「ありがっさま!」嗤う蟲 ゆきさんの映画レビュー(感想・評価)
ありがっさま!
私はネオンから離れられない都会っ子なので、田舎暮らしは無理です(°▽°)
自給自足に近い生活なんて出来るスキルはありません(°▽°)
不便を楽しめない泣いちゃう。
フライヤーには
「スローライフで、笑顔溢れる理想の田舎移住」なんてコピーがありますが、全然惹かれない。ごめんなさい。笑顔溢れない(°▽°)
でもコロナ禍から働き方も大きく変わり、職種によっては毎日出社しなくても良くなったり、リモートでどこにいても仕事が出来る世の中になってきています。
現実でも田舎へ移住する若い方も多いもよう。。
そして田舎暮らしの大変さ=プライベートなんてナシよ♪の濃密な人間関係、反対に排除され疎外感を感じる。。
なんて事もあるようだし、加えて、物理的な不便さ、自然の厳しさなどなど、現実は難しい。田舎を甘く見て挫折。。
トラブルも多いみたいです。
そんなニュースも見たりしました。
本作も
田舎暮らしに憧れるイラストレーターの杏奈(深川麻衣ちゃん)と脱サラ夫・輝道(若葉君)が都会を離れ"麻宮村"に移住してくる
with大型犬。
最初は"スローライフ"を満喫していた2人だが、徐々に雲行きは怪しくなって。。いうお話し。
まず、設定もストーリーも割とよく見る、
あるっちゃあるお話しなので、新鮮味はありませんでした。
予想もつくし、観ていると先も想像出来るしその通りにはなるw
大きなオリジナル箇所といえば、
迫力がある花火のシーンが見物だったり
(後に繋がる"嗤う蟲")
まさか?!の○○栽培
(え、そっち?!)とかありますが。。
よく葉っぱ見ただけでソレと分かるなぁ〜ってオドロイタデス(´ཀ`)
で、予想通りソレ関係に巻き込まれていくのですが。。
若葉君は、最近深みのある良いお顔になってきたな〜って思っていたのですが、それでも
"良い人"ってのが滲み出ちゃっていて、やっぱり巻き込まれちゃう、やっぱり騙されちゃう輝道がぴったりでしたw
夫婦別姓についてや「赤ちゃんまだなの早く作れ」のくだりから、もう早くこんな所出て行けば良いのにー!ってイライラするけど、そこですぐ行動に移せたら映画にならない。
だからモタモタしているのをイライラしながら見続けるしかない。
待望ーーーー!!の赤ちゃん誕生なのに、
夫婦"だけ"が喜ぶ余裕が無さそうで、幸せそうに見えなくてなんだか哀しい。
女は、出産後は崩れたホルモンと闘いながら、髪の毛ゴッソリ抜けながら張ったおぱいがイタイイタイも我慢して、家事もこなしながら初めてだらけの子育てに立ち向かうのです。
自分の事なんて二の次になるし、杏奈のように、出産・子育てを理由に、やっと軌道に乗ってきた仕事を諦めたくない想いも分かる!
田久保(トモロヲ)やよしこ(杉田かおるさん)などに干渉されながら仕事と育児で大変さは倍になる。
それなのにーーー!!
毎日杉田かおるはキツいってーー!!!!
ストレスMAXだよぉーー!!!!
輝道ちゃんと断らないとダメだし、あの発言は1発アウトです!
お前の子供でもあるんだぞぉー!!
しかもその後アイツやりよったよね!!!
はい離婚確定です。
杏奈ちゃん可哀想過ぎる!
まさか「#田舎移住」で夫婦としての底力が試されるなんて思いもしなかったでしょうね。。
杏奈ちゃん。
せっかく逃げられたと思ったのにてんてんてん。。
そこからも色々あって大変なんですが
(あっ!なんかかんかあってw)
杏奈が輝道を連れて行く選択をした事にホッとしたり、えーーー!!って思ったり。。
だけどお情けはソコまでで、今後たぶん捨てられると思います。
はい捨ててい〜です。
フライヤー2パターン。
特にトモロヲどアップverが特に良くって、
閉鎖的な田舎で巻き起こる〈狂宴〉スリラーを期待していたので、もう一つ欲しかった印象。
もっと禍々しいのが見たかった。
田久保が村人はじめ、輝道をも取り込んでいく様子は中々面白かったし、巧く展開していったとは思うが、もっとヒトコワが欲しかった。
私の耐性が付き過ぎてしまっているのか、
こわわ〜〜!!!ってなりたかったのに、結局全て、犯罪を隠蔽する為の行動に繋がるので、ふーーーんって感じでした('◉⌓◉’)
そしてラストの杏奈のニヤリや
なんとか虫のカットは蛇足だったと思いました。
役者さんは皆さん好演で、特にあまり認識していなかった深川麻衣ちゃんが素晴らしかったです。
輝道を見下す視線が良かったですw
私が知らないだけカモですが、これからもっと活躍して欲しいです。
チェックしていきたい俳優さんを発見できたのが収穫〜♪
コメントありがとうございます!
毎日杉田かおるwww こっわ、超やですね。
やっぱり女性から見ると輝道はダメダメなんですね。僕とか、妻に手をあげたり怒鳴ったりは25年で一度もないと思いますが、いっつも「気のせいだよ、なんとかなるよ、気にしすぎだよ」ばっかりいってる「身内より外に合わせる派」なので耳が痛いです(笑)。
こんにちは。
あの手の田舎だと、下戸の僕は酒を断って村八分か、急性アル中の未来しか見えません…
最後の杏奈の表情からすると、輝道には尻に敷かれるどころか支配される未来が待っている気がします。
終盤の深川麻衣の表情は凄味があって素晴らしかった。
こんばんは!『敵』はまだ見てませんが、今週末チャレンジしますね。まさかの打切りでなければいいのですが。
筒井康隆さんは七瀬シリーズですら、哲学に昇華させてしまうので、面倒というか厄介な(つまり、読みづらい!)ところありますよね。そういう時、私は理解できないところはそのままで、ストーリーだけ追うことにしてます。
でも、『私のグランパ』はとても単純明解かつ痛快で心地よく読了できました。
映画化されたのですが、石原さとみさんのデビュー作品でもありました。
ゆきさん、コメントありがとうございます。
底気味悪いって言葉あるんですね。
田舎に住んで30年以上経ちますがいまだに余所者扱いです。
深川麻衣さんがヒロインで、森崎ウィンさんが主役の「僕と彼女とラリーと」という映画、とても爽やかでいい作品でしたよ。愛知県の豊田市てラリー開催のプロモーションになるはずがコロナで中止にはなったのであまり話題にならなかったですが。
因みに筒井康隆さんの文庫を買った時、オデッセイの原作『火星の人』の作者の最新刊『プロジェクト・ヘイル・メアリー』も一緒に購入したのですが、これがまたメチャクチャ面白いのです。
どうやらライアン・ゴスリング主演で映画化もされるようです。
何年先に公開となるか分かりませんが、楽しみがまたひとつ増えました。
コメントありがとうございます!
なんという偶然!!
私もなぜか急に筒井康隆さん読もうっとなって、七瀬シリーズの3冊を読み始めたところです。『家族八景』は昨日読み終えたので今日からは『七瀬ふたたび』に着手します。
深川麻衣さん。
私は『愛がなんだ』で初めて知った方なのですが、それ以来〝推し女優〟さんのひとりです。
実は、若葉竜也さん、片岡礼子さんも共演してるんですね。