花まんまのレビュー・感想・評価
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スピーチがとても素敵でした
出演者と予告で気になってた映画で鑑賞しました!
大阪の下町で暮らす二人きりの兄妹・俊樹とフミ子。
死んだ父との約束を胸に、兄として妹のフミ子を守り続けてきた俊樹は、フミ子の結婚が決まり、やっと肩の荷が下りるはずだった。
ところが、遠い昔に封印したはずの、フミ子の〈秘密〉が今になって蘇り……。
フミ子には幼少から別の女性の記憶があった。
「生まれ変わり」のようだがフミ子の存在は確固としてある。
フミ子が生まれたときに、若くして事件に巻き込まれ亡くなった女性の心が移っていたのだ。
それから22年―、結婚式の前日、フミ子が隠し続けてきた事実が発覚する――
というのがあらすじ!
この映画は予告ぐらいしか情報なくて観に行きました!
そしたらまさかカラスと会話する人が出てくるとは…笑
ちょっと笑えて面白かったです!笑
感情がちょっとグラグラしましたけど笑
伏線やタイトル回収もよかったです!
名刺がまさか役に立つとは思わなかった〜
結婚式向かう途中に荷物で道塞がれるわホテルを間違うし!
フミ子の言う通り間違えましたね笑
あと花まんまは花でお弁当作ってるからそう言うんですね
お花のお弁当は綺麗だと思いました…
最後も花まんまが渡されてましたしそこで感動しましたね
結婚式では有村架純さんがとてもお綺麗でした😊
そしてスピーチが良かったですね!
朝の情報番組で確か監督とアドリブで作ってるっておっしゃってた気がします…
だからか気持ちがかなり伝わってきましたね☺️
ここでもかなり感動しました…
最後はフミ子はもう喜代美の記憶が無くなっててまさか繁田家まで忘れるとは…
てっきり喜代美さんの記憶だけ無くなって繁田家のことは覚えてるものだと思ってました
でも名前も家も思い出せなくなってるって言ってたからそうなる運命だったのかもしれませんね🤔
前世?の記憶というか違う人の記憶があるみたいなことはテレビで観たぐらいでそんなことほんとにあるのか疑問なんですけどどんな感じなんでしょうか?
実際にそんな人がいるのか見てみたいです
この映画はとてもよかったと思います!
ファンタジーのシーンは笑えましたしその他ではとても感動しました!
そして登場人物がみんな温かくて素敵でした…
感動するいい映画をありがとうございました😊
令和最悪(今のところ)の涙腺崩壊劇
転生娘との再会とか披露宴のスピーチとか、泣かせどころやオチがわかりきっていてもやっぱり泣いてしまう。全編コテコテの関西弁、そしてそれを演じきれる役者さんじゃなければ逆に白けきっていたかもしれない傑作でした。
死生観云々言う人も多いですが、一番のテーマは「子を失った親」と「親を亡くし家族を背負う子」、本来相対することのない対照的な二つの心情が「転生」という非現実によって衝突し葛藤することだと思います。そこは死者ではなくて、不幸の中で現実を生きる人間の生々しい姿があくまで主役だと思います。
その子供の頃の衝突が、軸となる娘=妹の結婚というイベントによって再度ぶつかり合い、それが主人公たちの親離れ・子離れのストーリーとして織り合い止揚していく様が強く胸を打つのでしょう。
死生観云々言ってる人は、フィアンセがなぜ「カラス」の研究科でありカラスと対話できるのか、なぜカラスは最後に役に立たなかったのか、それくらい掘り下げて欲しかった。
原作では結婚式までは描写していないですが、映画ではエピソードまで描写しており、わかりきったコテコテの展開でしたが映画のアンカーとして見事にトドメを刺されたようで無事涙腺崩壊?放解しました。
良い映画でした。一生のお願いだからみんな観るといいよー。
痛ましい事件の被害者として若くして亡くなった女性の記憶が、主人公の妹の中に幼い頃から存在し、その記憶に惹かれるまま、幼い時分に兄妹は亡くなった女性の家族と出会った。
末っ子の娘を亡くして悲嘆に暮れる父とその家族たちは、娘の記憶も持った幼い少女の存在に驚愕するも、再び愛娘に出逢えたことで生きる希望を見出していく。
しかし兄は、本来の自分の家族を蔑ろにされたと感じて、以後、その家族たちが妹と交流することを禁じて、そして時は流れる。
