ドキュメンタリー オブ ベイビーわるきゅーれのレビュー・感想・評価
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部活のようでした
ヘロヘロになって胃が受け付けないのに無理矢理口の中にご飯を詰め込んでる伊澤さんを見て、高校時代の部活の辛かった夏合宿を思い出しました。
あんなの何日もやってりゃ流石に体調壊しますよ。
でもあれだけ身体を張って何度もテイクを重ねてるのを見れば面白さは納得ですねー。
ナイスデイのまひろのを格闘シーン以上のものが今後見られる気が全くしないので、次作は当分無さそうな気がしてかえって寂しい思いをしていたのですが、このドキュメンタリーはダメ押しになりました・・・。
髙石さんはまだ二十歳そこそこのようですが、ずいぶんしっかりとした方なんですね。
演技も達者ですし、アクションも今作で開花したようなので、俳優としてより高いところに行きそうな気がしてます。
でも阪元組がホームだって事忘れないで欲しいと思います。
良かったね池松くん
2024年劇場鑑賞253本目。
パンフレットなしなので一応減点。
まぁメイキングにパンフレットなくて当然だとは思いますが映画館で上映しているので。
もちろんナイスデイズ鑑賞後に観たのでネタバレ気にせずに楽しめます。
前半はインタビュー多め、後半はアクションスタント多めという印象。もうちょっとインタビュー多くても良かったかな。ただ、この映画の煽りがさまざまなアクシデントを乗り越えた奇跡の作品みたいな感じだったのでロスト・イン・ラ・マンチャくらいに期待しちゃったのでそれは良くなかったですかね。あれだと完成に二十年かかっちゃいますからね(笑)
シン・仮面ライダーでアクションに振り回された池松壮亮がこの映画だとやり切れた感出していたのが良かったね、撮影逆じゃなくて本当に良かったね、と思いました。
気合いと覚悟
特典映像やないかい
正直、観終わった感想は1本のドキュメンタリー映画としてはパンチ不足。
映画の撮影現場が大変なんてのはどの映画も同じだ。役者の負担が大きければ現場の負担だって当然大きいんだよ。
もっと阪元裕吾監督の製作上の苦労や苦悩を前面に出した方がドキュメンタリー作品としての見応えは上がったと思う。
これ迄にも女性が主演の殺し屋や暗殺者映画は多々有る。「NIKITA/ニキータ」や「レディ・ウエポン」、近年では「悪女/AKUJO」なんかでも女性主人公が激しいアクションを演じてきた。
そんな中で個性や差別化の為に出したアイデアが一般人と同じ日常とリアルで且つスピーディーなアクションだろう。
だがその企画を実現するには普通の女の子と男勝りなアクションの両方を演じられる女優が必要だ。
伊澤彩織というアクション女優を見い出した慧眼には敬服するしかないし、慧眼と言えばこれ迄に殺陣やアクションを披露していたとはいえ池松壮亮があれほど動ける俳優だなんて誰が想像出来た?
そんな監督に対する掘り下げが本作では圧倒的に足りない。まだ20代だぞ?
とはいえ本作が貴重なシーンやインタビューが満載なのは確かだ。
中でも驚いたのは池松壮亮さんが自分の体に足元の泥を塗りたくっていたシーンだ。
普通こういうのはメイクさんがソレ用の泥を用意してメイクさんに任せるものだが、自分で塗ってるんだよ。足元の泥を!数々の映画で主演務めた俳優なのに!
こういう所が色んな監督に重用される一因なんだろうな。
若手イケメン俳優達、見倣え。
インタビューで『女の子のお腹を蹴るなんて出来ない』って話してたのも実に愛らしい。
伊澤彩織さんがインタビューで『かえではちさとに出会わなかったまひろなんだ』と監督に言われていたというのも実に興味深い。
なるほどなと思った。人が成長するには必ず人が必要なんだ。
伊澤さんが阪元監督に見い出されて女優として成長した様に。
「ナイスデイズ」2度目の鑑賞にして気付いたのだが、ラストの『生きてて良かった』のセリフのシーンで泣いてるんだよ。口いっぱいにケーキ頬張りながら。
こんな演技が出来るアクション女優、他に居るのかな?
