ふたりで終わらせる IT ENDS WITH USのレビュー・感想・評価
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教科書的
あらすじにも書かれてるし冒頭から仄めかされてるが、なんらか抱えている問題がなにかは明らかにされない。
そうこうしてるうちにすっかり良い感じのラブストーリー。そのうちに問題がなんとなく明らかになるとなるほどとなるし、対応も理に落ちすぎるほどに教科書的。
だからブレイク・ライブリーはプロデュースまでしてるのだろうし。「ふたりで終わらせる」の『ふたり』ってそのふたりだったのか、と納得…
しかしだとするとあのラストは蛇足なんではないかな…?
そこが疑問…
ブレイク・ライブリーの魅力全開!
前半恋愛。後半悩み。ラストの感動。
ブレイク・ライブリーはクールビューティなイメージですが前半の彼女は子供っぽい可愛らしさがありとても魅力的でした。結構ベッドシーンあるので気まずくなるのが心配な方は一人で見に行った方がいいです。
ベストセラーの原作とは少し変えてあったけど上手くまとまってていい映画でした。
悩んでいる女性にエールを送るような映画でした。
主人公の夫の妹が凄く良かった。彼女の言葉が格好良かった!
題名の意味が分かった時おおー!となります。
予告編、あらすじは読まずに行って下さい。殆ど予想ついちゃっておおー!となれなかったです。どうしてくれるねん!
なので絶対予告編見ないで行って下さい。
因みにイケメンDV夫が監督をしています。
妹に泣かされたよ
久しぶりにラブストーリー観ようかなとおもったらラブストーリーではなかった(良い意味で思ってたのと違った)
今から観る方は前半も気を抜かずに観ておきましょう。
5点でもいいんだけど、鑑賞後にポンタパス使えるのを知ったので0.5点引き(ちっさい奴ですみません。)
間違いなくブレイク・ライブリーの代表作に!
リリー(ブレイク・ライブリー)が父親の死にあたり、告別式に出席し、弔辞の述べるところで
何も話さず退出するシーンで、父親に対する思い・気持ちみたいなものがわかるプロローグ。
ライル(ジャスティン・バルドーニ)とのマンションの屋上での運命の出会いから、
リリーに「参った」と言わせ、本格的に付き合うに至るまでの時間のかけ方が実にリアルというか
リリーの少女時代に負った心の傷がそうさせているということが、後々わかるのですが
そういう物語の紡ぎ方が丁寧で交換が持てましたね。
リリーの心の傷は、父親による母親へのDV、父親による恋人への暴力(死にかけるほどの)であり、
ライルは6歳のときに兄を射殺するというトラウマ(このエピソードは本人が別人のエピソードとしてリリーに語っている)
を負い、ふたりの仲も万全と思っていたけれど、少しずつコンフリクトが起きてきて、
やがて決定的なダメージを負っていくわけですが、
リリーの初恋の人、アトラス(ブランドン・タイラー・スクレナー)も同様に傷を負っているんですよね。
それは父親から母親へのDVだったり、リリーの父親から殺されかけたりと。
リリーとライルとの結婚生活もスグに亀裂が入ります(ライルのアトラスへの嫉妬もありますが、それだけじゃないですね)が
子どもができてからのお互いの距離感、コミュニケーションのとりかた、そして自身の母親の判断と異なる離婚という決意、
全て理解ができるというか、私自身、同様の経験をしているからこそわかるような気がしましたし、
正直、私自身、もう恋愛の類は奥手にならざるを得ないと言いましょうか、完全に人間不信に陥っているため、
リリーのようにアトラスともう一度恋に落ちる的なことは自分にはできないと思いましたね。
だからリリーは逞しいなと感じました。
本作であらためて、ブレイク・ライブリーの演技が素晴らしいと思いました。特に複雑な表情の演技がすごいですね。
間違いなく彼女の代表作になったと思います。
日本での集客は厳しいでしょうが、素晴らしい作品です。
女性客が多そうな気がしますが、ぜひ、男女その他問わず多くの方に観ていただきたい良作だと思います。
タイトルの意味はしっかり回収されます。
