劇場版モノノ怪 第二章 火鼠のレビュー・感想・評価
全88件中、61~80件目を表示
雰囲気はすごい良いが 画面の情報量が多すぎの感が あと 話が難解
【年度末時短レビュー第4弾】
私は 前作も見てます。
だから 画面情報量の多さ と 話の難解さ 江戸時代の雰囲気の良さ
知った上で鑑賞。
俺は 敢えて 人物では無くて アニメーターさん等の力作 『背景』中心に観た。
よく観ると 飛躍的なデザインが多い。
エジプト🇪🇬スフィンクスとか カラフル まあ期待どおり
主人公の 奇っ怪な変化ぶりは 相変わらず好調
天子様の寵愛の御中臈 フキさんは 今風の美女😍 江戸時代はいないから こういうタイプ。
まあ 今だに 大奥は秘密の空間 だから その意味で良かった。
ただ、話が難しい😓のが 玉に瑕。あと 最後のエンディング・エンドロールで 周囲を回ってる あのブツは何❓
でも 一番難解🧐だったのは 袋入り 有料パンフ🈶の値段
袋入り とはいえ 税込み@1,650円❗️
あまりの高級な感じに 購入したが 開かず保管❗️今日は 早乙女カナコさんと2作が袋とじ❗️なんで保管やねん❗️
あっ 有料パンフは 青いやつですよ❗️ 前作の赤いのも売ってたので要注意❗️
電気も空調もガスも🚰もウォッシュレット🚽も無い時代 あれほどの規模の江戸城大奥を 想像しただけで ロマンだね❗️
いい味出してる坂下さん
めくるめく極彩色で、過剰な和風サイケテイスト。
相変わらず、情報過多なのに説明無しの展開は、お約束でした。
1作目「唐傘」からのキャラクターもいて、1作目鑑賞者としては、思わずニヤリ。
本来、天子の血を引く跡継ぎを作るための〈大奥〉システムながら、
身分の低い者の子どもを排除する歪んだシステムとなっていた事実が炙り出されていく。
今回のストーリーは案外分かりやすく、1作目から出ている広敷番の坂下が、いい仕事してました。
次回、最終作でも会いたい。
極彩色の創造性
TVアニメ「モノノ怪」の劇場版三部作の第二作。
第一作目は初見であったこともあり、このシリーズの世界観についていくのがやっとで、細かい点に目が配らせることが出来ず、終始不思議な独特な世界観に翻弄されっぱなしであった。その点第二作目は妖怪モノの鉄板ストーリではあるものの、全体的に筋を追いやすく、その分本作の特徴である極彩色の世界観を堪能する事が出来た。
何といっても美術設定の妙に尽きる、確かにエキセントリックなCG全開ではあるが、和紙ベースの下地、屏風絵・柱絵の多様さ、配色、小物や”モノノ怪”のデザイン、それぞれイメージ出来ても纏めるのが難しい、まさに高い水準にあるアニメ美術である。
またキャラクターデザインもイマドキで好感が持てた。
主題歌のアイナ・ジ・エンドもカッコイイね、鑑賞後購入してしまった。
ストーリも74分の尺の中で、人情噺の絡み方も違和感なくかみ合い外していない。各キャラクターもちゃんとストーリ内で成立しており違和感なし、鑑賞後の爽快感も高かった。
非常に創造性に刺激を受ける作品だと思いました。劇場の大画面でじっくりと鑑賞される事をお勧めします。第三作も楽しみです。
陰謀と情念渦巻く大奥は、モノノ怪だらけ
前作「唐傘」はプロローグという感じで、大奥の登場人物の紹介や背景、伏線に主題を置かれ、さほど面白くなかった。
今作は、配給も増え、前作が「静」なら「動」一気に物語が動き出す。
無遠慮に男子禁制の大奥に踏み込み、モノノ怪と対峙する薬売り。ファンとしてはたまらない。
ストーリーもわかりやすい。
そして、特筆すべきは、このシリーズの一コマ一コマの美しさ。
どのシーンもテクスチャを多用し、アートとして完成度も高い。それでいて、動きがあるから、一体どうやれば、こんな世界観を生み出すことができるのかと。
次作は「蛇神」
唐傘、火鼠と次々に物怪が現れるのは、情念が渦巻く大奥ならでは。
いよいよ、「御水様」の正体が解き明かされるのか。
ますます楽しみである。
薬屋物語
大奥っぽい
激しく動く細密画に快感。
サイコロステーキ
大衆ウケ分かりやすさ重視のエンタメ作品に昇華された。
深夜アニメの頃のオタク向けでえぐみのある内容とは異なり、初見でも見やすい解説とストーリー展開で万人ウケが狙えそうな大衆作品になった。
神谷浩史さんバージョンの薬売りは身のこなしが軽く、物語の先を見据えて微笑む様な気がした。
櫻井孝宏さんバージョンの薬売りは所作が丁寧で、情念を汲み取り憐れみをかける様が板についていた。
薬売りも異界にたくさんいると説明があったのでどちらも本物であるのだけど、やはり櫻井孝宏さんバージョンの薬売りの艶めかしさが恋しくなる時がある。
とは言え、今作ではキャラクターに合った見事な演技を神谷浩史さんが魅せてくれた。
滑舌が良く、抑揚を抑えた語り口ながら耳に残る声優さんの技術は本当に素晴らしい。
劇中のカット割りが襖の開閉で行われることも多く、極彩色や派手な柄がチカチカして構図が目まぐるしく変わる印象があった。
アクションシーンは見やすいカットだった。
あれだけの色と柄を組み合わせて配置するのは色彩設計の方の采配が見事にハマっていたと感じる。
ストーリーは読めてしまった。
