劇場公開日 2025年2月7日

ファーストキス 1ST KISSのレビュー・感想・評価

全507件中、181~200件目を表示

5.0はやく妻の顔がみたいと思ったのは、いつぶりだろう

2025年2月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

会社の後輩に勧められて観た映画。
結婚10年。地元から遠く離れた土地で単身赴任していますが、週末に帰ると子供2人の習い事や世話に追われ、夫婦2人だけの会話などする暇もなかったように感じます。しかし、その現状すら、「あたりまえ」になってしまっており、特に問題にすら感じていなかったと思います。実際、作中のような冷え切った関係にはなっていないとは思ってます。ですが、それが「あたりまえ」でいいのか?それを深く考えさせられる映画だと思いました。ホームから転落した人を助けて自分が死ぬことは無いとは思いますが、ある日突然事故で…なんてこともなくはないのかなと。そうなったときに、これまでの結婚生活は妻にとって本当に幸せだったといえるのか?映画を観終わり、一気に自信がなくなりました。タイムリープはできないけれど、せめて、この時空から先(未来)だけは変えていこうと思わせてくれる映画でした。相手を想うって、すごく大切。「あたりまえ」だけどね。
(子供向け映画ばかり観るようになって久しい私には、大人向け極上ラブロマンス映画は涙腺が持ちませんでした)

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おくやまこうへい

4.045歳タイムトラベル未亡人

2025年2月24日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

知的

2025年映画館鑑賞17作品目
2月23日(日)イオンシネマ石巻
ハッピーナイト1300円

監督は『わたしの幸せな結婚』『ラストマイル』『グランメゾン・パリ』の塚原あゆ子
脚本は『世界の中心で、愛をさけぶ』『ギミー・ヘブン』『西遊記』『花束みたいな恋をした』『怪物』の坂元裕二

粗筋
駅のホームから線路に転落した赤ん坊とその母親を救うため果敢に飛び降り本人は逃げ遅れ電車に轢かれて亡くなる不動産会社社員硯駈
駈は離婚届を役所に出す前に亡くなった
妻のカンナは舞台の美術スタッフ
職場に行く途中で首都高のトンネル内の落盤事故に巻き込まれるもなんとか助かった
しかしトンネルを出た先は2024年の冬ではなく2009年の8月1日だった
カンナはタイムリープしてしまった
15年前に若いカンナと駈が出会い一瞬で恋に落ちた日であり運命の場所だった
45歳のカンナに惹かれる大学研究員の駈
倦怠期で離婚寸前だった夫だけど電車に轢かれて亡くなる悲劇を避けようと何度も何度も何度も諦めずに試行錯誤を繰り返し2009年8月1日にやってくるタイムトラベラー未亡人硯カンナ

設定として気持ち悪い
松たか子を持ってしてでも気持ち悪い
脚本は男でも監督が女だから尚更気持ち悪い
終始苦笑い
自分は熟女好きにも関わらずなぜか嫌悪感が
おばさんからすれば胸キュンだろうがおじさんからすればゲロゲロ
だがそれも慣れてくる
キモカワイイと思えるようになってくる
ベテランのコメディエンヌであり実力者の松たか子の底力が成せる技

キモカワイイといえばアンガールズだが気持ち悪いはともかく田中なんか若い頃から全然可愛くない

タイトルがキャッチーじゃない
もうすこしなんとかならなかったのか
わかりにくい
昔の日活ロマンポルノなんてタイトルだけで興味をそそらせたものだ
小洒落た感を狙ったが全然洒落てない
『SISTER ACT』より『天使にラブ・ソングを・・・』のほうが観たくなるだろう
そういうことだ

若い頃のカンナも松たか子が演じている
松たか子の若い頃に似ている無名女優を探してきたわけではない
CGだろう
凄いぜCGありがとう
昭和ならこうはいかない
鶯谷デッドボールもプロフィール画像でそのくらいやってもいいと思うが客と店員との乱闘を回避するためボカシで済ませているのだろうか

何度も何度も同じ時代にやってくると消しゴムで字を消すことと同じように破けると藤子F不二雄の漫画で読んだような気がするが時間の神様クロノスはよっぽどカンナという女性がお気に入りのようだ

