劇場版モノノ怪 第二章 火鼠のレビュー・感想・評価
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『唐傘』から半年✨前作よりも素晴らしい『火鼠』🐀
前作の『唐傘』が好印象だったので、続編の『火鼠』も期待して劇場に観に行きました。結論から言わせてもらいますと今作の『火鼠』は期待を上回る作品になってました。
前作『唐傘』の「他の作品にはない和紙風の映像美」「映像に合わせた繊細な音響」という評価ポイントを踏襲したまま、「ストーリーが難解」というマイナスポイントを払拭できており、とても良かったように感じました。
前作『唐傘』で薬屋や周辺人物の特徴を描いているので、今作では早くからモノノ怪が出現し、退魔の剣「形」「真」「理」の三様を描くテンポが良く、とても分かり易くストーリーが仕上げられていました。逆に言うと前作を観ていない人には難しい作品になってしまうかもしれません。
退魔の剣の三様が揃い、薬屋が覚醒した後の戦闘シーンが前回よりも短かったように感じてしまったことだけが、前回よりも残念なポイントなのかなと思います。
1時間ちょいの時間で退屈な時間は全くありませんでした。全世代にとてもオススメな作品です。興味がある方は是非とも。
第三章『蛇神』も楽しみです。
作画もいいがストーリーも面白い
🔵【劇場版モノノ怪火鼠】ネタバレ無しレビュー🎥怖い😮面白い🙂美しい🥺前作を越える素晴らしいアニメーション映画🍿🎬📽
唐傘に続いて第2弾
前作を見ている人ならばわかると思うが、圧倒的な世界観と作画が美しくもあり、面白い☺️
和紙のような質感の映像でありなんとも言えない雰囲気‼️
そしてなにより、映像だけではなくてストーリーもめちゃくちゃ面白い。
大奥でのドロドロした人間関係
それぞれが自分の立場にあった立ち回りをして、恨み妬み憎しみ、嫉妬!様々な感情が混ざり合う!
そして、主人公の薬屋のミステリアスな雰囲気と言動\(//∇//)\
面白すぎるでしょ🥺
続編もさらに期待が高まる‼️
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人の欲望はどんな刀でも斬れない。
絵と音楽が美しい
アート作品として
深夜アニメで放送時は忙しくて全然気付かず、
映画から入りました。
ある程度の知識(大奥モノのドラマやら京極夏彦作品やら)があれば、す〜っと違和感なく観られます。
日本文化の美的感覚って、大きく2つの流れがあると自分は思っている。
侘び寂び、枯れ、シンプル、アースカラーの(千利休的な)渋い世界〜山本耀司と、
江戸歌舞伎的、色の洪水、柄に柄を重ねる着付け。ケレン、猥雑、何でもアリ〜山本寛斎と。
どっちも日本的で、どっちも良い。
ていうか、どちらかに飽きたら、どちらかに戻るの繰り返しなのかもしれません。
この、かぶきまくった、どぎつい配色が、絶妙に和紙テイストに収斂しているのが、アートだなと思う。
そのアートを浴びられて、元気出ました。
同居する下品さと崇高さを描く作品
この作品の特徴は、人間の「下品さと崇高さ」を同時に描くところだろう。
下品なマウントの取り合いをしていたフキとボタンは、
その下品キャラは一切ブレずに「崇高でカッコいい」面を見せる。
この下品と上品の両面性は、人物の「口の描き方」にも表れている。
キャラクターの口は、歯までちゃんと描かれる。
口を開いたときに見える歯は下品に見える。
それはアニメであまり見られないので、ちょっと違和感を感じる。
でもその下品さが口を開くたびに見えてしまうのが人間なのだ。
人間の崇高さや美しさを描くには、下品さを隠す必要はない。
それよりも、下品さを覆い隠すほどの崇高さが、
その人間性からあふれてくればよい。
そういうことを感じさせる作品だ。
そしてそれが、薬屋というキャラが象徴しているものだろう。
欲望渦巻く大奥を舞台にして、人間の下品さを散々描いた後で、
後半に「その中でも陰らない崇高さ」を畳みかける。
フキもボタンもたまらなくカッコいい。
モノノ怪となったスズですら、崇高なのだ。
映像は相変わらず最高に美しく、薬屋はカッコいい。
その中でも本作で一番かっこよかったのは
「お前は何が許せない?」
この謎とその答え、だろう。
動く動く、動きすぎ
良いところ
丁寧な心理描写で少しずつ真相が明らかになる過程が無理がない
よく動くし、一切破綻しない
声優がしっかりと合ってる
?なところ
動きすぎて何やってるかわからん戦闘
