ファーストキス 1ST KISSのレビュー・感想・評価
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松たか子と松村北斗の魅力に尽きる。
正直、設定は引っかかる所はあるし、ストーリー展開は何度も見たことあるような話だし、ラストの選択にもモヤモヤが残る。細かいことを気にしてしまうと入り込めない人はいると思う。
でもそういうのはもう全部置いておいて、素直な心で身を委ねてこの松たか子と松村北斗の魅力を堪能してほしい…
ラブストーリーって結局恋する二人のことが好きになれるかどうかが肝心なんだなとこの映画を観て改めて痛感。
これは好きになってしまうな…と不思議と納得させられてしまう二人のリアルさ、説得力。
観ているこちら側も恋していくように、どんどん松たか子と松村北斗のことが愛おしく思えてくる作品だった。
また、日常の些細な描写から関係性を描くのがうまい。
相手のことを一度嫌いだと思うと些細なことが目についてどんどん嫌になってくるけれど、その些細なことを可愛いな、面白いなと捉えられれば、一瞬一瞬が大切な幸せな時間になっていくんだよね。
自分の心持ち次第。
私は捻くれてしまいがちなので、人のことも映画のことも素直に愛おしいと思える人間でありたいなと思った。
人に優しくなれる映画
タイムリープしなくても
坂元さんファンとしてはやっぱり坂元さんのセリフの一つ一つが魅力的で、カンナ駈は勿論のことその他の登場人物も脇役だけど脇役ではないと思えるような世界が好きでした。
松さん演じる坂元作品の人物って何でこんな魅力的なんだろう。松たか子の魅力とカンナの魅力が絶妙に混ざり合っているようで、どんなふうに日々生きてるのかなって、余白まで想像が膨らんでしまうような、ずっと見ていたくなる人物でした。
北斗さんは、やはり間違いなく映画の住人でした。自然体な佇まい、繊細で嘘がない心の揺れ動きと言葉に表情。駈のピュアで不器用なところも少し変な所も、芯が強く愛情深い所も全部愛おしくてそりゃ観た人みんな好きになります。
森七菜さんも今回の役が今までで1番好きかも。
彼女の人生ものぞきたくなるような、とても気になる人物でした。
思わずクスッと笑ってしまうところも、心が揺さぶられてたまらないところも、人それぞれ色んな味わい方楽しみ方がきっとできるお話です。一方で坂元さんが仰っていたように「タイムトラベルしなくても人生は自分たちの気持ちや行動でやり直していけるんではないか」ということが決して直接的ではないけれど最大限に詰まったお話でもあるのかなと思います。
今を生きる自分は15年後の自分が幸せでありますようにと思いを馳せ、15年後の自分が現在にタイムトラベルしてきたらどうするかなとそんなことも考えたり。
運命や結果がどうであれ、今を大切にするそんな1日1日を生きていくその過程こそが未来であると気づかされます。
塚原さんならではの光の演出も綺麗で、言葉ではない部分の魅せ方も注目です。
松たか子はすごい
引き込まれました
熟年離婚を考えてるご夫婦に!
彼女から誘われて見にいきました
泣いた
なにもささらなかった
時を戻そう!
首都高のトンネルで崩落事故?
衝撃でそのトンネルを走行中にタイムトラベルしてしまう主人公の妻カンナは15年前の夫・駈に出会い15年後に起こる駈の事故死を変える為に懸命に尽くす。
とは言え始まりは倦怠期で離婚寸前リアル〜な冷たい様子が刺さります。
タイムトラベルで本来の愛情を取り戻すのですが松さんの前向きな芝居に救われます。
ほぼ0日交際に近い光景でトライ&エラーの繰り返しでとうとう未来から来たと自白します。
そこからがこの作品の見応えがあって良かったです。
ただ夫婦仲が良くなると体が痒くなりますな。面白い。
リリーさんの人柄がイマイチ何を表現したかったのか?未来からきたと自白をして態度が変わる駈にもアレレとなりました。
松たか子は、パンを食う
タイムトラベル系、恋愛映画、評判がよかったので、ちょっと見てみました
映画の内容より、普段は老朽化したイオンシネマですが、今回は、ユナイテッド・シネマで
見ました、ユナイテッド・シネマも経年してますが、劇場の改装をしているので、比較的
新しい、何よりも音響があまりにも違いすぎて、施設の善し悪しを実感しました
映画の内容は、過去を変えても、結果は変わらない、変わらないなら、その生きる時間を
充実させよう、という感じかな
タイムトラベル系の話は、各人、それなりの考え方があると思うので、今回の時間遡及は
私が思うタイムトラベルとは違う感じでした、簡単に往復しすぎかと
それよりも、夫婦で朝食のシーンがあるのですが、さすがは松たか子、
朝食はトーストでした、夫は米と味噌汁でしたけど、そこが気になって気になって
でした
まあ、大人の恋愛映画という感じでしょうか、静かな映画がお好みの方は是非です
ファーストキス
飾らない夫婦愛の物語
15年連れ添った夫の駈(演:松村北斗)を事故で失った妻カンナ(演:松たか子)。夫を亡くした喪失感を引きずりながらも自らの仕事と生活を立て直そうとする中で、ある偶然がきっかけで2人が出会ったあの日にタイムスリップしてしまう。
そこで過去を変えれば、夫の死を防げるのではないかと気づきあらゆる手段を試していくが――
恋人やパートナーの死を防ぐためにタイムスリップして未来を変える、というテーマとしてはありがちな作品だが、それだけに終わらない魅力を持っている。
夫婦仲は決して良好という訳ではなく、結婚生活が進む中で生活習慣や価値観のズレから次第に2人の関係は冷めていく。
それでも過去に戻って会ったかつての夫は恋をしていた頃の感情を思い起こさせてくれる。
「夫婦」という物をありのままに描いたストーリーで、その上で2人の出した答えはとても重く美しい。
タイトルに躊躇して見ていなかったが…
心に染みいるあたたかくステキな作品でした。
タイトルを知ったときはファーストキス…松村北斗と松たか子の年の差恋愛作品かぁ…と恐縮にも軽んじていました。
塚原監督が「Nのために」「アンナチュラル」「ラストマイル」「海に眠るダイヤモンド」わたしの好きな作品を手掛けている方であり、脚本を手掛けているのは「カルテット」の坂元さんであると知り、これは必ず見ないといけないと思いたち即座に観にいきました。
キャストがまず、すばらしかったです。
松村北斗さん、あれほどの演技をされる方だと知らず驚きました。興味のある対象物のことに熱量を込めて話す様子はくすりと笑ってしまう程お似合いの役でした。あといい声でした。
松たか子さんが遮二無二と生活している姿はとても人間味があり好きなので本作でもその姿が見られてうれしかったです。
いまある出逢いを大切にしているつもりでも、朝は片手間に見送っていた自分でしたが、明日からは忙しくとも家族には行ってらっしゃい。気をつけてね。と手を止めて声かけしようかな。と思わせてくれるステキな作品でした。やれるかはわかりませんが。
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