劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミクのレビュー・感想・評価
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「きっと届くはず きっと見えるはず」
大人でも子供でも観れる映画だと思う(あらすじネタバレ有)
物語としては起承転結がハッキリしており、観やすかった。
ストーリーとしては子供の映画でよくテーマにされる「失った夢を取り戻す」というテーマ。
ただし、子供のテーマによくありがちな蝕まれることで世界が崩壊するとかではなかったので、完全に子供向け過ぎというまでもいかないかなといった印象。
そして最大に評価するべき点は綺麗で安定した絵。そして、後半のパフォーマンスパート。
流石一流のクリエイター達が作っただけあって、迫力のあるダンス、歌、パフォーマンスをDolby7.1chで楽しませて貰いました。
音もビリビリ体に来て興奮しました。
映画館で見ることで価値が発揮される映画だと思いました。
未履修で鑑賞
プロセカという作品はなんか人気らしいというのは知ってはいるものの
内容はまったくの未履修で鑑賞。
おそらく全キャラ?フォーカスされていて、プロセカファン作品としてはかなり頑張っていたと思います。
半面、世界観の説明が省かれているため、完全初見だと把握のために思考リソースを持っていかれて没入感が削がれてしまうのがマイナスでしたね。
初音ミクの映画、として見ようと思ってる人はプロセカの導入くらいは把握しておいた方がいいかもしれません。あくまでも「プロセカ世界の初音ミク」の映画です。
昨今の二次元アイドル物のコンテンツはキャラクターが多すぎて映画という尺の中で平等に出番を与えるというところがかなりきつい制約となってしまい、各作品の苦心が伺えますがこの作品もかなり苦労されてこの落としどころに行き着いたんだろうなと察せられます。
世界観の説明、尖ったストーリー、ド派手なクライマックス、そういったものを求めると退屈な仕上がりに感じてしまうというのも理解できます。
それでも個性のあるユニットたちのライブシーンやクライマックスのミクのライブはとても楽しく見れました。初音ミクが世界に生まれて以来、ボカロPをはじめとした様々なクリエイターを輩出してきた現実とリンクして、創作者に夢を与える初音ミクという姿を生き生きと描けていたのではないでしょうか。
見るのは時間の無駄
プロセカは1周年から遊んでいて、去年の10月くらいに卒業しました。ですのである程度のキャラクターの情報やユニットのストーリーは理解しているつもりです。
友人に誘われて見に行ったのですが、ここ2、3年で見た映画の中で1番つまらなかったです。非常に退屈で、映画の半分くらいのタイミングで見るのが苦痛になってくるレベルでした。
ストーリーはありきたりな感動を誘うようなものでしたが、生憎私は全く感動できませんでした。キャラが綺麗事を並べているだけです。
大抵どのような物語にも主題、つまり物語を通して伝えたいことがあるはずなのですが、この映画はそれが全く伝わってきません。
展開は読みやすく、映画開始20分くらいで大体のストーリーが予想できるレベルです。
そして安っぽい展開の割には、それぞれのユニットがミクを救う方法を考えるところの描写があまりにも雑で、いきなりユニットのライブが始まってしまったのも残念です。
また、「ユニットのメンバーの描写」はされていましたが「ミクの声が届かなかった人たち」の描写が浅く、物語として説明不足です。
強いていうなら作画は綺麗で良かったです。
友人は特典のために周回するようでしたが、私はもう見たく無いです。映画でやるクオリティではありませんね。
内容より音で感動
プロセカに最推しがいる者です。
プロセカのファンであればあるほど満足感の高い作品だと思います。
各キャラクターのビジュの良さや、細かな設定、クスッと笑えるシーン、過去のストーリーを思い出させるシーンなど、プロセカが好きな方は何度でも観に行きたくなる作品だと思います。
また、この映画の曲は全て有名なボカロPさんが作っているため、各ユニットの楽曲や、主題歌、挿入曲まで全ていい曲に仕上がっており、さらにそれを音響の良い映画館という場所で楽しむことができるということが、ファンをリピートさせたくする1番大きな要因だと思います。
しかし、前半のストーリーの進みが遅いです。プロセカをまったく知らない人がいきなり観ても、ラストのライブシーン以外そこまで面白くないと思います。
私自身も2度観に行きましたが、2度目の前半はすでに展開を分かりきっているためウトウトしてしまいました。
内容を楽しむ映画というよりかは、ビジュアルと音を楽しむ映画です。
(私は曲と音響の良さ、キャラの尊さ全てが重なって大満足でした)