TVシリーズは観た、第一章は日程合わんで観れてない。そういう人間からしても、話の筋はちゃんと分かるし、キャラクターも四人くらいわかれば話は取れる。いや、7人かな。それはそれとして、雰囲気は独特だが魅力的だし絵面はとにかく目に派手な感じがTVシリーズ同様で画面の情報がとにかく多い。それが目障りじゃなく派手という感じで面白い。
最後のピースは割と明確にわかるように描かれてるが、そこまで自責に駆られるくらいならもっと早くに何らかの行動すべきだったな。お家や政治など感情だけじゃ割り切れないのはわかるが、それでも結局のところ無用に死んだキャラを増やしただけのようなあたりと最後怪異を斬ったところで、誰も浮かばれない虚しさ。一応大奥の改革はできたようだけど、底に至るまでに見えないところで数多くの被害が出てたんだろうな、というところは最後まで気になってた。
話の奥深さは置いといて、単純に楽しめる画面と動きはもっと多くの人に観られてほしい作品ではある。とにかくこの章からでも観たほうがいいし、観てるとおそらく第三章もみたくなるだけの力が入った作品だった。
大奥に潜む業火
女社会の嫉妬の炎、ではなく権力と政治で子を諦めた事への自罰の炎。
すずさんは良い子の顔をして、何よりも大事な自分の子を諦めた事を深く後悔していた。
優しさが呪いになるという言葉の通り、人ひとり殺した罰は常人よりも激しいものになったのだろう。
その心情が吐露されるところで思わず泣いてしまった。
大事な我が子を殺してしまったけど周りや大奥を責めることはできない、なぜなら自分で望んで殺したのだから。
自ら火に巻かれるくらいの後悔をする度に、それを上回る自罰の意識で戒める。
そんな歪さに加え、産んであげたかっただろうなという母として当たり前の気持ちを思うと涙が出てきた。
なんだか凄く刺さった物語だった。
そんなすずさんの無念はおふきさんと牡丹さんが浄化してくれたな。
おふきさんはすずさんの様に良い子でいられないほどハングリー精神が強かったし、牡丹さんは若くして大組織をまとめる立場で気を張っていただけの人格者。
この後世継ぎ問題で頭を抱えて悩むだろうとわかっていながらそれでも当然子供が大事と言い切れる強い人。
すずさんも安心してお産の守り神としておふきさんを見守ってくれるでしょう。
第三章は蛇神。
水といえば蛇だなぁ当然。
今年は蛇年だしな。
エンディングで塔と柱を繋ぐ縄が2本切れて残り1本になったけれど、次回で蛇神が切られたら大奥はどうなってしまうのだろう。
瓦解してしまうのか、それともしがらみから解放されてまた続いていくのか。
1本目の柱の傘をさした女性、2本目の天女と比べて3本目は仁王みたいな絵だったから手強そうではある。
内容というよりこう言う世界観のアニメが好きです。
日本のアニメーション技術の高さを改めて実感できる一本
「大奥×ミステリー」怪事件の元凶となった「モノノ怪」の正体を探り、退治する物語。
主人公の薬売りはモノノ怪を退治するための剣を持っているのだが、その剣を鞘から抜くにはモノノ怪の「形・真・理」(多分「犯人・事件の全貌・犯行動機」みたいなこと)を明らかにする必要があるという設定。薬売りという名前だかやってることは探偵なのでそこを理解しておくと話がスムーズに入ってくるはず。
物語を通して古語や格式高い言葉が多く、たま〜に何を言っているのかわからないシーンも、、、わからない単語を文脈から読み取るみたいなプチストレスはたまにあった。(古文単語をたくさん知ってる人は問題ないかも)
音楽の面では、SEやBGMに和楽器がふんだんに使われていて、日本の伝統芸能の雰囲気をしっかり感じられた。和楽器とEDMが絶妙にブレンドされていて、モノノ怪の世界観にスピード感と爽快さを与えているのも魅力。
そして何より映像が圧巻。和紙のような質感を背景に大胆な色使い、精緻な背景美術。アニメというより、美術作品を観ているような没入感で、日本のアニメーション技術の高さを改めて実感できる一本だった。
見に行く際はネトフリなどで配信中の前作「第一章 唐傘」を観ていくべし!
全てのシーンがアート
独特の映像表現。もはや発明な気がします
TV作品、前作劇場版など予備知識ゼロで、ポスターのビジュアルに惹かれて鑑賞しました
全体が色鮮やかで、CG画像多用のせいか、背景とキャラクターの区別や遠近感などが惑わされるため、かなりbusyな画面構成ではありますが、74分という短めの作品なので大丈夫でした
全ての瞬間をアート鑑賞のように楽しめました
人によっては視聴自体が苦手かもしれませんね
(最近のゲームをあまりやらない人が、3D-CGゲームに馴染めないような感じに近い?)
