劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミクのレビュー・感想・評価
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「ボカロ」を、知っているなら…
まず最初に、俺は「ボーカロイド」の大ファンではないし「初音ミク」よりは
「鏡音リン」の方が好き… その前提で読んで欲しい…
一本の映画で多くの人物が出過ぎで、その上で既に設定上である
ボカロが何人か出るので、人物を覚えるのに一苦労で、難あり…
内容は、1990年代後半から現在に至るまで「自分探しの旅」→
「自分の社会での立ち位置」→「自己の承認欲求」に変わる過程が
テーマ…
学校の中の一生徒、飲食店のアルバイト店員、一般のサラリーマン、
夢を追う苦労人等… 様々な立場での人物が多数出現…
主人公は基本、現実世界に現れた「初音ミク」だが、ある意味
カメラが向いていて写っている、全ての人々が主役と言える
この作品が、真に「自分を救う物」足りうるかは、個々の判断に任せる…
「初音ミク」ならびに「ボーカロイド」をYouTubeで検索し、何件かの
動画を見て学習してから、この映画を鑑賞する事を、オススメする…
映画全体の評価は★4だが「鏡音リンちゃん」の見せ場が、それなりに
多かったので、もう★を1つプラスする!
アフターライブでは、ずっと「リンちゃん」一人を、俺は見ていた!!
「ゲーム未プレイ初見者で鑑賞して楽しめる希望と言う名のライブアニメ」
初音ミク役の声優藤田咲さんのポストを偶然みて本作を知り、調べてみると『SHIROBAKO』のP.A.WORKS制作で『パリピ孔明』や実写版『思い、思われ、ふり、ふられ』がとても良かった米内山陽子さんの脚本なので、俄然興味を持ち映画館へ行くと、休日のせいもあり何と前後の上映分が完売!の人気。
平日の夕方の上映に参じると若い人で結構な入りの中で鑑賞したが、本編前に初音ミクの舞台挨拶とフォトセッションがある衝撃🫨の展開にビックリ‼️(無論写真は撮った)
元のゲームの予備知識ゼロだったので、メインの登場人物が5組20人もいて、同じ事柄と目的を持って行動するので、群像劇として見ると整理やメリハリにやや欠けて途中で散漫で中弛みする面も見られるので、事前に公式にあるキャラクター表を把握してから見るともっと楽しめるかも?(正直ファンムービーの側面もあるので仕方ないけど)
基本的にオーソドックスな展開で、人々の失意から闇堕ちする初音ミクを、救う為に5組の音楽グループやユニットが、励ましのライブしてミクが劇的に復活して歌い踊る後半は、楽曲良質でライブ場面もそれぞれのユニット毎に工夫がありアニメとして良く出来ており結構なエモーションとカタルシスもあるので、素晴らしいと思う。
映画(物語)が終わり最後にミクと劇中で活躍したストリートユニット「Vivid BAD SQUAD」のライブもありお客さんを最後まで楽しませる工夫もグッドで他のユニットも見たかったかな。ただ、本当の舞台ライブを模した映像なので、クローズアップや切り替えがなくて後ろの席だとキャラクター達が遠くいのは残念。(前の席ならいいけど)
ゲーム未プレイ初見者で鑑賞しても結構楽しめる作品で、ヤレもあるけど基本的な部分は、前向きなメッセージも含めちゃんと作られているので観て良かったと思う。
余談
本作の配給は松竹なのだが、同時期に東宝で新作ガンダム配給していて思うのだが、去年も含めて長年ガンダム作品を配給してきた松竹が、今回は本作を配給して若い人を集めてヒットしているのはいろいろ転換点なのかなと思う。(本作と同じセガ・エンタープライゼスのゲームが元のソニックも同時期に日本されているのも面白い)
Tell Your World
原作ゲームは存在も知らなかったし、VOCALOIDもほぼ知らないが、P.A.WORKSならば観ねば。
鏡音の存在は知ってる、巡音は聞いたことある程度なのでHPで予習はして行った。
しかし、正直キャラが多すぎる。
バーチャルシンガーは2〜3人でいいし、ミクと出会うバンドやユニットもせいぜい3つで十分。
全グループ4人である必要もないが、原作があることなのでやはり数を絞るべきだった。
結局キャラを把握しきれなかったし、「昔の私たちみたいに」とか言われても知らないので…
そういう意味では新規にまったく優しくない。
『セカイ』の設定もよく分からなかった。
自然発生的なものなのか、プログラム的に誰かがつくったものなのか。
仮想空間なのだろうが、そこで“練習”するってことは現実にそれを持ち帰れるくらい発達してるのか。
各セカイのバーチャルシンガーは意識や記憶を共有してるわけではなさそうだが…
判然としない部分が多過ぎて、何故最後に「さよなら」になるのかも理解できなかった。
とはいえ流れ自体はふんわりと掴めるし、メドレー的に畳み掛けられる曲はどれも良かった。
クライマックスで楽しそうに歌い跳ねるミクの姿には、軽く涙腺も緩む。
しかしそれは曲と映像の力であり、ストーリーとして感動したかというと疑問である。
舞台挨拶、前説、アフターライブなど色々やり過ぎて没入しきれない面も。
新規として本編はそこそこ楽しめたものの、ファン向けの作品という印象が強かった。
色んなミクさん ミクさん知ってて良かった
なんか映画みよう〜、え?初音ミクの映画なんてやってるの?観てみよ〜!