幾度と繰り返し挑戦する姿はコメディーとして面白いもののグダグダしてしまう面も
名作『ランローララン』が傑作なのはリズミカルでテンポが良かったこと
だがそのグダグダも無駄ではなく最後の方の駈視点の手紙が効いてくる
結局のところ駈がいない未来を変えることはできなかった
だが15年前に散々ダメ出しされたおかげで硯夫婦の結婚生活は一変した
変わったのはそこかよ
悪くない
頑張っている人が報われる
それが手紙を読んだカンナの涙
駈の手紙が最高のプレゼント
ありがとう

客観的に言うと鼻を啜るほど泣ける映画
自分は感受性が豊かじゃないのでなかなか泣けない
涙がよく出る作品なら途中トイレに行きたくなることはまずないのでお勧めしたい映画ではある

あと松村北斗がなんとなく江口洋介っぽい

配役
電車に轢かれ夫を亡くし2009年8月1日に何度も自由にタイムスリップする能力を手に入れた舞台の美術スタッフの高畑カンナ→硯カンナに松たか子
古生物学の研究員でカンナと出会い結婚する硯駈に松村北斗
古生物学の教授で駈が師事する天馬市郎にリリー・フランキー
天馬教授の娘で駈に想いを寄せる天馬里津に吉岡里帆
カンナの職場の同僚で美術スタッフの世木杏里に森七菜
テレビ局のプロデューサーの田端由香里にYOU
星ヶ丘リゾートホテルの客室責任者に宇佐見慶吾に松田大輔
星ヶ丘リゾートホテルの支配人の鳩村咲楽の神野三鈴
2.5次元の舞台俳優の青山悠人に和田雅成
2.5次元の舞台俳優の茅島勇磨に佐伯大地
3年待ちの冷凍餃子を配達してきた配達員に竹原ピストル
古本屋の店長の雨宮辰雄に鈴木慶一
夏休みの新聞づくりのためポラロイドカメラで写真を撮る少女に山田詩子
写真を撮る少女の友達に山田暖絆
田端プロデューサーに同行したテレビ局の関係者に嶺豪一
駅のホームでベビーカーを押す母親に長内映里香
かき氷を待つ後ろの客にあかせあかり
かき氷を待つ後ろの客のめがねに君島愛莉
新婚カップルの山根廉に野二紀人
新婚カップルの山根美月に元松あかね
ホテルの従業員の岡村潤一に猪征大
ホテルの従業員に星野梨華
婚姻届を出すカップルに大須みづほ
婚姻届を出すカップルに安楽涼
ラジオパーソナリティに花江夏樹

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野川新栄

4.5よかった

2025年2月24日
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泣ける

笑える

悲しい

松さん、北斗君の演技が好きです。
二人が共演してくれてうれしい。
脚本も良かったです。

自分と関わる人達への接し方、特に家族への接し方に気を付けたいと思わせてくれた映画でした。
日々そんなに悪い態度はとっていないつもりですが、一緒にいることに疲れない程度に気を付けていきたいと。
現実の世界ではどんなに後悔することをしてもタイムスリップして未来を変えることはできないですから。

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ともろう

4.0単純に、観て良かった

2025年2月24日
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泣ける

ん〜、ホームドア設置ですべて解決じゃね??
と終わった後にツッコミたくもなりましたが。
いやいや、そこは置いといて。

タイムスリップも色々と言いたいところあるけど、
それもこっちに置いといて。

会話が本当に良い。そして、役者の演技がとっても良い。
評判だから…と遅れて見に行きましたが、見て良かった。

松たか子が良いな〜!自然体で。
若い時(2009年)はCGなのかな?矢部美穂みたいになってたけど。
て矢部美穂と松たか子は同い年で、誕生日も3日しか違わないそうですよ…。

あと。エンディングの歌は、松たか子で良かったのでは…?
明日春が来たら〜じゃなくて、でもそういう感じで言葉を大事に歌ってるような。
プロっぽいお姉さんのこなれた歌いまわしに「なんか違うなあ〜」と最後で減点。