妹の結婚を機に、ある意味、兄として封印していたこの出来事と正面から向き合う必要が出てきて…。
とあらすじを書いてみたが、この「すこし・ふしぎな」世界設定をしっかり書くと大変なので、以下省略。
本作はとにかく脚本、演出、演技、カメラワーク、センス、どの要素も素晴らしい出来映えで心から楽しめる作品でした! 登場人物の人間像が過不足なく描写されて、耳心地の良い関西弁が人情味に溢れており、家族愛に富む素敵な物語を満喫できました。
冒頭から丁寧な作りだなと実感したのは、仏壇のお水を取り替える際に水の入った器を持っていくだけだったり(持っていくだけで、水を捨てる、水を汲むといった行動を省いてるのが良い)、妹が自転車の鍵を忘れるところなど、細部に渡って登場人物たちの生きている様が感じられる脚本になっているんです。
またカラスと喋れる要素は、本作の設定として突き詰めると重くなりがちな「愛」の描写に対して、からりと気持ちのよい場面展開に使われており、各シーンでのカラス要素の差し込み方が見事でした。
本作は「すこし・ふしぎな」世界設定を入れることで「物語」としていますが、根底にあるのは普遍的な家族が生きていく営みそのものが家族愛、人間愛に満ちた素晴らしい「物語」なんだと思います。終盤、結婚式の兄のスピーチは、「すこし・ふしぎな」世界設定とは関係なく、普遍的なものだからこそ大いに心揺さぶられますから。
本当に良い映画でした。一生のお願いだからみんな観るといいよー。
アルバムはどうなった?
予告編だと有村架純演じる妹の二重人格ミステリー部分に焦点を当てていて、ミスリードというかそこに興味を惹こうという作戦だと思うのだが、そんなことは割とどーでも良くて純粋に父代わりとして頑張ったお兄ちゃん(鈴木亮平)と妹とのちょっとキュンとして泣かせる系のドラマである。我々の頃で言えば今井正監督で草刈正雄と秋吉久美子が演じた「あにいもうと」を想起させられる。舞台が大阪下町で主要なキャストが関西出身でオール阪神巨人もうまい役どころなのだけれど、京橋出身のファーストサマーウイカのこてこての漫才トークに対して同級生で幼なじみのはずの鈴木亮平の会話のテンポがどうしてもついてゆけず(西宮とミッド大阪ではやはり違和感が生じるのだ)そこがちょっと残念。前田哲は古き良き松竹系的人情喜劇の雰囲気を出せる希少な監督で好きである。オープニングから鈴木亮平が妹の婚約者について語る鉄工所の下りまできっちりしたカット割りとカメラワークで安心して見せてくれるし鈴木亮平も「孤狼の血LEVEL2」以降はもう普通の役はできないんじゃないかと心配したけれど「下剋上球児」で過去のある熱血監督が上手くはまってすんなり現生にカムバックできて嬉しい(真っ白から真っ黒まで演じられる役者はめったにいない)。かぐや姫ではないけれど苦労して「育てた」妹を送り出す結婚式でのスピーチは感動的で無いはずがなくそれをそのまんま聞かせてそのまんま泣かせようという身も蓋もない映画。大学でカラスを研究する新郎もうまくストーリーにからんで良かった。うちのご近所にもカラスと仲良しのオヤジがいてあながち無理な設定ではないなと感じた次第。
感情の置き場に困った…
心を軽くしてくれるコメディタッチの感動作
本作は、ファンタジー要素少々のコメディタッチヒューマンドラマ といったところでしょうか。
お腹にいる赤ちゃんと消え行く命がすれ違っただけで、記憶が乗り移るとは受け入れ難い設定。(前世の記憶がある、と言うのならまだしも)
それでもファンタジー過ぎず、コメディ感も強いので次第にスッと馴染んでしまう。
鈴木亮平さんの演じる俊樹が愛すべく熱血単純の昭和キャラで、少し大袈裟に言えば釣りバカのハマちゃんみたいな感じ。
そして芯が強くしっかりもので、大人びた妹の有森さんとの相性ぴったり。
すごくハマり役だった馬場園さん、ウイカさん。馴染み過ぎてて気づかないほどのオール阪神巨人。
繁田家の存在を強く印象付けた緑子さん、六角さん。
この配役が良くて、ユニークな世界観となったのでしょう。
極めつけはカラスとの鈴鹿さん。
後ろのおばさまが、カラスとの絡みで必ず我慢した笑い声を響かせるものだから、自分も会場全体もつられて笑ってしまって。
