「スルメのような味わい深い映画」海の沈黙 Rumiさんの映画レビュー(感想・評価)
スルメのような味わい深い映画
昔を思わせる世界観に圧倒された2時間だった
冒頭から映画の世界にぐんぐん引き込まれた。
こういう時代あったなと思いながら鑑賞した。
昔風なのにとっても現代的なダウンコートやスマホ、AIという現代を思わせる単語がたまに出て来たりして鑑賞しながら時代を行ったり来たりしている気分になった。
モッくんの渾身の演技が脚本に花を添えた。キョンキョンも陰のある役をしっとりと演じていた。
観終わった後は不思議な世界観だなと思うだけだったのだが、余韻が冷めてしばらくしてから少しずつ繋がりのようなものや脚本家が言いたい事が見えて来たような気がする。
もう一度観たらもっと分かるのだろう。
津山は孤独な芸術家かと思いきや番頭がいたり、漁師やバーのメンツが病院や廃屋に駆けつけるシーンも。
ロシアンバーでバラライカ弾いていた外国人まで駆けつけていて、津山と一体どんな関わりがあるんだろうと想像。
主人公とスイケンや漁師、バーの仲間との繋がりが気になる。
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