そう終わるのが美しいとは感じるんだけど、前半があまりにもキラキラするシーンが多くて、目が潰れそうになった。
僻み、羨望と言われてもしょうがないんだけど、絵に描いたような美男美女の恋愛ゲームを見せつけられてもね。
場違いなところに迷い込んだ気分をたっぷり味わうことになりましたが、タイトルの意味はしっかりと回収される作品でございます。
エマーソン‼️
幼い頃に父から母へのDVを目撃し、トラウマを抱えるヒロイン。そんな彼女が結婚し、夫からDVを受ける。そんな彼女が選択した結末・・・‼️初恋の男性の存在も絡め、三角関係みたいな恋愛要素もあるヒロインの成長映画ですね‼️妊娠し、出産した娘に名付けた名前エマーソン‼️この名前が夫のDVの起源であり、これからの夫の人生においても戒めとなる‼️かなり深いです‼️そして直後に下すヒロインの決断‼️このラストの展開で、この作品の格がかなり上がってます‼️ヒロインを演じるブレイク・ライブリーも、セクシーさの中に可愛らしさが同居していて、かなり魅力的‼️一番愛する男性へ向ける彼女の最高の笑顔を捉えたラスト・カットもかなり素敵です‼️
【”一度、愛した女性を傷つけるなんて男として絶対に赦せないよ!でもなあ・・。”今作は、純愛ラブロマンスを絡めたシーンテンコ盛りの、DV撲滅運動奨励映画でありました。再後半の数シーンは沁みたなあ。】
■リリー(成人になってからはブレイク・ライブリー)は、幼い頃から市長の父が母に手を上げる姿を見ながら育って来た。
故にか、高校時代に母親が暴力的な男を連れ込む事に嫌気がさして、廃屋に住んでいた同じハイスクールバスに乗るアトラス(成人になってからはブランドン・スクレナー)に、寝袋と食料をそっと提供し、そのうちに恋に落ちる。
成人して、リリーは父の葬儀の為に久しぶりにボストンに帰って来る。だが、葬儀に来た人たちの前で”父の良い所”を述べる事無く、”ゴメンなさい。”と言って立ち去るのである。
そして、ボストンに念願の花屋をオープンし、ボストンに帰って来た際に出会った脳神経外科医のライル(ジャスティン・バルドーニ)の姉アリッサ(ジェニー・スレイト)と共に働き出すのである。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・私見であるが、DVをする人は精神的にダメージを受けている人が多いと思っている。今作のライルが正にそれで、屋上で出会った際に何があったか知らないが、椅子を激しく蹴り上げた後に、笑顔を浮かべて、座っていた美しきリリーに言い寄って行く姿。衝動的暴力行動を取ってしまう男である事が分かる。
間違いなく、彼が6歳の時に父親の銃で兄エマーソンを撃ち殺してしまったトラウマが原因であろう。ライルの職業が脳神経外科医という設定も、シニカルであるが彼の秘めた哀しみと深い後悔を表していると思う。
・高校時代のリリーとアトラスが親密になって行く過程が、しっかりと描かれている所が後半に効いてくる作品構成も巧いと思ったな。
初めての相手って、ナカナカ忘れられないよな、と思っていたらアトラスがリリーの事を想っていた理由がもっと深いモノだったと再後半に分かった時は、沁みたなあ。
・ライルがリリーを愛していたのは事実だろう。
だが、彼がアトラスの存在を知り執拗にリリーに対し、ボストンの新進気鋭の店のNo1になっていたアトラスの店の紹介記事を”読め‼”と言って迫るシーンや、アトラスが”何かあったら・・。”と言って渡しておいた電話番号のメモがリリーのスマホに入っていたのを見た時に逆上する姿は、矢張り病んでいるよね。
それはライルにより階段から突き落とされたリリーに対し、ライルの姉アリッサが"弟の心は病んでいる。貴女は親友だけど、別れないと・・。”と忠告するシーンからも伺えるよね。
■ライルの子を身籠ったリリーが、彼と別居をしているアパートにライルがやって来るシーン。冷や冷やしたけれども、ライルは精神が安定していれば、イケメンの良い男なんだよね。一緒に生まれて来る子のために、ベビーベッドを組み立てて、リリーが”触る?”と聞くと嬉しそうにリリーのお腹を撫でる優しそうな表情。
