花まんまのレビュー・感想・評価
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研究すればカラスと会話できるんだ!?
鈴木亮平と有村架純が兄妹でメインキャラなので、かなり笑えるんじゃないかと想像しながら着席。鈴木亮平演じる兄の加藤俊樹と有村架純演じる妹のフミ子の両親はかなり前に亡くなっていて、妹を養ってきた兄の俊樹。この設定、凄いよね。本当に愛してなきゃ若者にそんな事できるわけないよ。えっ!フミ子の婚約者、中沢太郎を演じてるのが鈴鹿央士くんだなんてビックリ。自分の印象としてはめっちゃ若いんだもん。意外にも大学で働いていて、カラスと会話ができるなんて笑えたわ。岡村とキョエちゃんかいっ?回想シーンの子役の2人、とても良かったね。特に女の子の表情が印象的だった。そして不思議な展開のフミ子の記憶。いくらなんでも他人の家族を自分の家族として覚えているなんて納得いかなかった。妹の為にずっと頑張ってる俊樹、自分の印象の鈴木亮平より若い印象だったのと、初めての関西弁の演技がとてもはまっていてよかった。ラストの結婚式に持ってきたプレゼント、予想を超えていて感動しちゃった。とても強い家族愛の展開。めっちゃ楽しめました。
メルヘンandファンタジー
つつじの余韻がじんわりと効きました
兄貴に、妹の(兄やんのように、お父やんとの思い出、私にはない!!)言葉はどんな風に届いたのだろう。早くに両親を亡くした妹と、突然愛する娘を亡くした父親が、神様の計らいでつながる。兄貴の夢の中に笑顔全開でやってくる両親。人が人を想う気持ちはあの世とこの世の境なし。ラストの手前、、結婚式に参列した人に挨拶をするシーンが堪らなく胸をつく。兄貴の表情、妹の笑顔、娘の父の表情に心がざわつく。ラストは、今までの年月に感謝を込めた妹のやさしさが溢れ、花まんまを愛出る家族の気持ちに余韻が深まる。満開のつつじの中を歩く妹の姿が浮かび、登場人物の新しい人生の始まりが幸あれと思える素敵な素敵な映画でした。感謝♬
絶賛!もう涙が止まらない。妹を守る兄貴と、娘を亡くした父の 最愛へ贈る言葉!
(※本作が500本目レビュ-です!)
花まんま・・・って何?
そう思った方 多いでしょうね。
私も これ最初何じゃろか?と そう感じてました。
まんまとは、”ご飯”のことを指しますね。”ネコまんま”とか言うかな。
しかし 映画の中で説明されるまで分からなかった。
この ”花まんま” が重要な繋がりポイントの映画「花まんま」を
今日は鑑賞です。
総評から述べると
期待していた通りで、非常に心温まる素晴らしい作品でした。
笑い無しでリアルな展開作風を求める方にとっては評価は若干低いのかもですが
関西のしかも大阪が舞台。そこは半分ベタな誇張表現があったとしても関西では全く問題なく受け入れられるでしょう。
人情芝居に慣れ親しんだ風土が温かく本作を受け入れると思います。
今年は優秀な傑作公開が続きぱなしで、来年の日本アカデミーは混戦するの間違い無しでしょうね。きっとそう感じます。
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原作:朱川湊人氏 「花まんま」(2005年)第133回直木賞を受賞
監督:前田哲氏
配給:東映 (さすが東映様、本領発揮)
--------感動を綴る素晴らしい役者陣--------