(題名の 歌えないミク ってのに少し惹かれたのもあって)
ミクさんを含め、知ってるボーカロイドは5人。←まぁまぁ知ってる方?ちゃんと知ってる曲は5曲ぐらい。
そんな知識レベル。その他の情報一切なし。
40代女が鑑賞した感想。
平日の真昼間なのに結構観に来てる人いてて、老若男女?年代は10代ぐらいから50代ぐらいまでが多かった印象
☆5つの評価をしたのは
【初音ミクの存在】を含めたトータルでの評価。
ストーリーは前半と後半に分けたら、
後半ががっつり楽しかった。
前半はなかなかミクさんが出てこなくて
ミクしか知らない私は、一体何の映画を見に来てるんだ??場違いだったか??と思う瞬間あり。
アイドルものやスクール物のアニメ映画は見たことなかったけど、今回はミクさんのストーリーだけではなく、それらも含まれていてとても新鮮に楽しめた。
青春?誠実?みんなで作り出す「前向きさ」と「協調性」が観ていて気持ちよかった。
声優さんも詳しく知らないけど良かった気がする。特に紫色の髪の男の人の声が良かった。
この映画では初音ミクは1人ではなく
色んなミクさんがいるという訳だけど、「あのミク」の落ち込んだスタートから光り輝くまでのストーリーはなかなかの感動ものだった。
なんだろう、【初音ミクそのもの】を振り返りたくなった。
しかし初音ミクの人気、継続中なんやね。
もともと人間でもなければ、アニメの人気キャラでもないし。海外でも人気だし、初音ミク最初に考えた人、歌作った人、だれ?とか今更考えたくなった 笑
映画の始まり方も終わり方も
私がこれまで観た映画の中では初めての感じ。
上映が始まって早々、堂々とスマホを出したこと、スクリーンに向かってシャッターをおしたこと←(しっかり撮ってる)も
終わりのアフターライブも。
なんかadoやCreepy Nutsを思い浮かべるような曲調、あぁ最近の曲だなぁ〜(90年代とは違うよな全然)
音楽が好きな人にとっては嬉しい雰囲気。(こういうライブ系の映画に慣れてる人には物足りない迫力なのかも)
でも楽しいし、こういうの嬉しい♪
最後の花びら1枚は
ミクさんそのもので
何か自分にもメッセージを送ってくれているような・・
そんな感覚に陥り、気持ちよく見終えた☆
なんかよく感動アニメ映画にある、ジワジワ観入ってしまう系のストーリーだったかな☆
久々に帰りの車の中で初音ミクを聴いた♪
当初よく聞いていた「odds&ends」と「tellyourworld」。
そうそう、最初からこの二曲が上映中も頭の中を流れてた。
映画中、私みたいなのが知ってる曲は流れなかったけど、
初音ミクを現役でも追いかけてるファンたちはどのような感想だったんだろう♪
何も期待せずに観たのが良かったのか、
意外にもう一度見てもいいと思えた映画。
あっ、私、もしかしてミクさん好きなのかも。?☆
数年ぶりに映画館に足を運びました
この作品はやりたいことが思い通りにやらせてもらえない私にとってはとてもタイムリーで烏滸がましい言い方ですが、
まさに私のために作ってくれたんじゃないか?と思わせてくれるようなわたし自身の現実にまで影響を与えてくれる作品でした
この映画の中に出てきたあの黒い感情の持ち主たちは映画を見てる私たちそのものだったと思います
別次元のミクは貴方の心の中にいるよ!
