「レディーファースト精神あふれるフランスなのに…」ベルナデット 最強のファーストレディ regencyさんの映画レビュー(感想・評価)
レディーファースト精神あふれるフランスなのに…
夫のジャック・シラクを大統領にすべく、内助の功として支えてきた妻ベルナデット。ところがいざ夫が国家元首になった途端に用済み扱い。そこで“復讐”を企てるが…
アメリカ大統領のファーストレディーは、時には夫よりも人気を博す事がある。しかし、どの国よりもレディーファースト精神が行き届いているはずのフランスでも、やはり勝手が違うのだろうか。女性の権利向上はいつの時代も叫ばれているが、それが一向に収まらないという事は完全に向上しきっていないのだろう。本作では、そんなベルナデットを名優カトリーヌ・ドヌーブが務めるが、実在の彼女と比べるとやっぱり華があり過ぎる。お話としては可もなく不可もなく、といった印象。冒頭の注意書きにもあるように事実をかなり脚色しているようなので、その辺もひっくるめて楽しむ方がベター。
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