(加藤家側)
加藤俊樹 役(兄貴):鈴木亮平さん
(子供時代):田村塁希さん
加藤フミ子 役(妹):有村架純さん
(子供時代):小野美音さん
加藤恭平 役(父、交通事故で死亡):板橋駿谷さん
加藤ゆうこ 役(母、過労で病気死亡):安藤玉恵さん
中沢太郎 役(フミ子の婚約者):鈴鹿央士さん
(繁田家側)
繁田仁 役(娘を亡くした父):酒向芳さん(名演、凄く良かった)
繁田宏一 役(大学教授 長男):六角精児さん
繁田房枝 役(長女):キムラ緑子さん
繁田喜代美 役(バスガイド、亡くなる):南琴奈さん
三好駒子役(居酒屋女将):ファーストサマーウイカさん
三好貞夫役(居酒屋大将):オール阪神さん
山田社長役(山田製作所社長):オール巨人さん
チーちゃん役(喜代美の幼馴染)馬場園梓さん
主題歌:AI 「my wish」
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(展開 流れ 他)
いきなり冒頭 夢の中の場面、トラックに乗った加藤兄弟の両親が
兄へ ”妹を守るんだぞ!”と言って去ってゆく。そこから始まる。
両親二人を早くに亡くした兄弟が生きて行く姿がある。
父が交通事故、母がその後 幼き子供二人を必死に仕事を掛け持ちして育てるが、過労にて悔しくもこの世を去る。
そして製作所で働く兄貴の俊樹。
”兄貴はホンマ損な役回りやで~” この言葉 本当に良く聞くし分かります。
妹を守る様、父、母から願いを託されて。
自ら犠牲に?一生懸命仕事して そして妹を大学へ。
しかも やがて結婚へと。
しっかりした相手へ嫁がせたい思い。
”フミ子さんを僕に下さい”・・・
”君は昭和か~!”
このセリフ、大好きですわ。
ベタの王道ですけども この切り返しが関西人なんだなと思う。
俊樹は妹が生まれた時、父と病院の外で万歳をして一緒に喜んだことを思い起こしていた。あの頃、家族が3人から4人に。それは可愛い妹の誕生であった事を。
一方、繁田家側。
喜代美さんは夢のバスガイドに成って。
仕事が順風満帆、しかも数日後に大切な日を控えた中で
暴漢に殺されてしまう。この無念さ。
神様は、この生まれる命と、消えて行く命を重ねる運命を
二つの家族へお与えに成る。
それはきっと 無念さを抱いた魂へのせめてもの救いで有ったのでは無かろうかと感じます。
子供のフミ子が 姿は変わったけど、もう一度父へ逢う事が出来た時、
父が ”フミ子か・・・?” そう声をかけた あの言葉。
半信半疑な想いが ”花まんま” 弁当のそれを見て確信に変わった時
本当に、本当に涙して嬉しかったと思うのです。
誰でも、大切な亡くした人と もう一度 何かの形で出逢う事ができたなら・・・
それほ叶う事が到底有り得ない事が起きたなら
それ程 嬉しくてうれしくて有難い事はない。
そして どんな事にでも感謝する事でしょう。きっと。
そう心から思うのです。 だから どっと涙が溢れました。
そう言う想いをさせてくれる作品なんです。
そして、やがてフミ子の挙式へ。
最後の 親族の挨拶。兄として妹へ、そして今まで自分達兄弟へ
温かい手を差し伸べてくれた方々への感謝の言葉。
そして、父、母への報告と感謝。
ここは涙せずにはこの場面は語れませんわ。
客席の方々 総ての人の心へ
この優しさがしっかりと届いたと思います。
是非、ご家族、ご夫婦、
ご友人揃って
劇場へお越し下さいませ!