単独主演作も控えているようで、ますます愉しみな女優さんですね。
髙石あかりさんはインタビューで『一生ちさととまひろでいたい』と語っていました。相思相愛じゃないですか。
末永くお幸せに(笑)。
もし本作がディスク版の特典映像なら大満足したとは思う。
きっと本編とニコイチのBDも発売されるだろう。お値段張るだろうけど。
そっち買いますんで辛めのレビュー御容赦ください。
以上
おまけ
ドラマ「エブリデイ」では黒髪になるのを断固拒否していたまひろですが、伊澤彩織さんは黒髪の方が断然かわいい。
raciku/「高鳴り」のMVを観てくれ。設定が謎のMVだが伊澤さんの格好良さと可愛さに惚れること請け合いです。
また本編が見たくなる
本編より泣いた。
素晴らしい作品にはたくさんの人の努力が詰まってるということを実感。
我々シロートが「アクション凄かったね」で片づけてしまうものの一つ一つに、理論と専門性と練習と気持ちとががどっさり入ってるということがわかる。
ちさまひの関係性がリアルな感じで伝わってくるのは、それがあかりさおりの関係性そのままだからなんだな。
ファンとしては当然、4や5も観たいと思うんだけど、このドキュメンタリーと観るとそう軽々にお願いはできないって感じがする。
オリンピアンが4年後まで頑張れるかどうか現役を続けるかどうかを悩むように、二人や監督にもその逡巡はありそうだと思う。
関係ないんだけどどうしたって「あの」ドキュメンタリーと比べてしまう。
「段取り」というものの重要性、それぞれの専門性を信じる大切さ、何よりみんなでいいものをつくっていこうという絆、というものが必要だったんじゃないのかな。
学生時代、映画サークルにいたんだが、その時これを見てたらこの世界に飛び込む覚悟ができたかもしれない、ああいう仕事にかかわっていたかったという羨望と後悔にさいなまれるおっさんでした。
満身創痍の彼女たちに感動すること必至
演出意図の理解がより深くなる
シリーズが好きな人なら見て損はないというか、ぜひ見てほしい。
何を見せたいか、何を重要としているかという演出意図の理解がより深くなる。
アクションを中心に、丁寧にリハ、NGテイク、OKテイクの違いを見せていくスタイル。
髙石あかりと伊澤彩織、池松壮亮の主要3人を中心に紹介していたが、宮崎県庁の中のアクションが特に壮絶。
池松くんの、『シン・仮面ライダー』との違いがありすぎなのが、特に目をひきました。
映画作りは大変だ〜!
舞台裏ってヤッパシ面白い。あと、お願いだから、もう続編は作らないでくれ~ (^^)
わりと冒頭、伊澤彩織さんと高石あかりさんのインタビュー。
高石あかりさんは、「ベイビーわるきゅーれ」が名刺代わりになっているという。
伊澤彩織さんは、「ベイビーわるきゅーれ」に出ていなかったら、今 俳優とは言ってなかったという。
また監督にしても、阪元裕吾監督と言ってピンと来なくても、「ベイビーわるきゅーれ」の監督と言えば、「ああ、あの映画の監督か」となる人も多いと思う。
もちろん僕も「ベイビーわるきゅーれ」で初めて3人を知った。
改めて「ベイビーわるきゅーれ」は、世間に(もしかしたら世界に)3人の名を知らしめた、3人にとってターニングポイントになった作品なのだなと感慨深く思った。
それから、池松壮亮さんが、最初の日に体が痛くて眠れなかったというのを聞いて、アクション映画って、俳優が文字通り体を張ることになるんだと思った。
大谷主水さんケガしちゃうし、きっと、やられちゃう敵も含めて皆さん満身ソウイなのだろう。御苦労様々。
監督が今回のPART3を完結編のつもりだと言っていた。
僕も「ホントにもうこれ以上は作らないでくれ」と切に願うのだが、そんな事ってホントにホントォーに可能なのだろうか?