そして、彼が務める大病院での出産の時も彼は、リリーの腕を握りながら支えるんだよね。けれども、娘が生まれた時にリリーはライルに”名前はエマーソン。エミーと呼べるでしょ。”と言いながら、ライルに離婚を告げライルもそれを受け入れるのである。
哀しいけれどもリリーの強さと、ライルの自分の衝動的にDVしてしまう理由を受け入れて去る姿が見事に描かれていたシーンである。
<ラストの2シーンも印象的である。
リリーは母と亡き父の墓参りをし、”別れようと思わなかったの?”と母に聞いた時に母が答えた言葉。”別れる方が、大変だったんだよ・・。”
そして、リリーが幼きエミーと歩いている時に偶然出会ったアトラス。
アトラスが言った”廃屋に住んでいた時に、命を絶とうと思っていたんだ。そこに君が差し入れをしてくれたんだよ。”という台詞は沁みたし、リリーが”今でも一人なの?”と聞いて優しく微笑むアトラスの表情には涙が出そうになってしまったよ。
そして、歩み寄る二人の姿と笑顔のアップで暗転するラストシーンも、良かったな。
エンドロールに流れたテロップがDVに苦しむ人たちに届けば良いな、と思った作品である。>
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■どーでも、良い事
・今作を撮影中に、ライアン・レイノズルが妻の事が心配でチョコチョコやって来て、ラブシーンになると”俺ちゃんは、赦さないぞ!”と言って、ギャーギャー騒いでいたかどうかは、私は知らない・・。
■改めて、思った事
・ブレイク・ライブリーを初めて劇場で観たのは「ロスト・バケーション」(個人的に、サメ映画の逸品だと思う。)なんだけれど、変わらずに美しく魅力的な女優さんだと思ったな。
良い夫婦の日に公開されるDV映画なのだが、DVがどこで始まっているか気づける人はいるのだろうか
2024.11.23 字幕 MOVIX京都
2024年のアメリカ映画(130分、G)
原作はコリーン・フーヴァーの小説『It Ends With Us』
過去に傷を持つ男女の出会いと別れを描いた恋愛映画
監督はジャスティン・バルドーニ
脚本はクリスティ・ホール
原題の『It Ends With Us』は劇中のセリフで「ふたりで終わらせる」と言う意味
物語は、花屋を開くことを夢見ているリリー(ブレイク・ライブリー、若年期:Isabela Ferrer)が、父アンドリュー(Kevin McKidd)の葬儀のために故郷のメイン州プレソラに戻ってくるところから描かれて始まる
母ジェニー(エイミー・モートン)と再会したリリーは、葬儀での弔辞を頼まれた
だが、いざ壇上に立つと言葉が出て来ず、逃げるようにその場を去ってしまった
その後、ボストンに戻ったリリーは、とあるアパートの屋上にて、取り乱していて椅子を蹴飛ばしている男と遭遇する
彼は脳外科医のライル(ジャスティン・バルドーニ)で、手術がうまく行かずに嘆いていたと言う
二人はその後も会話を交わしながら、それ以上を求めずにその場を離れることになった
数日後、ようやく物件を見つけたリリーは、店舗の清掃を始めていく
そんな折、前の店主の求人広告を見たアリッサ(ジェニー・スレイト)が働きたいと言い出す
やむを得ずに一緒に店を準備することになり、夫マーシャル(ハサン・ミンハジ)と兄を交えて食事をすることになった
そして、リリーはアリッサの兄としてライルと再会することになったのである
映画のテーマは「DV」なのだが、テイストはハーレクイン的なラブロマンス映画になっていて、骨子は「トラウマを抱えた者同士の恋愛」となっている
三角関係のようなテイストで、ライルと元カレ・アトラス(ブランドン・スクレイナー、若年期:Alex Neustaedter)との間で揺れるリリーと言う感じになっているが、実際にはライルの暴力性とその自己弁護がどのようにして起こり、それが女性を傷つけるかを描いている
映画的には都合の良い存在と元さやになっていくので、DVに対する啓発的な意味合いがかなり薄味になっていた
エンドロールでは「DV相談窓口へのメッセージ」などがあるし、日本の公開は「11月22日(良い夫婦の日)」というプロモーションもかけている