そんなメッセージ性が伝わってくるようないい意味でただのアニメ映画に終わらせない作品でした
逆に観客に対する作品からのメッセージという受け止め方ではなく、
1つのアニメ映画作品として完結した「評価」をするのならあまり良い評価にはならない作品かもしれません
これは今までの現実の世界での初音ミクが築いてきたn次創作文化の歴史によって作ることができる唯一無二の映画だと思いました
他のどんなアニメ作品にも作ることができないメッセージ性が観客に向けて込められているところに価値がある映画なのかなと
純粋なストーリーの出来の良し悪しや面白さといった側面を評価する作品ではないと思います
応援上映行く人は前の方の席取った方がいいと思う
映画はキャラ達が細すぎるなって感じで
ミクさんたちの含むボーカロイドの声がアニメになじむか心配だったが
おおむね良いソシャゲのアニメ化だったと思う。
アニメは☆5だがアフターライブが恐ろしくしょぼく感じた。
見なきゃよかった。
大画面使えるんだから画面半分のみの動く3Dで濁すのはあかんだろ
プロセカファンはあんな3Dライブで喜ぶ感じか???
応援上映行く人は前の方の席取った方がいいと思う
初見はちょっとツライ
家族に付き合って映画へ
ゲームをしたことが無い、初音ミクというのは一応分かる、レベルの人が見ると正直ポカンです
まず、ミクが複数存在していることがよく分からない
で、色んなミクがいるくせに、知らないミクを見つけて驚いてる事がなんなのかがよく分からない
最初から最後までプロジェクトセカイの世界観は手探り状態でした
映画終わってから、これなんだったの?と家族を質問攻めにしてようやく理解。
初見はほとんどいない前提なんでしょうね、、
ストーリーとしてはテンプレ
下手に奇をてらうより、分かり易くて好きです
あと良かったのは日常の背景がとてもリアルで綺麗だったこと
地元の商業施設も背景で出てきて、楽しめました
ところどころ????がありましたが、最初から最後まで飽きずに見られたので◎です
いや良かった
プロセカにはそれぞれのバンドのストーリーを追えるのですが私は一切それを進めず行きました。私はライブパートと友達(ストーリー全部知ってる)が行くからじゃ私も~と言った感じです。
初音ミクとはなにか、を知ってるかとプロセカをプレイしといたりとかある程度の前提知識は必要です。そこは少し譲歩して欲しいです。ちょっとファン向けのところもあると思います。初見で行くのはお勧めしません。
本編はもう、、良かった。泣いた。ここからネタバレ含みます。思いの伝え方が分からないミクが奮闘するシーンで結果空回りし「消えろ!」と言われてしまうシーンはた鳥肌がたちました。で泣いた。とても悲しいシーンです。それでもバンドみんなはミクを見捨てず、ミクの代わりにライブをして届けるのは興奮しました。ライブシーンがとにかくいい!!
