「因果応報の極み」シン・デレラ ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
因果応報の極み
冒頭からいじめぬかれるシンデレラことエラと使用人。
度を超えた口撃と暴力は、シンデレラたちがかわいそう🥺と感じられ、
観客もシンデレラへの応援モードになっていくこと間違いなしです。
舞踏会前夜に魔法使いのフェアリーゴッドマザーがシンデレラの前に現れるのですが
フェアリーゴッドマザー&そのファミリーというかモンスターの造形が
もう超B級です。プーを思い出すくらいの造形で、もはや笑えるレベルなのが
むしろ良かったかもしれません(笑)
で、舞踏会時にレヴィン王子始め出席者から強烈な辱めを受けたことが引き金になり、
シンデレラがフェアリーゴッドマザーの力を借りてキレまくる&残虐な殺戮による復讐スタート!!
さぁここからがこの映画の真骨頂だ!!と言わんばかりの残酷な殺し方をしていくシンデレラですが
前半のおかげ(?)で、殺される側に全然シンパシーを感じない&むしろシンデレラを応援してしまうという
稀有なホラー映画に仕上がっていると思いました。
オチも良かったですね。
どうオトすのか、とても楽しみだったので、このオチはうれしい誤算でした。
また、原題であるCinderekka’s Curseじゃなくて、シン・デレラは日本市場としては良かった気がします。
庵野監督っぽくて、なじみがありますしね。
さて、この映画からの学び。因果応報。
やさしく思いやりのある人生を送ろうと、あらためて肝に銘じました(笑)
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