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無事 レビュ-500本目を迎えて 一言。
yahooの方で書き始めてやっとこの数字に。
10年程かかってる様な気がします。
(映画comでは240本程足りません、filmarksでは350本程減となりますがyahoo側に埋まってます)
私は全て新作封切した作品で劇場鑑賞(映画館)したものしかレビュ-は致しません。よってビデオや配信での視聴レビュ-は有りませんし、試写会などにも行きますが一切書いて無いですね。(多分)
いつも鑑賞時間枠を組んで、お金を払って、観客席の皆さんと同じ目線の位置(条件)で鑑賞し、そして感想レビュ-をする事をモット-にしています。
映画鑑賞歴は今年で41年目。集めたチラシが4万枚を超えてますね。
ビデオ、配信作も含めるとどれ位か分からないですが、そんなに多くも観てないと思います。
実の所、作品本数を多く観るより いかに色んなジャンルをしっかり作品を味わうかだと感じてます。
最近 時短モードとかで配信作見入る方がいますが、私から言えば愚の骨頂ですね。何の意味も無いですね それではね。
視聴本数稼いで記録出して、フォロワ-増やして・・・って
多分ね そう言う人は目的方向が違う所にあるのだろうと思います。
映画館で映画を鑑賞していくって言うのは ホントに時間のかかる事ですよ。
丁寧に1作毎に観て行くのでね。(ちなみに1作1回しか観ません。2回観る事はほぼ無いですね)
そう言う想いに成れるのは 映画製作現場に参加した事が在るからなんですよね。出た事もあるし、お手伝いでスタッフとか。
映画祭も開催したり、イベントで監督さんや俳優さんとトークやったり。
昔の事ですけどね、凄く楽しかったですわ。
この先 どれ位書いて行けるか分からないですけども、もしも
途絶えたら 多分この世には居ないんだなと 思って頂ければ幸いですかね。
ハハハ (;^ω^) (*´ω`*)
それでは また、さいなら サイナラ sainara・・・
あの予告の延長であれほど泣かされるとは
切なく、悲しく、温かい
予告から絶対に感動する話だと期待していた本作。公開2日目に鑑賞してきましたが、期待どおりしっかり泣かせてもらいました。
ストーリーは、大阪の下町で暮らす加藤俊樹は、亡き父との約束を胸に妹のフミ子を守り続け、母を亡くしてからは親代わりになって妹を育てあげ、いよいよフミ子も結婚することになった矢先、幼き日にフミ子に表れた不思議な記憶と、二人だけの秘密にしていた出来事が、俊樹の心をかき乱していくというもの。
ちょっとファンタジーな要素はありますが、不思議な絆がもたらす人情物語として最後までしっかり楽しませてくれます。悪人はいっさい登場せず、みんながみんな温かくていい人ばかりなので、安心してどっぷり浸りながら、気持ちよく泣かせてもらえます。
父との約束を守り責任を一身に背負って妹のために人生を捧げてきた兄・俊樹、そんな兄の思いを受け止めつつも別の人物の記憶を宿す妹・フミ子、この二人にあふれんばかりの愛情を注いだ両親、兄妹を親身に支えるお好み焼き屋の父娘、そして末娘を亡くした繁田家の人々など、それぞれが周囲の人をどれほど大切に思い、どれほど優しい気持ちで接してきたかが、ひしひしと伝わってきます。
だからこそ、フミ子は繁田家のために文通を続け、繁田家は感謝しつつも甘えすぎることはなく、互いを思いやりながら適切な距離感を保ってきたのでしょう。そんなフミ子と繁田家の気持ちを知り、これまで独りよがりだった自分の生き方を顧みた俊樹の言動が熱いです。結婚式でのスピーチは涙なしには聞けません。人を動かすのは理屈ではなく、人の思いなのだと胸に深く沁みてきます。切なく、悲しく、温かい、それぞれの思いに触れ、大号泣です。
主演は鈴木亮平さんと有村架純さんで、不器用で熱い俊樹と兄思いのフミ子を好演しています。どのセリフからも互いを思う心情が伝わってきて、まるで本当の兄妹のようです。脇を固めるのは、鈴鹿央士さん、ファーストサマーウイカさん、オール阪神・巨人さん、酒向芳さん、キムラ緑子さん、六角精児さんら。流暢な関西弁の話せる実力派ぞろいの盤石の布陣で、子役も含めてすばらしいです。あえて言えば鈴鹿央士さんだけがちょっと浮いてる感じですが、ユーモラスなアクセントになっていたようにも思います。
よかった
予告通りの内容
枯れたはずの"望み"
鈴木亮平さん贔屓で済みませんが素晴らしい作品です!
