花まんまのレビュー・感想・評価
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かなりファンタジー強め
ほぉー、
原作未読、前情報無しで見に行きましたら、
ちょっと思っていた感じと違ってました。
もう少し笑って泣けると思っていたら、
かなりファンタジー強めで、
不思議〜!のほうに気が取られてしまってました。
でも、とても優しいお話で、
子役のお二人が、ものすごーく良かったです!
傑作
“花まんま”とはそういう意味だったのか・・・
有村架純作品ということで、楽しみにしていた。
【物語】
大阪の工場で真面目に働く加藤俊樹(鈴木亮平)の生き甲斐は妹のフミ子(有村架純)だった。両親を早く亡くした俊樹は、幼い頃に「妹を守るのが兄貴の務め」と親から言われたことを頑なに守り、「兄は大変」を口癖にしながらフミ子を守ることが生き甲斐になっていた。
そのフミ子の結婚が決まり、1ヵ月後に式が迫った俊樹は寂しい気持ちを抱えながらもその日を楽しみにしていた。しかし、式を直前に控えたある日、フミ子は兄に嘘をついてどこかに出掛けてしまう。俊樹の脳裏にはある思い出したくない記憶が蘇る。小学生の頃、突然フミ子が「私の頭の中に別の人の記憶がある」と言い出したことで、親にも話さなかった俊樹とフミ子だけの秘密だった。
俊樹はフミ子への思い、亡くなった両親への思い、様々な大切な思いの中で葛藤する。
【感想】
何度も涙してしまった。
本作はフミ子の結婚式を巡る物語だが、実は観賞の3日前に自分の息子の結婚式を終えたばかりというタイミングだったので、息子の結婚とリンクしてしまうところも多く、普通より強く響いてしまったこともある。
予告編にも描かれているように他人の記憶がフミ子に宿るというところは、SFと呼べるような緻密な設定は無く、おとぎ話的で他愛無い。 下手すれば陳腐なドラマになってもおかしくなかった。 また、結婚式の始まりからエンディングにかけて展開描写がちょっと雑。 「それ、普通あり得ないでしょ!」的展開が散見され、「普通無理だが、皆の頑張りや特別の好意でそうなった」的展開シーンを入れて欲しかった。
そんな不満もあり、完成度が高い作品とは言えないのだが、役者の好演がそれをカバーして感動することができた。特に酒向芳の感情あふれ出る熱演に涙が止まらなかった(ネタバレになるのでどういうシーンかは書けないが)。
“花まんま”というタイトルは、観賞前はどういう意味?と思いつつ深くは考えなかった。それが中盤で「なるほど!」と明確になり、物語上重要なキーアイテムとなる。観るまで何のことか分からないところが上手いタイトルだと感心した。
若い人も楽しめるとおもうけど、やはり子供が結婚を迎えるような世代に一番響くと思う。
涙腺決壊😭 警報級 タオル持参お忘れなく
人は支え合って生きていく
予告編を観た時は生まれ変わりというスピリチュアルな題材のミステリアス作品だと予想したが、実際には違っていた。本作は、兄妹愛を主軸に、リアルとファンタジーを巧みに融合して描いている。芸達者な演者達を揃え、彼らの持ち味を存分に活かして、大阪弁を駆使して、生まれ変わりというスピリチュアルな題材を、笑いあり涙ありの心温まる作品に仕上げている。観終わって、良い作品を観たという心地良い余韻に浸ることができる。
本作の主人公は大阪の下町で暮らす加藤俊樹(鈴木亮平)。彼は若くして両親を亡くし、亡父との約束通り、親代わりとして妹のフミ子を懸命に守ってきた。しかし、フミ子の結婚が決まり一安心した矢先に、子供の頃に封印したフミ子の秘密が蘇ってくる・・・。
生まれ変わりを題材にした作品ではあるが、前世、現世での登場人物を演じる子役を含めた芸達者な俳優陣が適役なので、違和感なく作品世界に惹き込まれる。
やはり、鈴木亮平には本作のような熱い物語が相応しい。彼の熱い演技が作品を力強く牽引し、観客を感動に誘っている。そんな鈴木亮平に有村架純も負けてはいない。いつもより強い目力で自分の生き方を貫こうとするフミ子を好演している。