続編を見たい派と、もう作らないでくれ派を比べたら、
続編を見たい派が圧倒的多数を占めちゃうような気がする。
続編見たい派と続編作る気満々プロデューサーに押しきられちゃうのかな。 ┐(´~`;)┌
高品質なアクション映画が出来るまで
ドキュメンタリーとしてナレーションもなく1本の映画を観れるのはベビわるだから成し得る事なのだと中身の濃いメイキングとして見応えがありました。
今回は髙石さんも海にダイブしたり銃やナイフなどのテクニックを使って難易度の高いアクションに挑戦されていて体調を崩しながらも密な撮影に奮闘していたり、テコンドーの大谷さんも足を負傷しながらもアクション俳優としてご自身の限界に挑んでいました。
そして伊澤さんと池松さんのお二人のハイクオリティーなバトルは細かく分散しながらの撮影、息を合わせて何度も何度も完成度の高い画が撮れるまで同じ技の繰り返し、体も心も疲弊する本当に魂を削ってのアクションに驚かされました。
作中のちさまひの笑顔が印象的ではあるものの、辛い裏側はより心が苦しくもなりました。ただスタントパフォマーとは個の力だけではなくチームを含めて表現する人達のことなのだと実感しました。
本編公開中は彼等の努力の結晶を何度も目に焼き付けたいので再度足を運びたいです。
彼らの熱意が見れてよかった。
裏側まで見せていただけるなんて、ファンとして本当に嬉しい!ありがとうございます。
過酷な撮影は、俳優部だけでなくスタントマンやスタッフたちの献身と妥協しない様子がありありと伝わってきて感服です。
また本編のナイスデイズも再鑑賞したくなりました。そしてショートケーキを食べるまでがセットになりつつある。
今後でるであろうナイスデイズのDVDと一緒に収録お願いします。そして続編も何卒。
「ナイスデイズ」もう一度観に行きたくなります
採点3.6
先ほど公開された「ベビわるナイスデイズ」のドキュメント。
何というか、いわゆる「ジャッキーのエンドロールのアレ」を95分も観られるんですよ。これは面白いです。
伊澤彩織のスペックは分かっているのですが、改めてやはり見事。
何より池松壮亮、思っていた通りすごい頑張っていたのがわかります。
大谷主水は当然ながら、髙石あかりも今回はアクションの出番が多めになってました。
そして思っていた通りケガのトラブル連続でしたね。本当よく纏まったもんです。
それと本作で何となく描かれていたかえでの立ち位置。このドキュメントではっきりと語られてましたね。ストンと腑に落ちました。
あと何より途中、いや結構序盤からですが、これ観てると「ナイスデイズ」がもう一度観たくなっちゃうんですよね。それもすっごく。
ドキュメンタリーとしては実に普通な構成なのですが、公開するタイミングなどもバッチリなんでしょうね。
これ観たら「ナイスデイズ」絶対もう一度観に行きたくなりますよ。
池松君に惚れ直す!
「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」もシリーズ最高傑作でした!
アクションシーンのレベルの高さには驚愕!
最高に興奮したし、感動&萌えた泣いたで素晴らしかった。
本作は「ベイビーわるきゅーれナイスデイズ」の壮絶な撮影現場に密着したメイキングドキュメンタリーです。
ナイスデイズが最高すぎて、その舞台裏を見ちゃうと、俳優の素の姿が見えるし、印象に残っているシーンの種明かしもされちゃうかなぁ〜とか、少しでも不安がある?そこのあなた!
大丈夫です!!
ナイスデイズの世界観を損ねる内容ではありません!
むしろ、ありがとう!って思うと思う。
阪元監督、園村アクション監督はじめ制作陣、俳優陣、この作品に登場する方々の誠実で一生懸命な姿、妥協する事なく最高のシーンを追求している姿に、ありがとう!しか出てこない。
この世界最高レベルのアクションの現場を、大画面で見られる事に感動と感謝の想いでした。
そして
池松君に惚れ直しましたよぉ〜!!!
以前からとても好きな俳優さんで、出演作はチェックしていましたが、、
もう!!何なの!!好きだわ!!
現場を振り返ってのインタビュー。
「女の人のお腹を蹴るなんて、どーしても出来なくて。。」とか「伊澤さんのおかげで強くなれました」とかさ。
「べびわるに呼んでもらえるなんて。
ファンの方に何で池松なんだ!と、言われないように頑張りたい」とかさ。
(で、蓋を開けると想像の何倍もの上をいくパフォーマンスを見せつけられた!唯一無二!の最高のヴィランを見せてくれました。
クセツヨなファンも多い本シリーズですが、一気に味方に付けた事でしょう)
とても真面目で謙虚だし、良い人なのが溢れ出ていて、惚れ直してしまいましたよ٩( ᐛ )و
園村監督も、言った事は全てやってくれたと仰っていて、全幅の信頼を寄せていた事が分かります。
絡みが多かった彩織ちゃんとの渾身のアクションシーン。
カットがかかるごとにさり気なく彼女を支えてあげてたり、手を添えてあげてるの!!
大丈夫?とか声かけてたり。
さり気ないの〜!自然なの!ハキュン♪
そしてどんなに過酷なシーンの連続でも弱音も吐かない文句も言わない!!