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ababi

4.0大切な事を気付かせてくれるステキな作品

2025年2月23日
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結婚15年を迎える夫婦。しかし、突如列車事故で夫を亡くしてしまう。
その後、妻のカンナはトンネルの天井崩落事故に遭遇、気付くと見知らぬ場所に飛ばされていた。
そこは、初めて夫に出会った15年前の世界であった・・・。

評判のみで前知識無いままの鑑賞だっが、まさかのタイムリープ物で驚き。
夫の事故死という重すぎるオープニングではあったものの、二人は離婚間際のとっくに冷めた関係。むしろカンナは新しい人生をスタートさせようとしていた矢先だった為、悲壮感は低め。
たまたまタイムリープしたカンナは、夫に文句の1つでも言ってやろうとしていたのだが、若かりし夫と接する事で、もっと生きていてもらいたいと気持ちに変化が現れる。

主演の松たか子がとてもいいキャラをしていて、意外とコミカルなシーンも多い。会話のやり取りも面白く、気付くとこの二人に感情移入。単純な切ないラブストーリーになっていないのがとても良かったです。

「恋人の頃は相手の好きな所を探し、夫婦になると相手の気に入らない所を探す。」
自分自身自覚は無かったものの、ああなるほど・・・と納得してしまう部分も多く、考えさせられます。
おはよう、ありがとうと普通に言えている当たり前の日常がいかに大切なものか気付かせてくれます。

カップルとか新婚さんより、それなりの年月を共に過ごしてきたご夫婦に観てもらいたい作品ですね。
感動できる素敵な作品です。

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ゴウ

5.0さよならのための時間

2025年2月23日
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私たちは普通さよならのための時間を持つことはできない。あとから喪失を知るだけだ。でもこの映画で私たちはさよならのための時間を体験する。それは私たちを変えるに十分な体験だ。見終わった私たちはちょっと違う日々を送るだろう。多くの人に見てほしいと心から思える映画。

ちなみにパンフは読ませる文章と凝った写真からなる丁寧な作り。パンフもおすすめできます。

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定点カメラ

5.0夫婦関係のあり方

2025年2月23日
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泣ける

難しい

幸せ

結婚して10年以上経っている人には是非みて欲しい映画です。
単なるタイムリープものの映画だと思ってみてましたが、いい意味で大きく裏切られたと思います。
序盤は、割と退屈な感じで進んでましたが、タイムリープを繰り返す頃にはもうどはまりしてました。
ストーリーとしてもクスッと笑わせる展開はとても気に入ってます。
また、かき氷屋の行列の後に並ぶ2人組のかかわり方も最高でした。
ラストは、どう締めくくるのかという点がこういったタイムリープものの大事な点であると思っていますが、その結末も最高だったと思います。途中自分的には、「バタフライエフェクト」的な終わり方を想定してましたが、その予想を上回ってくれたことも嬉しいです。

自分的には、今の家族関係と照らし合わせてかなり刺さる映画でした。劇中、一番印象に残ったのは、結婚後はお互い気教習所の教官になり互いの悪いところを指摘するというのが、まさにその通りであり自分自身も反省する点でした。
この映画を見たことで、もう一度夫婦関係を直したいと思えるいい映画だったと思います。

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たけお

4.0パンは白いお皿で食べて

2025年2月23日
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泣ける

悲しい

元々、塚原監督と言うことと、タイムスリップ系なので、チェックはしていた。
ただ、同日公開のショウタイムセブンを先に観て、次は愛を耕す人を観たので
本日となった。

今日は久しぶりに越谷レイクタウンでの鑑賞
イオン系列は少しシルバー料金の年齢が早いので、家から少し遠いけど、こちらがメインの映画館。
しかし約1カ月前におきた、八潮の道路陥没事故
レイクタウンに行くには、事故のそばを通らなくてはならない。
避難されていた方もいるので、映画は遠慮していた。
1ヶ月経ちそろそろと思い、久しぶりにレイクタウンで観ようと決めた。

朝イチが良いけれど、通常上映では朝イチがなく、朝イチは日本語字幕付があった。
日本語字幕付は初めてなので、興味もあったので、チケット購入。
いつもの席はゲット
当日、8:25スタート。20人程の入り
ほぼ女性。