頑張って生きてきた辛さ、逞しさ、思いの深さに感動し、兄貴の結婚式スピーチで号泣と、まさに忙しく泣き笑いの2時間でした。
原作を読んだり下調べせずに鑑賞したのは、かえって、固定観念がなく良かったと思う。
ひとつ、最後まで気になり続けたのが設定年代。
子供時代が昭和30~40年代初っぽいですよね。
髪型やバッファローズのキャップや、宝の缶とか。
(貯金箱のお札は伊藤博文じゃなかった)
スマホが上の年代まで浸透している背景から、結婚式が2015年頃としても、30年前ってまだ昭和60年代なんですが…。
心が温まる「不思議な世界」。
映画のクライマックスであるフミ子の結婚式がとにかく感動的である。その要因としては、映画の冒頭から色々仕組まれてきた伏線が、ここですべて納得できる解決がされていると感じるからだろう。そして登場人物が、今まで抱えてきた心の苦しさから解放されて「心の浄化」や「救い」みたいなものが演出されているので、そのことに観客は満足を得るだろう。
話の構成で言えば、本来何の関係もなく交わる事のないはずの2つの家族を、不思議な縁で結んで心が洗われるドラマに仕立てた手際の見事さに感心する。生まれてきたばかりのフミ子に、死んでいく喜代美の心が乗り移るという一種のファンタジーである。この不思議な想像の世界が、単なるヒューマンコメディを超えた魅力になっている。フミ子は自分の心の中に生きている喜代美を大切にして、この現実を素直に受け入れて向き合っている。他人に心を乗っ取られたりしたら、普通なら拒絶したり迷惑がる所であるが、フミ子は違う。喜代美の父仁と手紙のやり取りを続け、自分の写真を送り成長の報告までしている。フミ子が父を知らないから喜代美の父を慕っていることになっているが、それでもこんな心根の優しい人はいない。兄俊樹は父から妹を託されて、自分が守らなければいけないとの責任感が強すぎて、とにかく妹のために頑張ってきた。「兄貴は損な役割だ」というのが何度も強調されている。そんな妹が、知らない女性のために知らない家族に心を寄せていると知って、裏切られた気になるのも理解はできる。一方の繁田家はフミ子が喜代美であることを素直に受け入れてフミ子の成長を見守っている。これも現実にはあり得ないことであるが、コメディ的でとても面白い。父仁は娘の幸せを見届けられなかったことが大きな心残りで、フミ子に叶わなかった自分の思いを託している。
俊樹が繁田家の人々を結婚式に連れてきたことは、今までの態度から考えると本当に大きな心の変化である。自分を犠牲にしてまで妹を守ってきたという苦しさから解放されて、フミ子の気持ちを受け入れ、全面的に結婚を祝うことができた。喜代美の父仁は、娘が果たせなかった結婚をフミ子が替わりに実現する場に立ち会えたことで、今までの苦しさから解放された。
登場人物がすべて心の優しい気持ちの良い人ばかりである。見終わって心が温まる。そして鈴木亮平、有村架純、酒匂芳の素晴らしい演技に感謝したい。
圧巻!!鈴木亮平
花まんま、意味がわかると納得〜👌
先日鑑賞〜‼️
泣き映画かな〜っと興味とファーストサマーウイカ様が出てるのに惹かれて鑑賞もあるかな(笑)。
とにもかくにも映画全体的に兄妹愛が凄いってそういう映画だからなんだけど、フミ子を思う兄の愛情全開で良かったです☺️。
俊樹がフミ子の結婚式前日に駒子の店に行って酔い潰れてしまうのだがその前に駒子に平手打ちくらって朝、店を出る前に残した手紙を読んで嬉しそうな駒子が可愛いくて、幼馴染だからこれ絶対俊樹の事好きやんって(笑)、本編とは違う2人に胸熱もなりながら、兄妹を見てました😆。
そんなシーンもあってか有村架純さんもウエディングドレス綺麗やったけど、ファッサマさんのがめちゃ可愛いかったです☺️(個人的にですが)。
後さりげな脇役にオール阪神・巨人さんも社長と駒子の父でいい役やって印象に残ってます。
泣ける事は私的には弱い部分はあったのですが、「花まんま」の意味やその時のお父さんの気持ちを考えたらウルウルてしました🥹。
不思議なお話です。カラスと人がしゃべります。そこちゃうねん!
鈴木亮平と有村架純という魅力的な俳優が兄妹役ということで鑑賞。
フミ子(有村架純)が結婚前に兄に秘密で訪れる家、そしてお父さん!?
どういうこと???