身体中痛いよね( ; ; )
2人して無言でアイシングしている姿に泣きました。
大の字になって倒れている池松君。
あと彩織ちゃんのお弁当とかね泣
とにかくしんどそ〜〜!!!
誰かさんとは違い、あっ!ごめんなさいね。ど〜してもあそこだけちょっと。。
この手のアクションは得意だとか言ってた後だったし。
立つのは平気。あ!やっぱダメ!とかさ。
そこまですごいアクションありましたっけ?
あそこあんなに尺取らなくても良かった。
唯一ゴニョゴニョ〜( ˊ̱˂˃ˋ̱ )だった。
アクションのレベルの高い現場では怪我は付きものなのかもしれない。
いくら気をつけていても起こり得るのだろう。仕方ないのはわかってる。けど。
ごめんなさいね。意地悪で。
でもだって、あそこまでやっている、満身創痍の2人を見てしまったのでね。ついつい。。
モウイイカラってね オモタヨネ。
忘れて下さいm(__)m
そして
改めて「プロのスタントパフォーマーとしての伊澤彩織」のレベルの高さを見せつけられました!
もう彼女国宝ですわ。認定〜!
自分に出来る最高のアクションの更に上!
求められるアクションの更に上!を追求している彩織ちゃんの姿に泣きました。
正に身を削るアクションに加え、顔面ボコボコ&流血で痛々しい。。
金髪なので、血の赤がより際立って
"映える"ので、観ていてしんどくなりました。
だから余計に時折見られた素の表情が可愛らしく、少し安心&嬉しかったです。
このギャップに萌え〜!
どんどん可愛くなっていく彩織ちゃんです。
相棒のあかりちゃん。
こちらもシリーズ最高のアクションに挑戦していましたね。
黒髪ロング真ん中分け、デコッパチ
でか目( *☻◎☻ *)
私も、お〜〜〜〜〜〜〜〜きく分けるとあかりと一緒なのでね♪
(あ!すみません(^。^)
石を投げないで下さいby◎◎BUさん♡
最近黒く染めたんですけど、評判悪いですww)
この活躍は嬉しかったですね♪
何度も動きを確認し、本番に臨む。
大きな口を開けてよく笑うイメージの彼女。
ムードメーカー的な存在にも思えるあかりちゃん。
でもモニターチェックする眼差しが誰よりも真剣で印象的でした。
まさかあのシーンの時に体調が悪かったなんて想像も出来ませんでした。
本当〜に良くがんばったんだね泣
演者の体調不良による撮休や延期、再撮と、厳しい選択を迫られた現場のリアルも映し出され、一本の作品が出来上がるまでの大変さも良くわかりました。
アクションシーンひとつとっても、少しタイミングがずれたとか、こーした方が動きがリアル、などの理由で、何度も撮り直しをするのですが、、
正直どのシーンもすごいから、え、もう一回なの?と、ちょっとビックリしました。
よりリアルに。人間の自然な動きの中での流れでアクションを撮りたい!
園村監督のこだわりが見えました。
阪元監督の、天然w?チャーミングなお人柄で少し雰囲気がマイルドになっていましたが、いや〜本当に大変そうな現場でした。
そんな中、みんながみんな、他者を気遣う現場で、良いチームだと伝わってきましたね。
感動してしまいました。
そして
ナイスデイズは"ちさまひ"のイチャつきが少なめだったのは、鈴木EPからの
"アクション映画としてより強くいきたい"とのリクエストからだった事も明かされました。
はい、ヒリヒリ要素多めでした。
冬村かえでについて。
冬村かえでという人物は、違う世界線で生きている"まひろ"なのだと。
まひろはちさとに出会えていなかったら冬村になっていた。。
思わず、やっっ!!( ; ; )って声が出ちゃって手で口を押さえた。
毛穴がバッ!て開いて身体が熱くなった。
そして涙が滲んだ。
フライヤーの"ひとりじゃない。"ってコピーを思い出して泣いてもーた。
明日ナイスデイズおかわり予定なんですが、初見時より豪快に泣いてしまいそうです。
本編→本作→本編と、無限ループにハマりそう♾️
なのに近場ではもうどっちも1日1回の上映になってるウソだろ( ̄∇ ̄)
上映館と上映回数増やして欲しいマヂで〜
٩( ᐛ )و
彩織ちゃんデザインの白T買っちゃいました♪
着て行く??ガチ過ぎる??
