劇場公開日 2024年11月22日

海の沈黙のレビュー・感想・評価

全170件中、1~20件目を表示

3.5芸術は美の上に美をつくらず、美の下に美をつくらず

2024年11月28日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

水曜サービスデーの本日は、あの「北の国から」で有名な巨匠・倉本聰さんが長年にわたって構想したという渾身の作品「海の沈黙」をチョイス。

まず、言わせて欲しい。
主演の本木雅弘さん、私らの世代からすれば、シブがき隊のモッくんですよ。ほんでもって、メインの女優さんは、小泉今日子さん。なんてったってアイドルのキョンキョンですよ。懐かしい〜😘この共演をスクリーンで観れただけで、まず眼福🙄ガチアイドル出身のお2人を支える面子がまた豪華!中井貴一さん、仲村トオルさん、萩原聖人さんなどなど、渋おじイケおじのオンパレードでございます。役者さんのお顔に刻まれたシワに侘び寂びを感じる歳になりました。自分もおんなじ様に歳をとったのね〜。

観終わった率直な感想ですが、
ひと言でいうなら、
「わかるわかるんだけど、惜しい!」
かしら。

こちらの作品、2時間の映画で終わるにはあまりに惜しい!秘められたことが多すぎてモッくんとキョンキョンの恋に関しては、全く感情移入できませんでした。数話完結の連続ドラマで観たらもっと面白くなっただろうなぁと思わずにはいられません🤔

とはいえ、
映像の美しさや渋おじたちの重厚な演技などなど、見どころは満載!
生成AIが簡単に芸術をも凌駕しそうな昨今だからこそ観ておきたい🧐「本当の芸術ってなんだろう?」「芸術の価値ってなんだろう?」などなど、
芸術について改めて考えたくなる良作映画です♪

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ななやお

5.0少しずつ、人々の連なりが姿を現す

2024年11月23日
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鑑賞方法:映画館
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猿田猿太郎

4.0主要人物らの描かれないバックストーリーが作品の豊かさであり、物足りなさでもある

2024年11月27日
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鑑賞方法:試写会

悲しい

知的

本編112分だが、物語のスケールとしては映画なら三部作、ドラマなら1クール分かそれ以上の長さがないと描き切れない豊穣さと奥深さがあるように感じた。原作・脚本としてクレジットされている倉本聰は、脚本とは別に「登場人物の履歴」に膨大な量の情報と歴史などを描き込み、出演者らに渡したという。本編で直接描写されないそうしたバックストーリーは、俳優らが役に命を吹き込む際の重要な源になり、人物らの会話の内容などから示唆されて、豊かな映画世界に貢献している。だが一方で、たとえば画面に映っている二人に過去にどんないきさつがあり、今の関係性があるのかなど、もっと知りたいのに想像するしかないもどかしさ、物足りなさを感じる部分もところどころあった。本木雅弘、小泉今日子、中井貴一らの演技が見惚れるほど味わい深いからこそ、キャラクターたちの人生をもっと見せてほしいと願ってしまうというか。

本木が演じる津山竜次は、稀代の贋作画家でありながら刺青彫師でもあるというおよそ現実味のない設定であり、その設定に説得力を持たせる意味でも刺青を彫るシーンは入れるべきだったと思うが、それも尺が限られているせいかもしれない。

倉本聰が脚本を担当しキャスティングにも関与するなど影響力があった1974年のNHK大河ドラマ「勝海舟」で演出スタッフと衝突し、脚本を途中降板してそのまま東京から北海道に移住したのは有名な話。大組織や大企業の論理、都会的なるものへの異議はドラマ「北の国から」などに込められ、本作にも通じる。創作物の良し悪しが市場価値で測られることへの違和感、伝統ある大きな業界の権威に対する反発についても、自身の体験を本作の孤高の贋作画家に重ねたように感じた。