だが、映画の宣伝から「DV映画」と言う雰囲気は感じられず、気軽にカップルが観る映画になっているし、某スマートパスの推奨映画になっていたりと、どの層に訴求しているのかよくわからない
内容としては、潜在的にDV被害に遭っている女性に向けたもので、前時代的な「愛があるから耐える」ではなく、「娘と共に強く生きていく」と言うものを強調している
その層に伝われば良いのだが、それを感じさせるにはもう少し工夫が必要に思えた
いずれにせよ、キャラ設定がメロドラマテイストになっているし、監督がイケメン脳外科医で登場するし、どこまで本気で原作と向き合っているのかわからないところがある
DV被害者としての告発と、このような決意で戦って連鎖を断ち切ると言う意識を描いているのだが、それがダイレクトに伝わりづらいようにも思う
女性監督が撮れば雰囲気も違うと思うのだが、それは能力云々ではなくて、原作に描かれている「女性の決意」と言うものを描き切れているかどうかと言う難題に直面するからだと思う
監督が男性なので、自己弁護に走る突発的な嘘のシーンはリアルなのだが、その見せ方が上手いかどうかは何とも言えない
また、一度の過ちと言うふうに捉えられがちなライルの言動だが、その根底にある「映画で一番登場するセリフ=やめて」の背景にあるものを理解しないとダメなのだろう
そう言った意味において、DVの根源が普段の男女間のパワーバランスにあって、それをリードした際に本当に起こっていることに目を向ける必要があるので、それをちゃんと描き切れているのかは微妙と言わざるを得ないと感じた
情熱的な愛と切なさと。
いやー凄かったです。最高に幸せなラブストーリーと波乱で切なさと。現在進行形と過去の恋愛が交互に映し出されて話は進んでいく。決して不幸なラブストーリーではないけど、幸せだけでもない。
過去と今の彼を比べたりするような女ではない彼女だけど、あの状況なら、、、
正直、観てるこっちも迷ってしまった。
安っぽくない彼女は冷静な判断をした。また家族で親友の妹も良かったし、出会えていて良かったなーって思った。
別れは辛かったけど、彼も可哀想だったけど、彼女の説得の仕方が非常に上手く分かりやすかった。
ラストの再会は何とも言えない嬉しさと切なさがある素敵なシーンでした。とてもとても良い映画でした。
頑張っている女性にお勧めしたい作品です。
でも、若き2人は何故別れてしまったんだよーってね。
余談、主役が飯島直子さん、大人になった元彼が田中健さんに見えました。
期待度○観賞後の満足度◎ 上手く云えないけれども世の中が少しずつ変わって来ている(勿論良い方に)ことをそこはかとなく感じさせて何故か感動してしまった。
①オープニングの紅葉が美しいメイン州の風景に心が和む。ボストンの夜景も美しい。
そんな舞台設定に加え、ベストセラーの恋愛小説の映画化だということしか事前知識が無かったのと前半は上等なソープオペラみたいな恋愛映画のノリだったので勘違いしかけていたが、実は私達男が頭では理解しているつもりでも心というか肌感覚では殆ど理解出来ていない問題をデリケートに扱っている映画だった。
②当たり前ではあるが、基本的に男はPHYSICAL に女性より力が強い。だから力に任せて女性に絡んだり迫ったり言うことを聞かせようとするのは悪いことだとは頭では分かるのだか、被害者である女性がどんなにそういうことをされて恐怖・嫌悪を感じるかは理解出来ていないと思う。
(子供の頃に性被害を受けた男の子なら理解できるだろうけれども)
③だからでもないだろうけどDVはなかなか無くならない。
私の周りでも、一見良いカップル(夫婦)の様だったのに実は旦那がDV男だったり、会社では大人しくて真面目そうな人だったのに家では酷いDV男だったとか(この人、会社にばれて辞めました)ビックリすることが時々あった。
私は子供の頃から女性に手を上げる男は最低だとは思っていた。勿論自分でもこれまで女性に手を上げたことはない。でも結婚しなかったからだけかもしれず、結婚していたら喧嘩の時に手を出していたかも。それは自分でも自信はない。
④本作でも、最初から恋愛映画のつもりでも観ていたけれども、後から思い返すと最初からこのテーマの伏線は至るところに敷かれていた。
