「思想の対決って側面考えると、おもしろいです。」墨攻 Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)
思想の対決って側面考えると、おもしろいです。
一時期、中国の古代思想にはまったことありました。
孔子、孟子、孫子、呉子、老子、荘子、韓非子、墨子、他、いろいろ読んでいくと、日本人はみんなそうだと思いますが、墨子の思想が気になってきます。
くわしく書いてある本少なく、長い歴史の中で、消えていったとなってます。
私は、なぜこんなすばらしい思想が、わけもわからず消えていくのか、非常に無念の思いでした。
この思想が広まっていれば、中国ももっとまし、いや、もっといい国になっていたと思うと、残念でしかたありませんでした。
原作者の酒見賢一さんもそういう思いで、小説を書かれたんだと思います。
そもそもこの設定、墨家が存在しなければ、ありえないわけで、単なる歴史アクション物というより、墨家の考えのすばらしさを証明する戦い、一対十万というまったく常識はずれな状況の中で、自分の信じるもののすばらしさを証明する超攻撃的な戦い、まさに墨攻なのだ、という視点で見てみると、二倍楽しめると思います。
別に原作を読んでなくてもいいと思いますが、その辺のところをちょと調べてから見るとよいと思います。
コメントする