途中から少しハンカチが必要。でも、後ろからは、ズルズルと、鼻水の音多し。

松たか子さんは素晴らしいですが、
相手役の方、ごめんなさい。全く知らない方
調べたら、スズメの戸締りの草太役の方だったのね

あと、ちょっとオール・ユー・ニード・イズ・キルに似ていると思った。

本来の松たか子さんはどうなったのでしょうか?
違う平行世界で幸せに暮らせていれば良いのですが…

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seiyo

4.0結婚とは、相手のイヤなところを見つけても続けていける忍耐のことだと思う

2025年2月23日
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単純

ひょんな事からタイムスリップできる方法を知った未亡人が、夫が死なない世界を作れないかドタバタする話。
そもそも、長い月日を経て離婚という結論にまで至った相手を、たまたま自分が過去に遡れるからと、急に情が湧いて活かそうとするのだろうか?
松さんの必死さや15年前の若メイクのキレイさに見入ってしまいましたが、ずっとその点がモヤモヤしながら観ていました。
結局、「人はいつか死ぬのだから、悔いのないように・一緒にいる人が不快にならないように、生きていきましょう」と言われているような気がして、捻くれ者の自分には耳が痛い作品でした。

マイナス要因の一つは、松村北斗さんの声(セリフ)
松さんをはじめ、他の演者の方は滑舌もしっかりしてるのに、彼だけは息が抜けたような聞きにくい発声だったのが残念。
あと、吉岡里帆さんが可愛かったので、もう少し出番を増やしてほしかったかも。

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くまねこ

3.0結果より過程が大事...

2025年2月23日
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1.日本教育の内容だった
2.給料上がんないけど「一生懸命やれば幸せになれるよー」と言われている感じ
3.世界は結果を変えようと動いているのに...
4.これでは日本は他国に...
5.松さんや北斗さんの演技は良かったので星三つ
6,なんかプロパガンダ映画っぽい
7.結果(老後?)なんか変わらないから死ぬまで働いて充実感?を得れば?年金払わなくて良いしっと言われている感じ
8.やり直した時何故子供つくんなかった?
9.日本はやりがい詐欺だ
10純粋な若い頃見てたら5点満点?
11.そりゃ若い旦那に何回もあっていればトキメキも持続する
12.若い旦那も自分の未来とか言われたら改心するわな
13.結果、わかっちゃいるけど...って感じ
14.若い松さんは可愛かった
15.松さん若いと思ってたけど、15年前と比べると...
16.そして北斗さんは令和の稲垣吾郎だ!

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えびちゃん

4.5予想以上に面白い

2025年2月23日
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泣ける

笑える

期待値を超えてきました。
松たか子さんが最高です。松たか子さんの映画です。
コメディと感動のバランスが絶妙に良い😄

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POPCORN

3.0吉岡里帆はかわいかった

2025年2月23日
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緑のノースリーブの吉岡里帆は夢のようにかわいかった。性格ブスだったけど。29歳松村北斗が44(45?)歳の松たか子に惚れたのは理解は出来ますが、僕なら里帆ちゃんに目が眩んでしまいそうな気がします。

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わかさん

4.0人を大切にしたくなる映画

2025年2月22日
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泣ける

幸せ

「愛とは何か」を静かに問いかける作品。
松たか子演じる主人公は、ずっと夫のことが好きであり続ける。離婚前に夫に先立たれた彼女の視線の奥には、一途な愛と切なさが宿り、思わず胸が締めつけられる。

この映画の魅力は、ただの恋愛にとどまらず、「人を大切にすること」の意味を教えてくれる点にある。
長い結婚生活を幸せに続けるには、
互いに思いやりを持つことが何よりも大切。
時には言葉足らずだったり、すれ違ったりすることもある。それでも「相手を大切に思う気持ち」があれば、
きっと乗り越えていけるのだと思わせてくれる映画だった。
人生は選択の連続であり、
どの道を選ぶかによって未来は変わる。
しかし、どんな道を選んでも、
そこに「愛」があれば後悔はしないのかもしれない。

観終わった後、改めて大切な人に優しくしたくなる。
そんな余韻が心に残る、温かくも切ないラブストーリー

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凛。

4.0良いです

2025年2月22日
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素敵な物語、あー本当に時間を巻き戻せたらなー
せつなハッピーなお話でした。