幼くして父と母を相次いで亡くした兄妹の、ちょっと不思議なヒューマンドラマです。ネタバレしないようにおもいっきり端折りました(笑)。
私は現在活躍されている俳優さんの中で鈴木亮平さんが一番好きといっても過言ではないくらいのファンです。今作では関西の東大阪市辺りが舞台ということで兵庫県西宮市出身の彼にとってこの兄やんの役柄は大変親和性が高くてそれだけでも好印象!その上別嬪さんの妹役は言わずとしれた有村架純さん!彼女も同じく兵庫県伊丹市出身でなんとも柔らかで上品な関西弁を使われてます。
この兄妹の掛け合いだけでも眼福、耳福なのに脇を固める俳優さん(関西の芸人さん多かったですね)の演技が自然体でみな素晴らしく、大阪の下町の人に優しい世界観を十二分に表現できていたと思います。
設定上、若干ファンタジー入ってましたけど全く嫌味なく脚本に溶けこんでいました。そして人情話に泣き笑いさせつつうまいこと伏線も張って、最後はガッツリ泣かされましたよ。
派手さはないけど、いい感じで心温まる作品でした。
ぜひご鑑賞を!
笑って泣いて
予告編を見て何となくファンタジー的な雰囲気を感じたが、
現代科学では説明できなくても都市伝説レベルでは聞いたことが
ある、別人の記憶が鮮明にある人の話だった。
無差別殺人で命を落とした人の物語は最近別の映画で見たことが
あるが、同じファンタジーでもこちらの方がすんなりと物語を
受け入れることができた。(詳細は書かないが)
登場人物の成り立ちや性格がきちんと描かれていて説得力がある。
話の展開も無理やり感があまりなかった。結末は途中で予想できて
しまうけれど、脚本の良さと役者さんたちの演技の良さによって
「良い映画を観た」と素直に感じられた。
公式サイトによると原作は短編小説で、俊樹とフミ子の子供時代の
ことを描いた作品だったらしい。その物語を発展させた脚色が見事。
フミ子が生まれる病院の場面が伏線となっていた。最期を迎える人、
これから生まれる人が居合わせて神様の手違いで?新しい生命に
天国へ行くはずの(繫田喜代美の)魂が宿ってしまった。
結婚式を目前に控えて亡くなった喜代美が、フミ子が無事に結婚
することで無念を晴らし成仏できて良かった。俊樹とフミ子の
両親もそうだが、亡くなった人は成仏して天国に行ってほしい。
残された者にとっては天国から見守ってくれた方が嬉しい。
だから終わり方に納得できた。思い残すことがなくなった喜代美の
魂が旅立ったことでフミ子から一切の記憶がなくなったのも良かった。
自分自身は関西弁に馴染みがないが、関西弁での会話の内容がいつも
ボケと突っ込みみたいで楽しかった。話し方のテンポが心地よかった。
ファンタジーと言えばフミ子の婚約者中沢太郎がカラスと会話できる
ところが面白おかしかった。それが物語の展開に役立ってもいた。
鈴木亮平と有村架純の兄妹役はもちろん、他の出演者たちもとても
良かった。特に繫田仁(喜代美の父)を演じた酒向芳が印象に残った。
会話を聞いているのが楽しくて、最後はちょっと泣ける場面があって
鑑賞後の満足感が高かった。
若い方は知らないと思います
俊樹兄やんとフミ子さんが結婚する相手の太郎君が車の中で会話していたTV番組の話、私もよく見た記憶があります。
かなり昔に日本よりもアメリカや欧州であった番組を持ってきて、ある人に違う死んだ人の記憶があることを検証によって解説する番組。
だからSFとかファンタジーとかよりも古い世代の人間にとっては現実にこんなことあるんやというのが、最近多いタイムリープや転生モノよりも現実寄りの話です。
繁田喜代美さんというバスガイドの人の記憶が加藤フミ子さんの意識の中に入り込み、その家族に会いに行くことで広がる不思議な話。
フミ子さんの結婚の話がよくある結婚というだけでなく、膨らみを喜代美さんの父親や家族のこともフミ子さんが考えて、俊樹兄やんに内緒で繁田家に結婚するのでさよならをしに会いに行くことで〜。
泣かせる花まんまの話が分かっていても泣きました。最後の引出物で二度来るか〜と二重に泣かされました。
ちょっと俊樹兄やんの夢の話はもう少しコミカルでなくならんかなと感じたかな。
花の咲く公園はキレイでしたね。行ってみたいです。
全421件中、321~340件目を表示










