「ため息の出るような」トラップ talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
ため息の出るような
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嘘。息をするように嘘をつくクーパーの最後の屈託ない笑いにつられて一緒に笑ってしまった。
背が高く如何にも消防士の体格で人当たりよくて人懐っこい笑顔のクーパー。子ども、特に娘を愛しているのは本当。母親から支配され続け辛い子ども時代を送ったのが未だ尾を引いている。自分を慰め奮い立たせるために、命乞いをする人間の純粋で美しい眼を見ることを求める男。ライブの日は母の幻を三回見た。最初はライブ会場の男子トイレの手を洗う場所。FBIトップのプロファイラーである年配の白髪の女性に母との重なりを意識したに違いない。
ジョシュ・ハートネットの微妙で繊細な表情の変化は上手かった。きちんきちんとしなければ気が済まないというのは共感した。最後の笑いは子どものように楽しそうだった。
シャマランの娘の歌も音楽もよかった。シャマランは自分自身も作品に出るのが好きなタイプ?初めて見たシャマラン映画、結構楽しめました。
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シネマディクトさんのコメント
2024年11月3日
すごい!talismanさん、ドイツ語にイタリア語、何カ国語話せるんですか?😳うらやましい。
バレエは門外漢だけど、talismanさんのレビューを読むとなんとなく情景が分かってしまうのもすごい。コミコンも楽しみですね!
ファランドルさんのコメント
2024年10月30日
初めてのシャマランがこれで何よりでした。たまにいいのもあるけど、ゲッソリするのが多いですから。
シャマランは、自分の映画には、必ず姿を見せています。ヒッチコックの真似でしょう。