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ささき

4.0さすがの坂元脚本✨会話劇を楽しむラブコメ♡

2025年2月22日
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泣ける

楽しい

幸せ

坂元脚本、、、控えめにいっても最高でした♡
恋人とは、良いところを見つけあい褒め合う、、、
夫婦とは悪いところを探し出し、つつきあう、、、
そんな夫婦が死をきっかけにタイムリープしてみつめ治し、、、という感じ、、、
坂元さんで、タイムリープ、、、最初想像がつかなかったのだけど、旦那さんの靴下はいちゃったり、かき氷屋さんの列の後ろの人達のお話とか、、、とにかく会話劇が面白くかなり楽しめました✨
タイムリープする前に頼んだ餃子とタイムリープ後の餃子の違いにキュンでした♡

まだまだしかけが散りばめられていそうなのでもう一度みたいです✨

冷め切った夫婦より、冷めかけたまだ修復可能なご夫婦で見にかれるのが良いのかな♡
松たかこさんの、演技は安定の面白さで、相手役の松村北斗くん、あまり期待してなかったけど、とても上手でした!

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Chika

4.5お互いの好きな所を発見し合うのが恋愛。嫌いなところを見つけ合うのが結婚

2025年2月22日
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まず僕の持論として、家族や恋愛系の日常の物語に、ファンタジーを取り込んだ作品は、作り方を間違えなければ大抵良い感動作が出来上がると言うのがある。いま、会いにゆきます然り、ぼくは明日、昨日のきみとデートする然り。それは現実では難しい設定の調整弁になり、非日常要素が適度な刺激になる。そしてタイムトラベル系は何らかの別れが必ずついてくるからだと思っている(但し、失敗すると、話がよく分からなくなったり、設定の不整合が目立って内容に集中どころじゃなくなる)。今回はその要素を織り込んだ設定で、坂元さんと塚原さんがタッグを組んだ作品。どんなふうに料理するのかと楽しみだった。

結果、タイムトラベルの設定は微妙だったが、そこは怒涛の展開で押し切っているのと、メインメッセージはそこではなく、あくまでタイムトラベルは伝えたい事を支える重要な小道具でしかない、そこよりも本筋に目を向かせるような作りになっていて、大して気にならなかった。

内容はと言うと、坂元さんは相変わらず夫婦に対する表現が妙を得て、感慨深い。最高の離婚や大豆田とわこのように。塚原さんは飽きさせない怒涛の展開(ちょっとラストマイル的な)と、そうは言っても大事なところで入れてくる緩急が絶妙。そして、変わらず様々な設定と細かい伏線。
松たか子さんはわちゃわちゃした感じが似合うし、若い頃はこう言う喧嘩が多かったなと思わせる(あの艶肌はどうやって出したのか?本当に20代に見えました)。松村北斗君は初めて観たが、とてもこの役に合った演技だと思った。でも、松たか子さんがインタビューで毎回、「とても輪郭がはっきりした人」と言っているから、実際は違うのかも知れない。そうだとするとあの雰囲気を良く出せたなと感心する。
ロープウェイの映像は綺麗だった。演技者たちの佇まいも。

作品中の台詞、「お互いの好きな所を発見し合うのが恋愛。嫌いなところを見つけ合うのが結婚」は、結婚の名言集に出てきそう。恋愛結婚の夫婦の倦怠期なら、また昔に戻ろうと思い、お見合い結婚の夫婦の倦怠期なら、少し相手に優しくしようかと思うのではないかと思いました。そして、この作品では…。ネタバレになるから書きませんが、終わりの駆の振る舞いに隠された思いを想像すると涙が止まらない。話の4分の3は松さんがわちゃわちゃしてストーリーを進め、最後の4分の1の北斗君のターンが話をとてもしっかりとしたものに落ち着かせてくれる。建築物の基礎のように。そして、彼の言葉や気持ちを理解できるように。

良い作品でした。

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Ton

4.5やや変わった問題提起型の映画にも思える、おススメ。

2025年2月22日
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今年57本目(合計1,599本目/今月(2025年2月度)20本目)。

