配信開始日 2025年1月24日

  • 予告編を見る

「イーライ・ロスのたまにやるヤツ」ボーダーランズ ハルクマールさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5イーライ・ロスのたまにやるヤツ

2025年1月28日
iPhoneアプリから投稿

笑える

単純

あー、なんかもうゴア描写ゴリゴリの映画撮りたいなぁ、でもこの前の映画でハズして予算厳しいんだよなー。
あ!そうだ!請負映画作っちゃおう。

…かどうかは分からないけど、限りなくクライアント様のご希望に沿った70点ぐらいの映画を、これでいいんですよねー的に撮った感じのSFファンタジースペースオペラ。オペラは言い過ぎか、スペース小劇場。

物語やキャラクターは、ボーダーランズってゲームがベースになっている。アメリカではそこそこ人気のゲームみたいで、既にゲームとしては6作?作られていて、リリスとかローランドはオリジナルのゲームに登場する。
ストーリーは、凄腕の賞金稼ぎリリスものとに、大富豪アトラスより娘を探して欲しいという依頼が舞い込む。
高額の報奨金に釣られたリリスは、自身の生まれ故郷のパンドラに、アトラスの娘を探しに向かう。

まあ、なんかいろいろヴォルトとかよう分からん説明がされるけどけど、ストーリーを追う必要はあんまりないかも。理解できてなくても物語はズンズン進んでくし、混乱することも全くございません!
ゲームでお馴染みのキャラがゲームの中と同じように大暴れして各々の武器でバッタバッタと敵を薙ぎ倒しては逃げ、薙ぎ倒しては謎を解き、みたいなもう一年に700本ぐらいは作られていそうなSFアクションの定番の流れ。

それなのに!なんと主演はケイト”なんでこの仕事引き受けたの?”ブランシェット姐さん。余りにも圧倒的な存在感、余りに流麗なガンアクション、余りにもったいないこの使い方…でもこの方案外多作で玉石混合で受けてる感じなのよね。現場が好きなのかな。

もう観終わっても1ミクロンも残るものがないです。なんなら観終わってスタッフロール観てるうちにも前半の流れを忘れちまいそうなぐらい。
アマプラや無かったら絶対観んわー、だからこそアマプラでよかったーって思える、時間を潰す為の映画。
でも、なんとなくスカッとするから鬱々してる時はいいかもね。

こんな作品(失礼!)なのに大奮闘のケイト姐さんに敬意を表して星は3つ。ただストーリーはマジ…すんません姐さん、-0.5させてください。

ハルクマール