冒頭の父親の葬式でリリーが告辞を述べられなかった件。過去に何か確執があったのだろうとは思ったがヒロインの人間像を膨らませるエピソードの一つだろうと思っていたら作品テーマに思いっきり絡んでいた。
公の場では人望のあった(みたい)市長だっが家ではDV男だったのだ。
母親に「なぜ別れなかったの?」と尋ねた時の母親の言葉「だって愛していたし…」。
母親は私と同世代くらいと思うが、私の子供の頃(以前)はまだまだ女性の経済的自立は少なかったし(普通の主婦であれば仕事も見つけにくかったろうし)、妻は夫に従うものという考えがまだ根強かった。そういう時代に育ったからそういう考えを刷り込まれそうだけれども私は幸いそうではなかったし、映画を本格的に観出した1970年代はウーマンリヴ運動の時代でもあったけれども(1970年はたしか国際婦人デーが制定された年)、映画界でも女性映画が大量生産された時代で、『愛と喝采の日々』(なぜ女性だけ家庭とキャリアの二者択一をせねばならないのか)、『ジュリア』『歌う女、歌わない女』(女性間でも友情は育つ)、『結婚しない女』(女性の自立)、『ネットワーク』(男以上にワークホリックで野心があり上昇志向が高い女性)、『ウィークエンド』『エイリアン』(女性は守られる弱い存在ではなく必要に迫られれば闘う)と、それまでの社会通念を覆す映画が次々と出てきて、それをリアルタイムで観ていた私も大分感化されました。映画はやはり人の一生や考え方にに影響を及ぼすもんだね(特に頭の柔軟な若い時に観た映画は)。
本作の話に戻るけれども、アメリカでもまだそんな考え方が残っているとはやや驚き。アメリカの田舎は保守的だけれどもニューイングランド地方はまだ進歩的と思っていたので。
お母さんは「愛していたから」と言っただけだが、この「愛していた」という一言には沢山の思いが詰まっていたと思う。
アメリカ映画では何かあればすぐ「I Love You(愛している)」というけれども、この歳になると皆結構簡単にいうけれども“愛”って何かな、と最近よく思う。
“愛があるから”とか“愛しているから”というのが全ての免罪符になるとは思わないし、“愛している”と相手に言えば何をしても良いわけでもない。日本語には“恋”という言葉もあるから“恋”と言えばどういう感情かイメージしやすいんだけども“愛”という感情は大変茫漠としているし、“愛”と言えば聞こえは良いし美しいけれども悪く言えば便利な言葉である。
劇中で、ライルがリリーに「アトラスを愛しているのか」と訊いたのに対して、結局「分からない」と答えたけれども、実際にそういうものだと思う。
⑤そのアトラスだけれども、最初は、ヒロインの青春時代の恋人で、大人になってから再会してヒロインの心を揺さぶる存在になるという、よくある三角関係の話かいな、と思っていたら彼もある意味DVの被害者であることがわかりテーマの一方の重要な担い手であることがわかる。
母親はDV男ばかり連れ込むとアトラスは言った。それ以上の彼の母親に関する情報はなかったが、そういう女性が居ることもよく耳にする。
マゾヒストとまでは呼ばないものの、同じタイプの女性を選んでしまう女性たち(男にも同じことが言えるようだけれども)や、自分でないとその男を救えない救えない、その男には自分が必要だと勘違いする女性たち。
アトラスはそういう男たちの一人に暴力を振るわれたのかも知れないし、母親は彼より男たちを選んだのかもしれない。
愛の暴走と治癒
アメリカの作家コリーン・フーヴァーが実体験を基につづった小説の映画化で魅力的な男性と恋に落ちるも思いも寄らぬ事態に直面した女性の葛藤と再生を描きだす。愛の暴走と治癒。大人の恋のロマコメと戦慄。監督みずからが主演のB・ライブリーの相手役を請け負っておりそのへんの作品に込めたメッセージ性を帯びる。主人公自体の回想が割とシーンを占め、鈍重な雰囲気も漂う。ロマコメとシリアスの両方ともを獲得するのはやはり難易か。過去の自分自身との向き合いや決意、成長とヤングアダルト小説味ある題材なのだが大事な事柄を謳ってるためそれなりに観れる作品だった。
ふたりとは誰と誰なのか?