という謎が映画の柱になっております。
登場人物はみんな良い人で、父母を早くに亡くし、鈴木亮平演じる兄が親代わりに支えてきた有村架純演じる妹フミ子の結婚を前に、妹の秘密を知り過去の出来事がよみがえる…。
不思議なお話です。
ファンタジーですが現実に起これば気味が悪いし兄のとった行動はもっともだと思います。
兄が見た夢をきっかけに大団円に向かいますが、最後あの引き出物は繁田家にしか意味がわからないのでは?と思ってしまいました。
あの夢がなかったら観客も納得できませんよねえ?
でも、フミ子のある記憶が消えてしまい繁田仁が気の毒だなあと思ってたのであの引き出物は良かったです。
兄に惚れてるお好み焼き屋の娘(ファーストサマーウイカ)のビンタも良かったし、フミ子の結婚相手である動物学者中沢太郎(鈴鹿央士)もカラスとしゃべれて面白かったしコメディ要素もあって最後は泣ける良い映画でありました。
兄やんのスピーチに感涙
原作未読。鈴木亮平さんと有村架純さんが演じる兄妹が、すばらしかった。兄やんは、本当は妹と一緒にバージンロードを歩みたかったと思うけど、繁田の親父さん(酒向芳さん)に譲るのが良かった。(有村架純のウェディング姿綺麗です。)兄やんのスピーチには感涙。実際の披露宴であのスピーチの場面に居合わせたら、大泣き💦😭💦したと思う。脇をかためたオール阪神巨人さん、キムラ緑子さん、兄妹の母親役の安藤玉恵さんもすばらしい。以前は嫌な役が多かった酒向さんが、娘を亡くした父親役をうまく演じていました。お好み焼き屋「みよし」の駒子役のファーストサマーウイカさんは初めて知りましたが、兄妹を陰でしっかりサポートしていたと思います。こういうお好み焼き屋さんがあれば、常連になりそうです😅。
美しい映画であり、涙も出た…が
流れるようなストーリーでスッと心に入る感じは心地よく、ラストに向けては涙がこぼれ出た。
けど、いまいちスッキリしない…なんというか、美味しいんだけど肝心なとこを市販の調味料に頼っちゃったスープみたいな…
要はもうひと手間あってほしかったなぁ、と。
具体的には、話の軸であるフミ子と繁田家の関係をもう少し身近なこととして感じたかった。(憑依とか生まれ変わりとかだけで済ませず)
例えば、太郎がカラスと喋るくだり(あのシーン好きw)のような、あり得そうであり得ない科学以上超常現象以下のゾーンでまとめられていると、「いやいやそんなこと…あるかも…」てな気分に終始浸れて別方向でも楽しめた気がする。
まぁ原作があるので難しいだろうけど…
もう一点少しモヤっとしたのが、客観的に見て俊樹の言っていることはすべて『ド正論』なのにたくさん責められてしまうところ。
もうちょい俊樹派がいてほしかった。
良かったのは式閉会後にフミ子が繁田家の記憶を無くすシーン。きっと賛否あると思うけど個人的には『忘れたふり』だと解釈。
「これからはそれぞれの道を歩きましょうね」というフミ子なりの優しさであり、それがラストの『花まんま』に繋がっている、と。
ただ、そうなると太郎さんのこれからが大変だろうなぁ…それだけしたたかな人ということだから(笑)
冗談はさておき、とにかくラストはきれいに締まる見事な着地でした!
出演者の方々はさすがの安定感!
特にファーストサマーウイカさんの演技が良かった!
亮平さんの関西弁がちょっと怪しかったかなw
前述のような物足りなさはあれど、全体的にはよき1本だと思います。
人が人を思う気持ちって美しいものだなあとあらためて感じさせてもらいました!
結婚披露宴での挨拶がすべてかな
生まれ変わりではなく、神様の手違いで記憶(魂)の間借り、みたいな形なのは読めなかったけども、前世の記憶がある女性の結婚話。
そういうファンタジー要素は置いておき、重要なのはヒロインの兄が結婚披露宴で述べた、参列者への挨拶の内容であり、それがすべてかなと。
兄の妹離れと親離れ、そして兄自身の人間としての成長を感じさせるセリフ。
これって(シスコン気味で)妹のいる兄や、娘のいる父親に刺さるだろうなぁ、と。
あと、結婚適齢期の女性にも。
私はオッサンなせいか、過去の記憶のネタあたりもうちょっと工夫しようよ、とか思っちゃう派で、配信スルーでもよかったかなぁと思ってしまったひねくれ者でありました。
浪花節炸裂
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