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1 繰り返しが多い構成で劇中で同じテーマや演出が繰り返される場面が多く、テンポが少し冗長に感じられる部分がありました。特にキャラクター同士の関係性や心情の変化を強調するためのシーンが何度も挿入されることで、ストーリーの進行が停滞している印象を受けました。ファンにとっては感情移入しやすい反面、初見の人やテンポの良さを求める観客にはやや退屈に感じられるかもしれません。
2 ファン向け要素の強さと説明不足で映画は明らかにプロセカのファンをターゲットにしているため、キャラクターやユニットの背景説明がほとんどありません。既存のファンには嬉しいサービスシーンや細かい設定の描写が多いものの、初めてプロセカに触れる観客にとってはキャラクターの関係性や世界観が分かりにくい点が目立ちました。もう少し初心者向けの導入や説明があれば、より幅広い層に楽しんでもらえたのではないかと思います。
3 音楽とビジュアルのクオリティ
繰り返しや説明不足といった欠点はあるものの、ライブシーンの迫力や楽曲のクオリティはさすがの一言。映像美と音楽が見事に融合し、特にクライマックスのパフォーマンスは感動的でした。ファンであればあるほど、この部分は見逃せないポイント。
何回も観たくなる気持ちも分かる
素晴らしい出来のファンムービー
プロジェクトセカイ(以下プロセカ)の物語やキャラクターが好きな人にとっては最高の出来。
正直全く期待していなかったので思わず眼がしらが熱くなるような素晴らしいものが出てくるとは思ってもいなかった。
とりあえず2回見たが、2回目の方が細かいところに気づきがあって楽しめたと思う。
ただし、プロセカを全く知らない人が楽しめるものではないので注意が必要。
いうなればドラえもんの事を全く知らずに大長編ドラえもんの映画を見に行くようなものなので、作品を知らないけど見ておこうか、という人は最低限各ユニットのキーストーリーは読んでおくべきだろう。
以下若干ネタバレ含む
プロセカの物語というのは基本的に夢を追いかける主人公たちをミク達バーチャルシンガーが応援する、という流れなので、歌えないミクを皆が助ける、という構造にしたのは素直に感心した。
物語的にはよくある話と言えばそうなのだが、プロセカの世界観におけるバーチャルシンガーの設定を考えるとこの逆転構造は劇場版でしか出来ないものだろう。
後モブの登場シーンが多いのも面白いと思った。
プロセカの世界観はセカイの存在以外は意外と現実的な話が多いので、主人公たち以外にも同じような境遇にいる人は多いはず。
じゃあその人たちのところにはミクは来ないのか?みたいな疑問が多少解消できた気がする。
全体の感想としては、作中でとあるモブが発した「ちょっと元気出た」というのが一番しっくりくる。
ビジュアル◎、ミクの出番✖️
タイトルなし(ネタバレ)
生粋のファン向け作品なので、プロセカ未プレイユーザーにとっては意味不明な内容だったと思う。まあファン向け作品なら変にそこに尺取らないのは正解とも言えるけど、「誰かの強い『想い』が『セカイ』と呼ばれる異空間を作り出すことがある。セカイの風景はその想いを持った人によって千差万別である」「作中5つのユニットが登場し、それぞれ5つのセカイを構築しており、さらにそれぞれ違った姿と性格のボカロが住んでいる」「歌えないミク(以後、バツミク)も誰かの想いから生まれたセカイに生きていて、〇〇という想いを伝えたい・・・」という世界観の大前提の説明くらいはするのが親切な脚本かなあと思う。多分、その説明があるだけでアニメ映画好きな人なら何となくストーリーを掴めると思うし、プロセカユーザーにとっても、改めてその大前提の説明があるとないとでは、初見時の理解に大きな差ができると思う。序盤が冗長だったと感じる人が多いみたいだけど、それはキャラの切り替えが多いからじゃなくて、バツミクという存在がどういう立ち位置なのかクライマックス近くまで不明でただのプログラムバグみたいに感じられるからだと思う。
と、否定的な部分を先に書いたけどラストのライブシーンは本当に良かった。「壁にぶつかったり夢を諦めた人達の背中を押したい」というバツミクのセカイの想いを5ユニット&バツミクがそれぞれがインスパイアして全く異なる解釈の楽曲で歌い上げる。伝えたいことは同じはずなのに、表現によってここまで違いがでるのかと、ボーカロイドというよりもはや音楽という文化に対して感動を覚えた。作画も序盤は割とキャラの顔が崩壊していた分、ライブ中の作画解放は凄まじく、いいものが見れたなあと思えた。
クライマックスは本当に素晴らしいし、映画としてのメッセージ性も最高。だからこそ、そこに至るまでの過程がファン向け作品だとしても少し雑すぎたなあというのが総括です。
思ってたモノでは無かった
ミクの歌が1曲・1回だけで物足りなかった!!