完璧なストーリー
プロセカの設定を大体知っていればかなり楽しめると思います。
逆にプロセカ 知らない人は終始ポカンかもしれない。
ストーリーはかなり完璧な作りでびっくりしました。
SFみたいに結構現実離れした感じになったらどうしようと不安になりましたが、そんなことはなく、現実的な題材を取り扱っているのが個人的にはかなり好みで、しっかりまとめていてめちゃくちゃ面白かったです。
ラストのバツミクを救うシーンまでの流れや、救い方が完璧すぎてひたらすらサイコーでした。
この映画で泣くと思いませんでした。
シンプルにプロセカ のみんなが動いてるだけで泣けます。
文句なしの星5です。
プロセカファンのために作ってくださってありがとうございます。
プロセカ知りません
子供にねだられて一緒に鑑賞。ミクのことは発売当時から知っているが、プロセカはその言葉しか知らなかった。今回の映画を見ることになって初めてプロジェクトセカイの略だったことやゲームであることを知ったくらい。
それしか知らないけれど、この映画には音楽による表現に情熱をかける若者グループが何組かいて、それぞれがバーチャルシンガーを使ってそれぞれの音楽世界を作り上げていること、またそのバーチャルシンガーや世界が抽象ではなく具象化していること、は映画を見ているだけでも理解できました。まあ、自分がボカロソフトについて元々知識がある方だったのも幸いしたかな。
その程度の解像度でこの映画を見て、なのだが、表現することに対して非常に真摯に向き合い日々努力する若者達の青春ドラマとして、かなり好感の持てる作品だった。
還暦近い大人の目からすれば、声優さんのいかにもアニメっぽい声の出し方やセリフ回し、ウダウダうじうじしている歌えないミクちゃん(ウザいわ!私だって焦って苛々してる時に「きっと届くはず~」なんて歌われたら消えろって言ってスマホ壊すわ)、悪く言えばお子ちゃまっぽい、良く言えば青臭い(良く言ってないか)登場人物達の思考と行動、気になる点はあれこれあって、見ている時の気分とか心の中での突っ込み加減とかは劇場版プリキュアシリーズを見ている時とそう変わらないのだが、まあそれは心がささくれきって汚れている大人だからであろう。青さも含めて、若者が見るには良いと思う。
劇中のライブシーンもアフターライブも楽しかったです。私はVivid BAD SQUADと25時、ナイトコードで。の楽曲が好きだな~と思って聞いていたら、入場特典のCDがそれだったのでラッキー♪。
通常版で鑑賞。場内満席、アフターライブでペンライト振ってたのは4~5人でした。
子供がとても良かったまた観たいと言っているので、もう一度、次は応援上映に行くつもり。
子供に安心して見せられる、見せたいと思える映画でした。
劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク
⚠︎︎プロセカガチファンの方はこのレビューを見ないのをおすすめ致します。
少しきつい言い方をしてしまうのですが、初見の方が見ても面白くはありません。プロセカのある程度のお話を知らないと誰が出てきても意味がわからないと思います。ですがプロセカのある程度のお話を知っている方やファンは楽しく見る事ができる作品だと思います。個人的には最初の撮影タイムや最後のライブは面白かったし、発想がすごいと感心すらしてしまいました。
個人的にはプロセカのお話やキャラクターは知っているのでとても面白く見る事ができましたが、初音ミクファンでプロセカはあまり知らない人からすると、とてもつまらなくグダグダ感満載だと思います。
個人的には☆5なのですが、さっきも言った通りそういう人からすると☆1や☆1.5なのかもしれないので私としては☆3.5という評価とさせて頂きます。
ちなみにプロセカの年齢層的には小学生~高校生と少々低めなのでお友達と喋る、少し椅子を叩かれる、映画館内で買っていないペットボトルを持ち込んで飲む等がみられる為気になる方は行かない事をおすすめ致します。
初音ミクを見つめ直すことができる
当方初音ミクファン。
序盤は目標に向かって頑張るプロセカのキャラクターたちの姿が描かれるが、
中盤になり、挫折しかけたクリエイターたちの声が現実世界と「セカイ」に強く響くようになると、物語が一変する。
初音ミクとプロセカのキャラクターたちはその心に届くような歌を作ろうと奮闘することになるが、私はそこで、それこそが映画の作り手がもっとも伝えたかったことだと理解できた。
これは誰かの心に響く初音ミクの映画です。
※1/20 映画と関係のない内容を書きすぎてしまったので修正しました。
初見なので
劇場版 初音ミク feat プロジェクトセカイ
主役は初音ミク、それを支えるオリキャラ20人の構図
過去に「ミク達、バチャシンの舞台装置感」が原因でプロセカを離れた方に是非観て欲しい。
ただ、一切プロセカに触ったことのない方は少しだけプロセカの設定を知ってから観ることをオススメします。
ソシャゲの映画化は期待できない。
何より、映画化の発表当初「初音ミクが初めて映画に出る」と言って多くの初音ミクファンがお気持ち表明をしているのをよく目にしました。
その言い分もわかる部分もあり、「プロセカの初音ミク」として扱われることを嫌っていたのでしょう。
しかし、良い意味で予想を裏切ってくれました。
蓋を開けてみれば主役は初音ミクで、オリキャラ達もしっかり活躍する。
ボカロ好きとプロセカ好き両方が楽しめる作品になっていたと思います。
限られた尺の中で全員の活躍を均等に描けたのは本当に良かったと感じました。
キャラの扱いが少しでも対等でないと叩くような方々がいますからね……
この手の作品は後半に見どころが盛り込まれているので前半は少し退屈と感じる方もいるかもしれません。そこだけが少し難点でした。
プロセカのストーリーを少し知っていたので楽しめました!