誠と理を知るまでの謎解きの様な過程を楽しむ脚本のはずだが、最初からオチが見えてしまって意外性はなかった。
王道を歩くことは決して悪いことではなく、予想はしていても涙する場面ももちろんあった。
コンテンツが大きくなると色々な人や会社の思惑や利権が交差するが、三部作なので最後まで無事に劇場公開されて欲しい。
続きも劇場で観ようと思う。
The film has been refined into a mass-appeal entertainment piece, prioritizing accessibility for a broader audience. Unlike the late-night anime version, which catered to otaku with its darker and more intense themes, this adaptation offers clear explanations and a well-paced storyline, making it easy for newcomers to enjoy.
Hiroshi Kamiya’s version of the Medicine Seller moves lightly, with a subtle smile that suggests he foresees the story’s outcome.
On the other hand, Takahiro Sakurai’s portrayal had a more refined demeanor, carrying an air of compassion as he absorbed and acknowledged the emotions of those he encountered.
Since it was explained that multiple Medicine Sellers exist in different realms, both versions are authentic. Still, there are moments when I find myself yearning for the sultry allure of Sakurai’s performance.
That said, in this film, Hiroshi Kamiya delivered an outstanding performance that perfectly suited the character. His precise articulation and controlled yet resonant delivery showcased the true skill of a seasoned voice actor.
Many scene transitions were executed using sliding doors, and the vibrant colors and bold patterns often flickered across the screen, creating a dynamic and fast-paced visual experience. The action sequences, however, were well-framed and easy to follow. The way the color designer balanced such an intense palette and intricate patterns was truly remarkable.
The story was predictable. While the script was structured as a mystery, where the intrigue lay in uncovering “truth” and “reason,” the conclusion was apparent from the start, leaving little room for surprises. Still, following a classic narrative path isn’t necessarily a flaw—despite expecting certain moments, I still found myself moved to tears.
As a franchise grows, various interests and corporate influences inevitably intertwine, but since this is a trilogy, I sincerely hope all three films make it to theaters without issue.
I’ll definitely be watching the next installment in cinemas.
