないだけでもマシなのかもしれない
むしろ インターステラーのような謎が謎を呼ぶ量子力学的要素がこれからのホラーには必要なのかもしれない
あのビデオテープを最後に録画してたのは一体誰なのでしょうか
生真面目過ぎるがどっしりしている。
連日満席になる作品だが、ややわかりにくい部分もあるか
今年33本目(合計1,575本目/今月(2025年1月度)33本目)。
大阪市ではテアトル梅田(旧シネリーブル梅田)しか扱っていない上、1日2回上映という事情もあってなんと満席という状況でした。珍しいですね。
この映画は公式のX(ツイッター)が、感想など書いてツイート(ポスト)するとVHSビデオカセットがあたる(といっても、再生機持っている人っているんでしょうか?)というように、タイトル通り「ビデオテープ」が一つのキーワードとなるか、あるいはその「ビデオテープ」の一般的なノスタルジー感があるのか、と思っても、ビデオテープは序盤にしか登場しない(母親が勝手に送り付けてきて、ビデオテープを再生するという話)という点がやや「その意味で」残念かなといったところです。
ストーリーとしては、その「行方不明になった子は実際には誰か、その行方不明になった理由や場所はどこか」といった点に後半論点がうつり、他の方の評価にもある通り、直接的なホラー描写は避け、描写全般からホラー感を読みとる、時々みかけるタイプの作品に分類されます(よって、直接的表現が少ないため、レーティングに関しても配慮されている)。
ただ、いずれにせよ、この映画は1月4週になぜか大集合したホラー映画祭りといえるほどなぜか新作にホラー映画が集まった中において、この映画には何らかの意味で「ビデオテープ」がテーマだろうと思って行く方がいると思いますが、その話はちらっとは出ても、そこについて深く取り上げられることがなかったのが残念といったところです(もっとも、ビデオテープ自体が古い文化だし、そればかりとりあげても20代の方などは理解が難しいだろうという実際上の問題はあろうと思いますが)。
採点に関しては以下まで考慮しています。
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(減点0.3/廃墟についての展開がやや不自然)
廃墟も不動産にあたりますから、その建てられた経緯等をちゃんと調べようと思えば、まず立てたときの登記、あるいは権利変動の登記などは不動産登記法ほかで管理され、これは誰でも見ることができます(前者を扱うのは土地家屋調査士、後者は司法書士というお仕事の方)。この「誰でも見ることができる」という点がポイントで、映画内では登記所等一切出てきませんが、登記簿を見れば一目瞭然であるので、そうした展開に飛ばさなかったのは、まぁそれはそれで理解できる(映画が10分で終わってしまう)ものの、資格持ちには「なんで登記簿をみないんだ」という点は気になったところです。
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ツギクル監督。
悪魔よけの鈴。
一緒に“かくれんぼ”していた弟が、そのまま失踪したという過去を持つ兒玉敬太と、霊が見える同居人・天野司の話。
ある日、実家の母から仕送りが届き、開けてみると1本のビデオテープが…、その一方ボランティア活動で少年を助けたのは兒玉敬太さんですよね?!1人の女性が訪ねてくるが…。
本作の予告を観て楽しみにしてたんだけど…、届いたビデオテープ、ノイズ混じりの古い動画には少し恐怖は感じつつも…、ほぼBGMなしのなかの会話、薄暗いで眠くなる。
終盤の敬太母が薄暗い部屋から出てきた辺りから面白くなったかな個人的に!てかエンジンかかるの遅すぎ!この気味悪い感じを序盤から持ってきて欲しかったかな。
期待してただけにちょっと残念で眠くなっちゃった。
試みは良いと思う
こういうホラーが観たかった
呪いの磁力が弱すぎて、恐怖よりも眠気が勝る
安易なジャンプスケアに頼らない心意気は良し
純Jホラー
13年前に失踪してしまった弟を探し続ける兄のお話。
びっくり描写も少なく、決め手となるような“何か”が出てくるわけではないのですが、稲川淳二の「怖いな怖いな~」的な不気味で不穏な雰囲気がずっと続くような作品でした。
観終わった後もじわじわと怖さが尾を引いて、大掛かりな仕掛けなしで、ここまで作れるのは近藤監督が生粋のホラー好きだからでしょうか。本作が初めての商業映画という事ですが、これからが楽しみな監督です。
初日公開舞台挨拶付きの上映だったのですが、上映前ということもあり和やかで笑いの多い時間となりました。
ビデオテープは2025年には再生できなくなると言われてますが、そうなるとビデオテープを使ったホラーも無くなってしまうのかなぁ📼…
息が詰まる
ゴア描写も直接的な恐怖映像もほとんど無いが終始息が詰まるような緊張感に包まれており、不穏な空気感を出し続けている。
物語の全てが解決するわけでも謎が解明されるわけでもない。インパクトを残すような映像が有るわけでも無いので賛否あると思う。
自分としてはこの映画が醸し出す雰囲気を評価したい。近年のJホラーは悪ふざけに走る物が多くて辟易していたが開始から終了までこの雰囲気を保ち続ける本作は正統派のJホラーとも言える。
初めてホラー映画を観たときの息が詰まるような感覚を久しぶりに味わえた。
すべてに不完全。だから良いとは言えない
先ず怖くない。設定が雑。シナリオが詰めきれてない。
ラストのオチも弱い。 俳優も何時もの時よりも弱い。特に森田想に❌❌涙
楽しみだったのに。観客もイマイチな反応が多く。もっと煮詰めて作ったら面白くなりそうな映画でした
本当に恐ろしい
派手さはないけれどツボをついた恐怖描写で、観ている間じゅう、ずっと嫌~な感じが継続する正統派Jホラーでした。途中、間延びしている感は少しあるものの、「語り」の怖さを存分に楽しませてくれて、これこれ、こういうのが観たかった、とつい頷きます。
Jホラーとはいっても、かつて隆盛を極めたJホラーそのままではなく、近年のホラー小説分野で流行しているモキュメンタリー感や、実話怪談、YouTubeのホラー系チャンネルなどに見られる要素をうまく取り入れた、現代ならではの仕上がり(そしてエンディングでJ-POPが流れなかったことに心底ホッとしました)。
それにしても、結局あの山はなんだったのか、怪異の原因になったのは何なのか(宿屋の息子の話していた、捨てた人の「念」なのか?)、廃墟が怪異の中心なのか、山岳部や捨てられたものたちはどうなるのか、なぜビデオなのか、「ぷよぷよ」はどうしてああいった形で現出したのか…などなど、明かされない謎というか余白が多く、観終えた後も、ふとした瞬間あの世界のことについて考えてしまいます。怖い。
映画館で感じて欲しい作品!
思ったより清水崇イズムを感じる
無
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