キャラは全員知っていますがストーリーはあまり読まない派なので楽しめるか不安でしたかおそらく劇場限定のアフターライブなど沢山のみどころもあり楽しめました!
プロセカをあまり知らないけど何となく見てみようかなと思う方はキャラの紹介など一切ないのである程度知っておくとより楽しめると思います…
また特典がもらえるのが魅力的です…!
特典のために今まで3回観に行きました。
3回見た私が特に残念だなと思うところは描写が怖いところがあって3回見たはずなのに慣れないところがあります…
それは女の子が妹に怒鳴るシーン、消えろと色んな人の声が重なるシーン(私が言われてるみたいな気分になってしまいます…)0と1の物体(?)が津波のように押し寄せるところです…
レビューにあまり書かれている方がいないですがそういったシーンがトラウマになる方は注意が必要かもしれません…私はトラウマありませんが毎回あのシーンもう少しでくる、こわいって思ってしまいます…
ライブと楽しいシーンをほとんどにして、お子さんなど誰が見ても怖くないシリアスシーンを1~2割が理想的でした…!
手抜きをしない、ファンサービス。ちょっと元気出たわ
原作付きの作品ということで、原作の知識をある程度知っていることが前提なのか、それとも誰もが楽しめる作りになっているのか気になっていたところだが、結論から言うと前者だったのでそれ以外の人には正直おすすめできない。
主要5ユニットにそれぞれ所属する4人のメンバー、加えて「バーチャル・シンガー」6人(※諸説あり)の計26人もの主要登場人物について、およびこの作品独特の「セカイ」と呼ばれる概念についての説明は作中にはほとんどない。原作の知識がないと、今誰がどこで何をしているかすら追いかけるのは困難だと感じた。
で、ここからは原作ファンとしての意見だが、それはもう見てよかった。原作のストーリーもいじめ問題やビジネスと自己実現との葛藤、家庭問題、性的マイノリティ、身近な人の死… と深刻なテーマを正面から扱ってきた経験がある。今作の「歌が届かない」人々は、原作ゲームがその性質上今まで取りこぼしていたテーマであり、そういう意味でこの映画はゲームを補完する関係になると考える。
加えて、DECO*27氏を始めとする有力アーティスト陣が彩る音楽、圧巻のライブシーン、ゲームとは別のVocaloid文化に触れてきた人なら分かるセリフ回しや小ネタなど、初音ミクのファンにとって映画館が幸せな空間になるような工夫がされている。ただ、この満足感は映画というよりライブから感じる体験に近かったかな。
ファンのための、幸せ空間。そういう映画もあっていいじゃないか。
初見殺しのファンサムービー
予告のファンタジックな雰囲気に惹かれて、公開2日目に鑑賞してきました。行きつけの劇場は、いつもは大作でも6割程度の客入りなのですが、本作はほぼ満席でびっくり!でも、自分には刺さらず、ちょっと残念でした。
ストーリーは、さまざまなモニターを通して歌を届けようとするものの、その姿や歌声はほとんどの人には邪魔なノイズとしか認識してもらえず、自分の歌が誰にも届かないと悩むバーチャルシンガー・初音ミクが、ライブで想いを届ける星乃一歌の姿を見て協力を求め、一歌はそれに応えようと仲間たちにも声をかけていくというもの。
開幕直後から世界観に全くついていけず、なかなかハマれず、睡魔との戦いになってしまいました。鑑賞後に知ったのですが、本作はアプリゲームの劇場アニメ化作品だったようです。どうりで、世界観の説明もなく、キャラの名前や背景の紹介もなく、そんな状態にもかかわらず次から次へとキャラが登場し、しかも関係性までできあがっているわけです。初見では全く理解できないのは当然で、楽しむことは難しいです。
しかし、どうやら別世界のバーチャルシンガー・初音ミクが、この世界のリアルシンガーたちの協力を得て、再生する物語だろうと認識。そして、想いが届かないのは、受け取る側の心が折れ、熱い気持ちを失ってしまったことが原因だと理解。ここまでくると、やっと話がわかってきて、最後はなんだかんだで楽しめました。
中でも、クライマックスでの連続ライブシーンは圧巻です。キャラの動きも演出もカメラワークも申し分なく、高揚感を覚えます。どの楽曲も素敵で、頑張っている自分を褒め、今は結果が出なくとも、もう一度立ち上がってみようと思わせてくれます。ただ、せっかくメッセージ性のある歌詞なのに、それがあまり聞き取れなかったことだけが惜しまれます。
というわけで、ファンには突き刺さる最高のファンサムービーなのかもしれませんが、誰もが楽しめる作品とは言い難い気がします。初見の方には、「悪いことは言わないのでやめておけ」と忠告をしておきます。
キャストは、藤田咲さん、下田麻美さん、浅川悠さん、拝郷メイコさん、風雅なおとさん、野口瑠璃子さん、礒部花凜さん、上田麗奈さん、中島由貴さん、小倉唯さんら。
特典メイン
終盤のオリジナル曲のLIVEシーンは必見!劇場で見る価値あり!!