前作より分かりやすく直球に近い内容
唐傘は比喩的な表現が多くなかなかスッと入ってこない部分が多かったが、今作は割とストレートで分かりやすい。女性を中心にしつつ男社会の政治に振り回される理不尽さは多くの作品でテーマにしており目新しいものではないですが、素晴らしい作画と表現により陳腐さはありません。
ただ完全な続き物なので、そこだけ注意です。いきなり始まって導入部分みたいなのがないので、最初のほうが直ぐに頭が切り替わらなくて少々慌てました。(笑)
三部作の真ん中はだいたい詰まらなくなりがちなのですが、話を分離してキャラクターも分けたことでその心配もなくなっています。次はいよいよ完結編(?)。まだ正体の掴めないキャラクターたちがどう着地するのか楽しみです。
人を焼く情念
「複雑怪奇で初見殺し」→「シンプルかつ親切丁寧」
前作劇場版第一章ではとっつきづらい不明瞭な土台に、一見では分かりづらい複雑な謎、人物相関を構築してしまったおかげで、壮大で美麗な背景やら個性的なキャラの魅力が大幅にスポイルされてしまっていました。
つまり、間違いなく初見殺しでした。そこら辺は確かレビューでも酷評させていただいた記憶があります。
今回はうって変わって、門番やかしまし下級女中ら、前回ではモブキャラに成り下がっていた周辺キャラにも背景を持たせキチンと仕事をさせ、また、例えば薬売りのあの複数の「傾く弥次郎兵衛」についてまで丁寧に説明書きをつけるなど、とても親切丁寧なパッケージに!
宝剣発動の3要素も非常にシンプルで変なひねりが無いので愛憎関係素人の私(笑)でも共感できる内容で好感が持てました。
なんでもかんでもエヴァンゲリオンみたいに謎を深めりゃ作品として深みが出るわけでもないので、今作のこの改善点は高く評価したいと思います。
ただ、反面、前作の主要キャラが急に影が薄くなったり(居ましたか?)、第三章(最終章?)への布石がイマイチインパクトに欠けたりするのは、どうなんだろう・・・と思いました。
まあ、必ず第三章も鑑賞しますけど(笑)
では。
前作と比べわかりやすい
まず初めに、モノノ怪の映画は3部作で、本作は2作目なので火鼠から観るのはオススメしません。本作から観てもどのキャラがどの立ち位置なのか、大奥というものがどんな場所とされているのか、などがわからずストーリーが入ってこないと思います。
今回の映画の感想を真っ直ぐ言うなら、「わかりやすかった」です。前作があったために、独特な色彩やアニメとは違う薬売りに慣れ、その分ストーリーの理解がしやすい。前作のおかげで前知識が出来たためにこの女の人がどこの家かなどが頭に入りやすいです。
また、前作では真・理について考察要素が多々あり、わかりにくかったり複雑な部分がありましたが、今回は真・理もはっきりとしていてわかりやすく、終わり方もすっきりしています。
女同士の醜い争いなどが苦手な方もいらっしゃると思います。正直、私もそんな作品好きじゃないです。しかし、この作品は女性同士でネチネチと争うものの、当人達が重い立場やモノノ怪に遭遇することで成長するものでした。前作・唐傘で意地悪そうな顔をしていた女性達が、最後は凛とした表情で廊下を歩く。醜い争いをしていたのは体感30%以下でした。
次の3作品目への繋げ方も見事。直前に公式SNSで情報が解禁されたことを知っていたこともあり、「こうやって繋がるのか」と妙に納得しました。
雰囲気
ひたすらに絵が美しいが、前作を見ていないとついていけないかも。
前作の、唐傘を見ていたので火鼠を観ないわけにはいかなかった。
キャラクターや登場人物の説明がほぼないので前作を見ていない人には内容の把握は苦しいかも。
逆に唐傘を見ていた人にはとてもシンプルでわかりやすくなっていたと思う。
細部までびっしり描き込まれ、日本画の伊藤若冲(だいぶ違うが)のような圧倒的な濃密さと、モチーフが日本的なものにとどまらないデザインセンスは素人ながら素晴らしいと感じた。
火鼠の子供たちは実は、胎児を守っているのだと、気づくと、話が見えてくる。
ただストーリー展開よりも圧倒的な絵が、この一連の作品の素晴らしさの殆どを占めていると思う。
エンディングで水場の壁がいつの間にか大蛇に変わるのもお見事。
あの完全に平面で、濃淡や色味による遠近法のなさに慣れるのに年寄(私)はしばらく時間が必要ではあった。
前作に劣らぬ豪華絢爛尽くし、このクオリティの映画を年一ペースで作...
