「水道代エグそう」悠優の君へ uzさんの映画レビュー(感想・評価)
水道代エグそう
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58分と短尺ながら、正直退屈でした。
まず、優乃はまだしも悠の演技に抑揚がなく機微が読み取れない。
モノローグも授業の教科書朗読レベル。
ほぼ二人芝居なのにこれでは観ていてキツい。
その上画面も似たようなカットが多く、物語の起伏も少なく、演技をカバー出来る部分もなかった。
物語としては単純で、それ自体は悪くない。
ただ、話したこともなかった2人の親密度が急上昇することへの納得感はもう少しほしいところ。
友情が支えとなり希望となることに異論はないが、ひとつの作品としての浅さは否めない。
強迫性障害について勉強になったとも思えないし、悠の背景もイマイチ描ききれていないので余計に。
台詞が直接的過ぎて、友情でなく百合っぽく見えるところも気になった。
演技、脚本、撮影規模(ロケ地や衣装の数など)、テーマの掘り下げなどは残念ながら高校の部活レベル。
エンタメにも啓発にもなりきれておらず、中途半端さを感じてしまった。
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