「「パクパクパク、おいちいなあ」で涙腺決壊😭」花まんま minavoさんの映画レビュー(感想・評価)
「パクパクパク、おいちいなあ」で涙腺決壊😭
結婚間近の妹になんか「記憶」にまつわる秘密があるらしいというお兄さんの話。家族もので感動作という。
なお、直木賞原作なので読まれた方はネタバレしてると思いますが、映画公式みるとこの程度しか書いてないので途中まではネタバレせずにお話ししたいと思います。
結果、笑って泣けて全ての人が救われる、最高の映画でした。
舞台が東大阪なのでオール関西弁。冒頭からオール阪神・巨人さんが投入され、吉本新喜劇みたいな雰囲気でゆるーくスタート。演出もなんだか古くさい感じで、大丈夫かいな?とニヤニヤ。(これ、ラストまでみるとワザとなんだなとわかります。)
で、中盤の本筋のネタバレのあとは、演出がぜんぜん違う映画みたいに感じました。なんかゆる〜いカーブばっかしかな、それもええけどもと思ってたら、中盤以降、ビュンビュン豪速球が投げ込まれる感じ。その勢いで感動のラストまで一気に畳み掛けます。
お笑いについては、ボクもいろんな映画見てますがここまで場内から笑い声がでる映画ってあまり経験がないです。例えば、後半も泣けるシーンだと思ってたら、アホみたいな伏線回収して爆笑かっさらうみたいな、もう容赦ないんですね😛(しかも笑いのあとはきっちり泣かしにくる)
実際はどうなのかわかりませんが、アドリブでテキトーに笑わせてくる感じじゃなく計算されたお芝居やコントの間に感じました。それほど息がぴったりで。
泣ける部分については、酒向芳さん、キムラ緑子さん、六角精児さんが、全力で泣かせにかかりますので、涙腺崩壊を保証いたします。しかも六角さんは最初、誰?となって笑いもとっていきますし。
もちろん、映画的にこう着地するだろうな、こうなったらいいな、やっぱりそうきたか、とか思いながら観てるわけですが、泣かせたり笑わせたりしてそこを超えてくるので最終的にいい映画観たな、という満足度がすごかったです。
最後にネタバレワードの「記憶」について。
⚠️こちらからはネタバレされたくない方は読まないでください。
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この映画、刺さらない人がいるとしたら、この「記憶」に対しての拒否反応かな、と思います。
「胎内記憶」
ボクは息子くんが2歳の時に、この「記憶」について話してくれたので、あながち信じないわけじゃない、くらいのスタンスで受け止められたし、なおさら思うところもありましたね。だいたいの子供がこの「記憶」をなくすのですが、まあ覚えてる状態だとしたらこの映画のようになってしまうわけですからね。
ちなみに、うちの子は、アフリカで産まれて赤ちゃんの時にすぐ死んで、お空の上から楽しそうなおウチがあると思ってお母さんのお腹に入ったそうです。お母さんのお腹の中で水の中をちゃぷちゃぷ泳いで遊んでて、臭かった!と言ってました。