ただ、ドラマシーンが退屈すぎるんだよなぁ。うろ覚えで語ってごめんなさいだけど、
男女混成のアイドルグループのメンバーが持っているモバイル端末に初音ミクの素体が現れる。ヂヂリウムがないと消えてしまう初音ミクは、
ヂヂリウムがないなら、代わりにお前らが私の代わりに街頭LIVEをしろ!
と、無茶振り。
困ったメンバーは、早速、作曲会議をするも、所詮、秋元康の操り人形デクでしかない。
この会議が、真剣10代しゃべり場なみにつまらない。そりゃあ、千原ジュニアもキレて10代を泣かすぜ?
でもさ、お笑いが素人のお子さんを泣かすってどうよ?お前ら、お笑いは人を笑わせるのが仕事じゃねーのかよ?
菊池桃子も言っているだろ?愛は心の仕事よ!ってさ?
いかん、いかん、お笑いをdisったら、また記事をステイサムされるかもしれん。我慢、我慢、河合我聞。
スイーツ共は、何とか、初音ミクを見ないように努力をするが、そうは問屋が卸さない。
そういえば、この映画。上映前に舞台挨拶が全部の回にあるという事で、
その都度、会場にZOOMとかで繋ぐのかしらん?と思っていたら、
真っ暗な画面に映画館に対して、等身大の初音ミクが映っていて、何かアナウンスが流れて撮影タイムとなる。
初音ミクのこの映画のテロップをバックに撮影タイム。一斉に撮影しているチェリーボーイとチェリーガール達。チュニチュニガールは大江千里。
特に盛り上がる事もなく終了。なんじゃ、こりゃあー!?何だ、このカルトムービーは?意味わかんねー!?
閑話休題、九大は日本屈指の難関大学。
まるで、化粧品工場の滅菌室にある、氷柱から水滴が降りてくるのを眺めるだけのバイトをやっているかのような退屈なチェリーボーイ、チェリーガール達のトークは続くよ、いつまでも。
で、終盤の神曲ばかりのコンサートを何曲か披露すると、不思議なチカラがはたらく細胞。
何と、全国各地の街頭スクリーンから、初音ミクが身体をはい出して、巨大化実体化バラライカ。
人類補完計画は見事、成功する。だが、初音ミクは実体化に成功したのに、チェリーボーイ、チェリーガール達に別れを告げる。
え?何で?意味わかんない?
で、何となく消化不良でエンディング。
俺は、一体、何を見たのだろうか?全く理解できませんでしたわ?
これは、何だ。元になったアニメを見ないと分からないのだろうか?教えてエロい人!?
映画が終わると、ミニライブがあります。このライブはペンライトを振れるのだ。
上映中に、ペンライトを振るのはOK牧場!ローラだよ?
と、アナウンスが流れる。俺が見た回は広い会場だったが、ペンライトを持っていたのは、たった二人だったw
おい、おい、運営!ちゃんとHP、X、Instagramで周知しなきゃダメ!ダメ!
初見には、ライブシーンだけお勧めです。
それ以外は素人三年殺しが続くので、余程のもの好きと、初音ミクの人形と結婚した、あの男の人じゃないと楽しめないYO!!
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