前作に劣らぬ豪華絢爛尽くし、このクオリティの映画を年一ペースで作っていること自体がまず偉業。「雨・落下・決別」を主題に、目くるめくメタファーに埋め尽くされた前作と打って変わって、ストーリーはシンプル。シリーズ発表時に予想した「大奥で繰り広げられる女の情念と権謀術数」というイメージに当てはまるのが、まさに本作である。権力に抑圧される女たち、という重い背景だが、薬売りに協力するかしましい女中たちや、門番のツンデレおじさんっぷりなどコメディ要素もあって、バランスが取れている。メインとなる2人の、対照的な女たちが、死地を経て、友情…とまではいかないが戦友めいた絆をはぐくむのは、前作のヒロイン2人とはまた違った趣で、良い(ギャルと委員長の歴史的和解、的な?)。テーマ上、前作よりも艶っぽいシーンは多いが、それ以上に薬売りの人外の魅力がフェティッシュなほど描かれていて感心する。欲を言えば次回最終作へのフックがもうちょっと欲しかったところ。描写を読み解く限りでは、国家の成り立ちに関わるような秘密と向き合うことになりそうだが…。
前作同様
【”守るべきは生まれて来る、ややこの命。”今作は旧弊的な身分社会である大奥の中で起きる怪異を描いた、彩色優美な唯一無二な世界観が魅力的な哀しくも美しき女性の強さを描き上げた作品である。】
<Caution!内容に触れています。>
ー このシリーズの第一章は、絵柄の斬新さとその屹立した世界観に惹かれたが、人物相関関係がナカナカ頭に入って来なくて、少し鑑賞中に意識がトンでしまった。
だが、今作、第二章はストーリー展開も分かり易く、且つ大奥の中で天子の寵愛を受けていた下層武士の家の出であるフキが妊娠した後に起きる、彼女を害しようとするものに対する怪異と、その怪異が生れ出た過去の大奥で起きた哀しき出来事との連関性が分かり易く描かれ、更に物語を彩る彩色優美な唯一無二な世界観が面白かったモノである。
冒頭とエンドで流れる、アイナ・ジ・エンドの哀調を帯びた曲も作品の風合に合っており、作品自体の趣を高めていると感じた事も、併せて記す次第である。-
第一章 唐傘と比べるとやや淡白かな。
「火鼠」は本来「かそ」と読む中国の空想生物。火山の中に住んでいる。火の鳥とだいたい同じものです。「竹取物語」で姫が求婚者にいろいろ贈り物を要求するなか、右大臣阿倍御主人(あべのみひと)への注文がこの火鼠の皮衣。白くて火に強い衣です。本来、中国まで取りに行かなきゃならないのを阿倍御主人は偽物で誤魔化そうとしてばれちゃうんだけど。だから、まあ「火鼠」といえば衣の話になるのかなと思ってたけど違いましたね。本作では「火鼠」は「ひねずみ」と読み、天子の子を懐妊したけど事情があって産むことが許されない女臈の情念が形どったもので、怨みを持つ相手を焼き尽くす物の怪として描かれている。
一作目「唐傘」のレビューにも書いたけど、大奥の空間を表現するにあたって、古今東西ありとあらゆる意匠、デザインを取り込んでいてその自由自在なイマジネーションが素晴らしい。私は大好きです。そこのとこは変わらないんだけど「火鼠」は「唐傘」に比べて話が分かりやすい。また薬売りをはじめとして、女官のアサや、御錠口番の坂下など前作からのなじみのメンバーが出ていることで取っつきやすくなっている。
そのために前作ほどの世界観の特殊性というか凄みがない感じがする。要は淡白なんですね。そもそも尺が前作より15分短いし。
次回作、蛇神に期待。
全88件中、61~80件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。