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高森 郁哉

4.0久し振りのスクリーンで、

2025年1月21日
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鑑賞方法:映画館

知的

贋作が、そして天才画家の生き様がテーマでした。脚本・演出と監督は、やはり倉本聰の世界だった気がしています。

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ピエロの涙

4.0おふくろ

2025年1月13日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

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アプソ

4.0サスペンス映画としても楽しめました

2025年1月6日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

倉本さんの投げかけたテーマに関して深く考えさせられました。
謎が多かったので、暫くの間は謎解きで楽しめそうです。

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ターちゃんパパ

3.5美術絵画の価値

2025年1月1日
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鑑賞方法:映画館

絵の良さは感情的にはあるが、技術的にはさっぱりわからない。
作中の萩原さんの言葉は非常にしっくりきた。

本木さんは半端ない色気あり老いてますます盛んといった感じだった。

作品はというと、主人公の過去と現在が同一人物とは中々思えず感情移入しにくかった。
中井貴一さんの普段のイメージと違う役作りは流石役者。

とにかく豪華俳優の共演でストーリーの進みもスムーズで見易い作品。

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ダルメシアン07

4.0流れる時間まで優しい

2025年1月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

さすが倉本作品。心温まる映画でした。
キャスト皆さん良かったです。
本木雅弘さんは圧巻でした。
そして、中井貴一さんがずば抜けてました。

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ねこ

2.5ポエム的あるいは演歌的

2024年12月30日
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うさぎぐ

3.0昔の名作映画のような、、、

2024年12月24日
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鑑賞方法:映画館

映像、演出、重厚なキャスティング、どれにおいても昔の名作映画のような雰囲気。
雰囲気は良いのだけれど、ストーリーはふつうです。

※間違えて削除してしまったので、再レビュー

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光陽

3.5天才の謎

2024年12月22日
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倉本聰の新作に食指。
一般に巨匠と呼ばれる画家の高齢期の作品には、匠気も緻密さも消え去り、高揚感のみを叩きつけるような迫力を感じますが、さて倉本作品は。
監督はあくまで進行役という感じなので、脚本の完成度の高さは感じるのですが。
宮崎駿みたくもっとハチャメチャにやっちゃって良かったと思いますね。
冷静沈着な概括が倉本作品の若さであり、脚本家の宿命なのでしょうが。
晩年の画家の激情に対する憧憬の思いを感じました。
モックンはため息が出るほど美しいのですが、この役には少し早かったかな。
キョンキョンは実にいい顔をしていた。
キョンキョンのシーンだけを集めて観ていたいくらい。
コメントを寄せた著名人の中に津山に匹敵する天才アーティストがおりまして、天才は天才を知ると言うことで、彼女のコメントの中に作品の謎を紐解くヒントがあるとは思うのですが…
情けない事に私には彼女の言葉のいとが理解出来ないのでありました。

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こうた

4.5美しさの定義は

2024年12月19日
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興奮

知的

模写と贋作の違いは学ぶか騙すかの違い
本物より模写が魅力的な場合はいかがでしょう
力のこもった作品

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daikokumai

4.0中々理解が難しい作品でした~

2024年12月19日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

あまりにも芸術性が高いのか、凡人には理解が出来ない作品でした。
狂気の沙汰の一つ手前くらいのインパクトがあり、普通の考えでは着いていませんでした。
しかし、絵画については深く素晴らし物だと思います。
演技もさすがプロといえる一流の印象を持ちました。

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けいせいおじさん

3.0古いねぇ

2024年12月18日
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鑑賞方法:映画館

単純

興奮

寝られる

脚本が良ければ

良い映画やドラマはできるよ。

と言う事例の一つにはなるだろうが

ストリーの展開や設定が時代を感じさせて

まるで骨董市に紛れ込んだような気分で映画を見た。

倉本さんは北の国からで成功を収めた方だと言う認識だが

成功の背景にある時代感や視聴者の状況には

興味関心がなかったんだろうね。

と割とシビアな感想を残しておきながら一つ補足を

良い映画やドラマは、脚本とキャストの能力次第

それは事実だわ。

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tomokuni0714

3.0金田一(石坂浩二)さん、小池(中井貴一)さん、事件です、贋作です。

2024年12月17日
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興奮

難しい

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月光仮面

1.5清水美沙の尻

2024年12月17日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

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ガレ

4.0美の価値は

2024年12月16日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

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mizuka

4.0濃厚かつ重厚な邦画

2024年12月15日
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まず1番!終了まで、あっという間です。

本当に良い作品…何でしょうか…シーンカットも美しく、サントラも最高でした。
何より本木雅弘が良い!!憑依型で狂演しており、個人的には海のシーンが凄まじかったです。

中井貴一も、思い出回想などのシーンも無いのに「先生との絆」が理解できる演技で感動しました。
登場は少ないですが、萩原聖人も大変良かったです。

何も考えず見てください、名作です♪

是非、濃厚な邦画を楽しみたい方は映画館でご観賞ください!!

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白長須鯨

0.5倉本聰さんの久しぶりの作品という事で期待し過ぎた

2024年12月15日
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倉本聰さんの久しぶりの作品という事で母が観たいというので一緒に観に行きましたが、内容がつまらな過ぎて開始20分で寝ていました
母は最期まで観てましたが、あまり好感が持てる映画ではなかったらしいです

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あっきー228

4.0さすが倉本聰、至極の物語

2024年12月14日
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鑑賞方法:映画館

個人評価:4.0
絵画を扱った作品らしく、光の描写がとても美しかった。
美への純粋たる追求。あの遺書が本作の本質に迫っており、素晴らしい遺書であった。
もっくんと中井貴一の日本の二大イケおじの掛け合い。そのエレガントなやり取りをとてもうっとりとながめる。
石坂浩二もハマり役で、あの大物ポジションがよく合っおり、白い巨塔を思い出させる。
さすが倉本聰。至極の物語でした。

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カメ