昔、鑑賞した映画(アデライン、、)を観て主演のブレイク・ライブリーのファンとなり鑑賞する事に。
今年37歳?になるらしいけど笑顔の美しさは健在❣️
ほぼストーリーは何も知らずに、そしてタイトルの意味も何も知らずに鑑賞。
冒頭の二人の出会いと、その時の会話内容に全てのストーリーのヒントが込められていた事が鑑賞後に理解出来ました。
後からじわじわきました。
試写会にて鑑賞しました。
フラワーショップを開店させるためにボストンにやってきた主人公リリー仕事も友人関係も恋人も全てが完璧そんな時初恋のアトラスと再会三角関係のラブストーリーかと思いきや…
最後の決断伏線回収に良かったほっとしました。
ファッションやフラワーショップがオシャレで素敵
それだけでも見る価値あり
DVのお話なんですがそれだけじゃなく「何を終わらせるの?」と問われると言いたいけど説明できない
見終わった後に色々考えちゃう作品でした。
気づきと強さ
《試写会にて鑑賞》
鑑賞できて本当に良かったです。
ずっと気になっていたタイトルの意味を理解したとき
切なさが押し寄せました。
丁寧なストーリー展開と伏線回収。
晴々としたラストに安堵。
DVというテーマが背景にあるため、
緊張感が伴いますが
表現としては観る側に配慮された形に
仕上がっていました。
ユーモアな場面もありバランスが良いです。
主人公リリーの芯の強さと優しさに
胸を打たれながら人生を模索していく様子に終始夢中。
リリー、ライル、アリッサ、アトラスの
それぞれの決断はお互いを想ってのこと…。
テイラー・スウィフトの劇中歌も心に染み渡り、
美しい街並みと色鮮やかなファッションにも
視覚的にとても楽しめました。
“ふたりで終わらせてふたりで始める”
髭面に♥、髭面に✖、そして、再び、髭面と出会う
ベタな内容だが、実に分かり安い内容だった。
英語が分からない僕でも割とスンナリからくりが分かる。それでいて、次はどうなるって言う緊張感も伴う。但し、前半部の出会いの部分はダラダラし過ぎている。
それは兎も角、暴力を振るう男は、一回でも手を出したら、いくら反省しても信用しては行けないって事。
但し、最後の部分もいらない。髭面が好きになり、髭面に愛想をつかし、髭面と出会う。
やはり、男目線だと思う。
ヘルシンキ市立美術館の2階の映画館で見る。2024年
8/20 11時55分 2列目6番
2位には、ブレイク・ライブリー主演のロマンティックドラマ「It E...
2位には、ブレイク・ライブリー主演のロマンティックドラマ「It Ends with Us(原題)」(ソニー)が初登場しました。本作は、米小説家コリーン・フーバーの半自伝的なベストセラー恋愛小説「イット・エンズ・ウィズ・アス ふたりで終わらせる」を映画化するもの。父親の死をきっかけにボストンに移り住んだ、複雑な過去を持つリリー(ライブリー)は、運命の相手と思える脳神経外科医のライル(ジャスティン・バルドーニ)と出会い、結婚。しかし、ある悲しい出来事をきっかけに過去のトラウマがよみがえり、また初恋の人アトラス(ブランドン・スクレナー)が再び現れ、リリーは生き方を模索します。
監督は、ジャスティン・バルドーニ(「クラウズ 雲の彼方へ」)。週末3日間で、製作費の倍以上となるオープニング興収5000万ドルをあげました。劇場平均興収では「デッドプール&ウルヴァリン」を上回る、大ヒットスタートを切っています。
デップーの妻も頑張ってます!