初見です。人間のキャラが多いですが、みな見た目や性格が同じような印象でした。ライブ前の台詞の読み合いは、まるで同じ人が1人で喋っている感じで、脚本家が未熟な印象でした。人間たちの曲は近年よくある早口J-POPで苦手でした。内容が抽象的過ぎる気がしました。荒廃したディストピアの東京をミクが飛び回って、歌の力で打ちひしがれた人々を救っていくような話が良かったです。人間たちの曲が多く、ミクは可愛いですが1曲だけでケチ過ぎる気がしました。アフターライブで桜が舞い散って期待しましたが、「千本桜」の披露は無くガッカリしました。世界の初音ミクさんの映画でまたとない機会だと思いますが、ゲームに寄り過ぎたのか曲をケチったり、本編前後のお知らせに注力して勿体ぶった作りだと思いました。予告編でミクの歌を聴いて泣けそうでしたが、泣けませんでした。
とても良いミク映画
人によって評価が変わる作品
ゲームはサービス開始時からプレイしているプロセカユーザーで、映画は6回視聴済み。
自分としては迫力のあるライブパートとミクさんのかわいさで満足できる作品だが、そうでない人にとっては厳しい作品という認識。
個人的には以下の通り。
楽しめる人
・プロセカユーザー
・ミクが好き
・ライブで盛り上がりたい
・ボカロの小ネタを見つけるのが好き
・ライブパートが良ければ細かい点が気にならない
楽しめない人
・プロセカ未プレイ(キャラの情報が頭にない)
・ライブよりストーリーの面白さや作画の綺麗さを目的としている
この作品はソシャゲが原作の作品だが、
・20人いるオリジナルキャラクターをなるべく平等(バンドユニットのLeo/needが出番多めなので「なるべく」程度)に出す、見せ場を作る
・ミク含め6ユニットのライブパート+アフターライブという要素があるため本編時間が長く取れない
・原作アプリの対象年齢が4歳以上でありメイン層が学生であるため難解、過激なストーリーは厳しい
といった制約がある。そのため上記制約を踏まえたらよく収められたといった感想。ストーリーがダレるというのも全キャラ見せ場を作るためには致し方なし。
それもあってか「セカイとは何か?」「作中世界における初音ミクの存在感はどれくらい?」「彼ら彼女らの想いって何?(特にLeo/needの「ばらばらになった」や25時、ナイトコードで。の「消えたいと思った」あたり)」を説明せず話を進める。
でもこれはプロセカファン向けなので仕方がない。おそらくこの作品は新規獲得を狙ってのものではないので。
正直なところ、作画はユニットによってクオリティに差があるしストーリーも良く言えばわかりやすい王道、悪く言えば陳腐。
でも愛着あるキャラクター達が「閉ざされた窓のセカイのミク」のために奔走し、「音楽」によって想いを届けようとする姿は、「閉ざされた窓のセカイのミク」が歌う姿は観て良かったと思えるもの。
プロセカユーザーか、映画に何を求めているか、それによって評価が分かれる作品だと感じる。
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