本編を観た人限定ではあるが…
本作は「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」を撮影するメイキング的なドキュメンタリー。本編を観た人でないと観ようと思わないだろうし、本編を観ていない人は観るべきではない。でも、本編を観て面白いと思った人には、あのアクションがこんなに綿密な組み立てと数々の失敗(失敗といってもディテールの問題で採用されなかったアクション)の繰り返しで成り立っていることを楽しむことができる。間違いない。
ナイスデイズで髙石あかりのアクションもスケールアップしていたこと、宮崎県庁が使われた経緯、「ある用務員」からベビわるが生まれた秘話、池松壮亮と立ち位置、伊澤彩織と髙石あかりの関係性。いろんなことがわかって、納得したり、思ったとおりだったり、嬉しかったり、驚いたり、「ベイビーわるきゅーれ」のことがますます好きになってしまった。余計にここで終わってほしくないと思う。
個人的には、最後のアクションの合間に昼食をとった時に伊澤彩織が弁当を気だるそうに食べているシーンが好きだ。食欲もわかないけど、食べないと動けない。だから無理してでも口に入れていく。そんな食事に見えてしまったシーンが、アスリートっぽくて特に印象に残ってしまった。いや、他のシーンも含めて完全にアスリートだよな。
伊澤彩織や髙石あかりが好きな人にはたまらないドキュメンタリーではあったが、アスリートの努力を描いたという意味でも十分見応えのある作品だった。
あんなふうにお弁当食べる人初めて見た
【アクション映画を制作する大変さを、”ベイビーわるきゅーれ”の撮影現場に密着して描き出したドキュメンタリー映画。アクション映画を撮る大変さや、役者さん達の頑張りが感動を齎す作品でもある。】
ー 映画製作に密着したドキュメンタリー映画は余りない。アクション映画に至っては、記憶が無い。ジャッキー・チェンの映画のエンドロールで流れるNG集位である。
で、今作。結論から言うと面白かったなあ。-
◆感想<役名ではなく、俳優の名で記載しています。>
・スタッフと役者さん達の関係性が温かく感じる。けれども、スタッフ達は、俳優さん達に物凄く気を使っている。アクション映画なので、俳優さん達の疲労も考慮しながら、アクション監督の園村健介の指示が飛ぶ。
・前作までは、アクションシーンは少なめだった高石あかりさんは、今作ではアクションシーンが多かった。
その為かどうかわからないが、体調不良となってしまい、休撮になる。
・更には、明るさを振りまいていたアクション俳優出身の大谷主水さんが、足の肉断裂を起こすシーンは生生しい。“切った。切った。”という声だけ響き、カメラは回らない。漸く、了承が出たのか、笑顔の大谷主水さんが映るが、前には歩けない。立っているだけがやっとである。
・そして、到頭、伊澤沙織さんも体調不良になり、休撮。スタッフ陣が集まり、撮影スケジュールをどうするかの緊急会議が開かれる。
結局はお金は掛かるが、日程を伸ばす(中断する)案が選ばれる。
今作を観て思うのは、スタッフ陣の大変さである。
・そんな中、池松壮亮さんは足を氷嚢で冷やしながらもアクションシーンを熟して行くが、疲労は隠せない。
■本編でも白眉であった伊澤沙織さんと池松壮亮さんとの、宮崎県庁内での接近肉弾戦の死闘シーンを何度も何度も繰り返し、テイクを重ねていくシーンが矢張り凄い。
細かい動きに少しでも違いがあると、直ぐにやり直し。妥協なき撮影が続くのである。
スタッフ、俳優陣のプロフェッショナルな姿が分かる。
休憩中に、池松さんは地面に大の字になって動かないし、伊澤さんはロケ弁のおかずだけを無理やり口に入れている。
それでも、撮影になると二人とも起き上がり、接近肉弾戦の死闘シーンを演じるのである。観ていると、何だか感動してくる。
<阪元監督が、伊澤さんについて語るシーンも良かったな。
彼は自分より少しだけ年上の伊澤さんを語る際に、”彼女無しでは、このシリーズは撮れなかった。”と言い、高石あかりさんも”伊澤さんは、友人と言うレベルではないかけがいない人”と語るのである。
今作を観ていると、改めて映画製作の大変さと、製作陣、俳優陣の熱意が伝わって来るのである。私は、今作はとても佳きドキュメンタリー作品だと思います。今作を観ると、又、本編を観たくなってしまうなあ。>
全54件中、21~40件目を表示