ブレイク・ライブリー主演のロマンティックドラマ「It Ends with Us (原題)」は、米小説家コリーン・フーバーの半自伝的なベストセラー恋愛小説「イット・エンズ・ウィズ・アス ふたりで終わらせる」を映画化したものです。
父親の死をきっかけにボストンに移り住んだ、複雑な過去を持つリリー(ライブリー)は、運命の相手と思える脳神経外科医のライル (ジャスティン・バルドーニ)と出会い、結婚。しかし、ある悲しい出来事をきっかけに過去のトラウマがよみがえり、また初恋の人アトラス(ブランドン・スクレナー)が再び現れ、リリーは生き方を模索するというストーリーです。
ブラジル人の女友達がめっちゃ泣いた〜と感動してたから、公開してすぐの映画の日にポイントで無料鑑賞。夏休み中だから平日昼の部でも、ギャル達が後ろの席に大挙して押し寄せるほど混んでいました。
今まで、「カフェソサエティ」とか「アデライン」とか、プロットは面白いんだけど、そこまでインパクトのない美人(失礼!)というイメージの強かったブレイクライブリー主演作、正直あまり期待していませんでしたw。
It ends with us というタイトルは、最後の最後にブレイク演じるリリーのセリフなのですが、小説のサブタイトルが「二人で終わらせる」って!w
どんな字幕になるかわかりませんが、リリーの覚悟を表した、大事なセリフになります。「ずっと一緒だよ」的な?公開されたら、何ていう字幕だったか、教えてください。
…ネタバレしたくないので演者に対する印象だけ。
Fly me to the moon のコメント欄にもたまたま名前を挙げたのですが、スカヨハと違って、私には特に印象に残らない正統派美人女優というイメージでしたが、この作品は彼女の代表作になりそうです。海外の映画サイトでも、この作品の評価が高く、公開してすぐにデップーに次ぐ全米興収2位(え、夫婦でワンツー?)5,000万ドルを、たった3日で売り上げました。推定予算は2500万ドルですから、即回収、8月13日時点では世界興収8600万ドルです。
ちなみに、リリーの若い頃のシーンは別の女優さんなんですが、横顔とかが残念過ぎて、さんまさんみたいに「横から撮るな」って言いたくなりましたwww
実際「旅するジーンズ」ではブレイクが19才、続編21才でしたが、既にめちゃくちゃ美しかったので、やっぱり逸材中の逸材でしたね。似てはいますが、あの当時のブレイクにはまぁ敵いません!
ちなみにライル役のJustin の奥様が途中女医さんの役で一瞬出てきます♪
カナダ人の反応は、最初は笑いが何度か起き、途中から鼻をすする音が聞こえ、エンディングでは拍手が起きました。女子には特に刺さる作品だと思います。大人も刺さるかな?エンディングでかかるブリトニースピアーズのEvery timeのカバーが沁みた、沁みた…。(ブレイクがブリトニーのファンだそうです)
私もカナダの結婚式場のバイトで幸せそうな美しいカップルたちをたくさん見てきたし、日本語学校の仕事では子供たちの送り迎えを交代で行い、率先して家事を手伝う旦那さんをたくさん見てきました。
それでもカナダの離婚率は50%、日本より高いです。街にはラブラブなカップル、仲良し家族もたくさんいますが、私が今参加している、割と大規模な地元女子会もほとんどが独身です。シングルマザー、結婚複数回…、自分らしく生きるのに、不自由さは要らないよねと、誰かの背中を押すんじゃないかなと、複雑な思いで観ました。
とりあえず、ライアンとブレイクはずっと仲良しでいてください。そういえば、過去に夫婦で興収ランキングに同時に入ったのはブルースウィリス(ダイハード)とデミムーア(ゴースト)だけだそうです。え、フラグ?www
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