 作品の問題提起としては、結婚してある程度盛り上がったけど、年を重ねるなどして「飽きてしまった夫婦」に起きる摩擦などをどう解消していくかという観点において問題提起型なのだろうというところはすぐわかります。

 一方で、ストーリー展開は2024年だったかの「ペナルティループ」(タイムループもの)に近く、その作品が「花言葉」(→アイリスの花言葉を知らないと理解が難しくなる)であったのに対し、こちらは映画内では誘導はされますが、ある程度生物(せいぶつ)用語が飛んできますので(作内で、研究している、という設定のため)、そこがある程度ポイントかな…と思います。

 問題提起型の映画で見るもよし、ある程度の謎解きを含むペナルティループもののタイムループものの映画と見るもよし、複数の見方もできるという事情もあって、本作品は押せるかな…といったところです。

 あえて気になる点もなくはありませんが(後述)、この点については後述します。

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 (減点0.5/事務管理を(本人または夫婦のもう一方が)取り消せるか)
  ※ 事務管理と無権代理の論点(固定幅0.3扱い)含む

 事務管理は、不当利得・不法行為と並んで、特定の条件を満たすと勝手に発動する、分類としては「法定債権」と呼ばれるものになります。また、学問上、事務管理(697条)は準法律行為とされ、そこに取消し・無効などの概念はないものとされます(ただし、強迫されて無理やり行わされる事務管理のように、管理者(事務管理を行う人をいう)にそもそもその意志がないか「やる気がない」場合にまで取り消せるか、というと微妙なところがある。日本ではこの点、最高裁判例はなく地裁判例すらきわめて少ない)。この映画も、駅で落ちそうになっている人を助ける行為は事務管理(この映画の場合、緊急事務管理)に当たるところ、それを夫婦のもう一方が(タイムループを使って)取り消せるか?という解釈にすると微妙なところがあります(ただ、この点を突っ込めるのは法学部以上の出身か、法律系資格持ちの2パターンか)。

 そのため、観方によっては解釈がヘンテコであったり、いつも書いている通り、事務管理と無権代理の関係(管理者にあらゆる代理権が与えられているわけではないので、勝手に第三者と契約を結ぶなどしても本人には当然に帰属しないので、表見代理が成立しないなら無権代理になるといういつもの論点←こちらは最高裁判例がある)があり、かなり解釈が微妙な気がします。
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yukispica

4.0恋愛の鮮度をいかに保ち愛を熟成させるか

2025年2月22日
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泣ける

笑える

単純

全編を通して切なくてずっと涙目なのだけれどそれと同じだけ微笑ましさや笑えるシーンも満載でとても癒され自分の日常がリセットされたようだった。ひとに優しくなれる映画かも。
松たか子の熱演が見事というか演技の域を越えていた。

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ギョイサッサー

5.0いちばん大切なことと 譲れないこと

2025年2月21日
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泣ける

笑える

悲しい

タイムリープものなんだけど、理論とか不思議な現象とか考えさせない、必然とさえ感じるストーリー運び。コメディを観ているみたいだけど切なさが増していく、笑いつつ何か期待させるスクリーン展開。こんなにしつこくやり直して、撮影自体も何回何パターン撮ったのだろう。重ねていくカットは気持ちの焦りが募って行くようでこちらも引き込まれる。坂元裕二脚本作品の松たかこは、本当に最高で、コメディエンヌなのだけど、切なくて、笑わせるけど泣かせる。15年前の彼と現在の彼女が本音を話し合うシーンは名シーン。やられました、完全に夫婦の会話になっているところに胸が熱くなりました。元々価値観が違う2人は最後まで守りたいものが違っていた、しっかりと練られたお話に、涙しつつ清々しい気持ちになれた名作です。
花江夏樹、あの声やはりそう?妙な扮装してた男の子なのか、確認出来なかったからもう一度見ようかな、きっともう一度見ても見飽きない作品でしょう。

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まっちゃまる

4.0期待してなかったけど、、、

2025年2月21日
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まんまと泣いた😭😭😭

大胆な設定を飛び越えてくる素敵な脚本と

それを包み込む役者松村北斗の包容力が凄い!

展開が上手いなー

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創
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