前世の記憶に苦悩しながらも、前世の父子愛を大切にするフミ子と、前世のことは封印して現世で幸せになれと諭す俊樹。二人の主張は噛み合わないが、俊樹の性格から着地点は推察できる。
鑑賞中に渥美清主演の“男はつらいよ”が頭に浮かんできた。不器用な兄と健気な妹という設定が同じであり、令和版兄貴はつらいよ的な雰囲気を感じた。
終盤のフミ子の結婚式が本作のハイライトである。感動シーンが多いが、特に俊樹の親族代表スピーチが素晴らしい。彼のフミ子への想い、彼とフミ子を支えてくれた人々への想いに溢れていて感動的である。結婚式後のビタースウィートなラストも申し分ない。
人は、色々な人達に支えられ、色々な人達を支えて生きていることを強く実感できる後味の良い作品だった。
感涙笑
前田監督、今度はそっち系の話でしたか!また1つ、大好きな前田監督作品が増えました!こういう作品って、実はちょっと苦手です。ほらほら、感動するでしょ!って期待されてるようで、ついつい観る前から構えてしまいます。でも、物語の序盤に子供時代があったお陰で、その辺の期待バイアスが薄れて、兄妹の絆が自然と感じられるような流れがとてもよかったです。兄・加藤俊樹(鈴木亮平)の気持ちもわかるけど、妹・加藤フミ子(有村架純)の気持ちもわかる、そこに挟まってくる繁田家の面々との関係もすんなり納得というわけにはいかないし、両親や婚約者との関係、さらにはカラスまで参戦(笑)。いい感じで笑えるシーンも多くて、その塩梅が流石、前田監督って感じでした。この物語は兄目線で進んでいくので、フミ子役の有村架純は受けの演技が多いように感じましたが、個人的には過去作で一番、いい役者だなあと感じました(「花束みたいな恋をした」の絹超え!)。それと、映画ではたぶん初めて観た駒子役のファーストサマーウイカがよかったです。駒子を主役にした物語を観てみたくなりました(笑)。でも、心底凄いなって思ったのは、鈴木亮平のスピーチでした。
ただただ泣く
鈴木亮平さん、難しい役を見事に演技👏
兄弟愛、親子愛、隣人愛
人は皆、周りの人に支えられて生きている❤️
『花まんま』前評判通り泣けた〜‼️
フミ子の結婚式のシーン等、多少展開が強引なところはあったけど、物語のそもそもの設定が奇抜なので全てご愛嬌。単純に゙真っ直ぐな兄弟愛・隣人愛を楽しめて、ストレートに感動出来る佳作でした❤️
やっぱ人は皆、周りの人に支えられて生きてるって事ですね🙂🙏
前田と鈴木について
さほどにイケメンではない、巨体すぎる鈴木亮平が、何故これほど様々な作品で重宝がられるのか。否応なく彼が持つ、作品を締める存在感と演技力が、縦横無尽に限界のないキャラクターバリエーションで「在る」からだろう。シリアスからコメディ、さらには作家性の強いインディ系まで、やはり鈴木を起用して良かったと、キャスティング担当が自分の仕事に納得するだろう。
様々なジャンルで幅広い演出力を持つ前田哲監督。共通して彼の作品には、ヒューマニズム溢れる人間讃歌が描かれ、そこに観客は深く感動させられるのだ。本作も、原作はあるとはいえ、俳優たちの名演と、しっかりと素晴らしい『間』で伏線回収をしていくテクニックにしてやられ、予想はしていても、熱い涙を溢れさせられる。
きっと兄妹って、こんな素敵な関係だよね
鈴木亮平ってすごい
不覚にもまんまに気づかなかった。
兄妹っていいですね
私はもともと兄妹や兄弟という設定だけで涙腺がゆるくなってしまうタイプなんです。
そのうえ兄役が鈴木亮平さん、妹役が有村架純さんということで、始まる前から勝手に想像が膨らみ泣きそうになっていました(笑)
実際、その多大なる期待をはるかに超える素晴らしい作品でした。
手を繋ぐ幼い兄妹、トラック運転手のお父さん、そのうえお母さんは安藤玉恵さんじゃないですか!それだけで涙腺が開きっぱなしです。
そのほかの役者さんもお上手で、笑うシーンでも涙腺は閉まりませんでした。
花まんまに込めた想い。
これからツツジを見るたびに涙が出てしまうかも。
素敵なお話でした。
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