「Lady Raven (シャマラン監督の娘Saleka) が影の主役」トラップ imaxmaxさんの映画レビュー(感想・評価)
Lady Raven (シャマラン監督の娘Saleka) が影の主役
ナイト・シャマラン監督作ということで情報無しで観に行きました。
前半は父娘がライブを見に行って、そのライブ会場の外で何かが起こっている。
後半は全くテイストが変わり、ライブが終了してのその後が描かれている。
前半は”Lady Raven” というアーティストのライブを中心に描かれるのだが、(もちろんライブ映画ではないので断片的だが)アリアナ・グランデ風のアーティストで、複数のライブ構成のかなり作り込まれている内容でとても素晴らしかった。
エンド・クレジットで知ったのだが、この役はシャマラン監督の娘さんだった。 ‘Sakela’ 名義でフルアルバム “Lady Raven” も発表している。 情報なしで行って驚きがあって良かった。
以降ネタバレ有ります。
フェスでもない2万人規模の単独ライブの公演中にホワイエにあんなに人がいるのか?ライブよりグッズを買いに来たのか?
会場の外にあんなに警察が取り囲んで、ライブは中止にならないのか?
早いうちから父親クーパーの異常行動はあったが、それでも娘思いの父を信じたい。が、甘かった。
ザル警備のせいで犯人クーパーのやりたい放題。警察は犯人像が分からないのに、関係者は除かれ、あっさりレイヴンを人質に逃走。
後半はSNS世代のレイブンの機転をきかせた行動で人質解放と警察に連絡、危機を乗り越える。しかしクーパーも簡単には負けてくれない。最後までしっかり魅せてくれました。
パンフには「彼を捕まえるために仕組まれた前代未聞の罠」とか「予測不能の騙し合いサスペンス」と書いてあったが、そんな罠あったか?
警察がザルすぎて罠になっていないのでは。
あと、本編に関係ない所へのマイナス評価になるが、レイブンのライブがもっと見たい。フルで見たい。この欲求不満でマイナス0.5したい気分。どこかでフルライブ映像があれば加点します。