花まんまのレビュー・感想・評価
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想像以上に泣けるストーリー
ファンタジー要素多めですが、とてもよかったです。あり得ない話なのに、ありえないと思いきれないような心温まるお話でした。
あぁ、こんなことが本当にあったら素敵だと心から思いました。
有村架純ちゃんや鈴木亮平さんの演技はやはり素晴らしい。そして酒向芳さんが本当にすごかったです。何回も酒向さんに泣かされました。
娘を持つ親としてもかなり感情移入してしまい、中盤から後半は何回泣いたかわからないくらい何回も泣きました。
とても素敵な映画に出会えて幸せです。定期的に見たくなるような映画でした。
誰だよ!下町人情ドラマ!って書いたの
劇場で見ても良かったな
素晴らしい作品
2025年の作品
直木賞受賞作の映画化だけに、素晴らしいファンタジーを描いている。
この作品に感じる「喪失」という心の痛み
そして明らかな喪失にもかかわらずどこかで生きているという確かな手ごたえ。
そこに感じる「希望」は、死んでもなお生きていると感じざるを得ないことで、喪失というのは一体何かという問いとなって表れる。
重田家に起きた大きな喪失
同じく加藤家にも起きた喪失
この誰にも共通する喪失の正体は何だろうか?
他人というストレンジャーは、本当に自分とは「何も関係ない」のか?
この自分と他人を区別する枠
無関心と拒絶
物語はこの他人との関係を、喪失という共感でつないでいる。
さて、
伏線と思わせておきながら登場しなかった「写真館」
2度も登場していながらまったく関係ないように留めたのは、そこに余白があるからだろう。
連想する想い出 記憶
この記憶こそこの物語の核
前世の記憶というのは、まったくミステリーそのもので、でも信じてしまう説得力がある。
人は、本当に生まれ変わるものなのだろうか?
このファンタジーをモチーフに、魂なるものの不滅と喪失感という絶対的感覚の矛盾
そして、自分と他人とは違うという幻想をこの作品は描いている。
また、最後の繁田家のがっかりするほどの切なさは、「現実」に引き戻された喪失が漂うが、引き出物の中に見た「花まんま」が、不滅の魂を「実感」させる。
兄トシキ
妹フミコの前世の記憶などと言うものによって、唯一無二であるはずの「家族」を根底から壊されてしまう「思い」がどうしても我慢できない。
フミコは、前世の記憶と感情が「本物」でしかない。
トシキの記憶に焼き付いて消えない父と母
妹にあるはずのない他人の記憶を受け入れられない。
「実感がある」というのは、どうやって証明できるのか?
「実感がない」ことはどうやって証明できるのか?
この哲学の領域
さて、、
繁田喜代子
結婚2日目に起きた事件
人の想い 無念さ
物語上の設定では、この出来事は霊界のイレギュラーだった。
つまり、たまたまだった。
通常は起こらないということだ。
しかしそうなれば、この現世という世界で我々はいったい何をしているのだろう?
そして、各々の時代で何を繰り広げているのだろう?
また、記憶のない魂の成長などあるのだろうか?
誰もがつい考えてしまうこの問いの答えは「ない」ように思う。
あたかも「それだ」と言っている人々はいるが、どうもピンとこない。
それは「自分で見つける」しかないのだろうと思う。
それが今ここにいる「理由」だろうか?
それさえわからないのに、我々はいったいここで何をしているのだろう?
各々の経験は、いったい何の役に立つのだろう?
この物語には感動がある。
喪失という共感と、他人の喪失を自分の喪失と重ねたとき生まれる共感
自分が感じた喪失を、他人の中に見たとき生まれる共感
ずっとあったはずの記憶が消えてしまう切なさ
しかし、それが幻ではなかった「証」 花まんま
失ってしまったけど、やっぱり失ってなどいなかった喜び 感動
カラスとのコミュニケーションは、人と人以外にもつながれる存在がこの世界にはあるということ。
植物も無生物も同じだと思う。
意識の鼓動
この意識の鼓動こそ接点であり、そこに意識があることを感じようとすれば、何らかの「声」が聞こえるのかもしれない。
フミコの前世の記憶とその消去は、喜びと悲しみの両方だった。
それを感じたのは重田家のみならず、トシキも太郎も同じだった。
他人の気持ち それを汲み取ろうとする意識は、まぎれもなく共感の接点を作り出す。
個人的には何もしていないようでも、他者に意識を傾けることこそ、人間としての「在り方」なのかもしれない。
いい作品だったと思う。
3.7くらいかな、演技は良いし雰囲気も良い!
期待以上の感動。中盤でも思わず泣いた
心あたたまるお話
名脇役
よかったはよかったんだけど・・・
鈴木亮平×有村架純
そっかそっか
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