嗤う蟲のレビュー・感想・評価
全105件中、101~105件目を表示
キマっちゃう花火。
田舎暮らしに憧れ“麻宮村”へ移住することになったイラストレーターの長浜杏奈と脱サラした夫・上杉耀道の話。
挨拶周りで家からカマを構え出てきた男、後に分かるその村の自治会長・田久保、…“何か困ったことがあったらなんでも言ってください”が口癖の田久保と、子供はまだ?と聞いてくる田久保の妻と村の女性達だが…。
「嗤う蟲」ってタイトルが出る前からの怪しげなBGMとヤバイ村に入った的な雰囲気で掴みはOK!と思うものの、世界観、雰囲気、BGMと常に怪しさは漂っているけど…、何か事が起こらないっすね。
ストーリーが進めば怪しげな雰囲気は残っているものの、男達の三橋イジメ、絶対的リーダー田久保の目を見開いた顔が印象的!…で最終的には栽培と、何か違う方向の怪しさに行ってしまったものの作品としては飽きずに楽しめた。
深川麻衣さんってもっと活躍してもいいと思うし、若葉君さらに男前になりました?!
ホラーとは違う怖さ
予算過多な『LIFE!』
理想の田舎暮らしを求めて地方の村に移住した若い夫婦。ところがその村にはとんでもない秘密が…という、『ウィッカーマン』や『ミッドサマー』を思わせる田舎土着ホラー…というかハッキリ言うとコメディ。
とにかく動作やセリフの間とかが、NHK『LIFE!』で時々あるブラックコントに近いテイスト。予算をかけて撮った『LIFE!』とでも言おうか(といっても『LIFE!』はセットにかかる費用等を鑑みると、バラエティの中でも製作費はかなり高い方)。なんといっても、村の自治会長役の田口トモロヲのやりすぎ演技。近年では見られなくなった若い頃のトンガリぶりを思い出させたものの、本作では悪い意味でノイズに。制作陣はあれでも演技を抑えさせたらしいが、もっと制御すべき。
中盤以降からの、夫婦に対する村民達の冷ややかなリアクションなども杓子定規演技ばかりだったが、芸人の中山功太は俳優業でも十分イケる雰囲気を醸し出していた。もっとも、そういうキャスティングも含めて全体的にコントっぽいんだが…
『LIFE!』のキャストやスタッフでリメイクしたバージョンも観てみたい気がする。そっちの方が面白かったりして。
全105件中、101~105件目を表示