設定やストーリーはさほど複雑ではないんですが、話はなかなか進まない感じで少しもどかしい印象もありますが、時代設定(江戸時代?ですよね)の話なので、むしろ時代劇や歌舞伎のような"様式美"を描く制作意図を感じました
クライマックスは仏教美術や世界感を色濃く反映している印象があり、単純に絵として美しいです
アイナ・ジ・エンドさんの主題歌もエネルギッシュでよかった
唐傘よりは分かりやすい・・・のか?
映像は圧巻だが、相変わらず愛憎渦巻く大奥での怪異の原因やら何やらが分かりづらい。
女中の肌や髪の色で誰が誰か分かりやすくしてくれてるんだろうけど声優の声が似てて誰が喋ってんのかよくわからん。
小説なりで補完してくれることを祈る。
モノノ怪史上最高傑作
独特で艶やかな色彩が作り出す「悲しくも美しい情念の世界」
売店のグッズを見て、作画の美しさにやられ、何も知らない状態で見に行きました。アート作品っぽい先入観があり、正直、ストーリーには期待せず、シートに体をうずめました。話は、大奥が舞台です。会社の派閥争いのような、俗物たちの思惑が交錯するドロドロな世界をベースに、女たちの情念が描かれています。ストーリーは、わかりやすくスッと話に入り込めました。74分と短いのですが、話の展開がうまく作られていて、最後のクライマックスは、アニメの動きが激しく派手で大迫力でした。主人公の薬売り、ボタンとおすずの3人が強く印象に残ったのですが、登場人物それぞれが魅力的に描かれていて人間味がありました。ボタンさん、凛としていてかっこいいです。
アニメが、エンボス加工した紙のような下地の上に描かれていて、強いこだわりが伝わってきます。絵が美しいせいか、ドロドロした世界も横溝ワールドのようなおどろおどろしさは感じませんでした。それと、顔の表情の動きが細かく丁寧に描かれていて、アニメーターの方々の情熱が伝わってきます。
見る予定のなかった映画で感動し、骨董市で掘り出し物を探し当てたような得した気分です。
帰りは、「薬売り」演じる神谷浩史さんのタッチパネルナレーションを聞きながら、回転寿司を楽しもうと思います。
またまた圧倒的美しさ
なんか良い美術館に行った後のような満足感。
アニメは結局見ておらず、映画一作目も忘れてたのでnetflixで軽く復習、あれ、こんな難しかったっけ。。?と思いつつ、今回はもう少し話もシンプルでわかりやすかった。お陰で美術にもちゃんと没頭できた。
今回は悪代官様みたいなオヤジたち(老中)が多く、またテーマも水から火になり、より荒々しい絵柄、前回の方が全般的に繊細なキレイさだったけど、この素晴らしき映像、本当にどういう天才たちがどういう頭でこの色合いとか動きとかデザインを考えてるんだろう。。と不思議になる。凄すぎる。
色彩設計の方のインタビューを見たが、浮世絵を意識して、キャラに一切影をつけないとか、輪郭を青にする、また朝昼晩と色合いを変えない、など独自の世界観でやっているらしい。そして悪役高官女中の爪の色は赤系らしい。。!あと和紙エフェクトは人に3レイヤー、背景に5レイヤー、そして紙の皺レイヤーも入ってるらしい。なんかよくわからんがすごい。
エンディングの地下の御水様?の祭壇?、張られた縄が一つずつ減っていってるのかな、最後の一本が次回切れたらどうなるのか気になる。にしてもアイナジエンドの渇望、花無双にのせてひたすら祭壇の周りをぐるぐるまわるエンディング、本編で泣く要素はなかったのになんかすごいヒューマンストーリーを見た後かのような気持ちになりそこだけグッときた。恐るべき音楽のちから。
わからずやかと思いきや芯が強いだけの新年寄?のボタンさん、素敵でした。悪者とはいえ実の父親を見捨てる覚悟も。前作のアサちゃんも少しだけ出てきて嬉しかった。
覚書
水の守り人みたいな人何者?
フキさんにはすずさんが乗り移ったように感じたけど最後までああだったということは急に穏やかに改心したの?
毎朝飲んでる御水はもう前回の生臭さは消えてるの?
薬売りさんのあちら側?の世界での姿は一体なに?
形(名前) 火鼠
真(きっかけ?)すずさん焼死
理(怨念?) 身分が低い者が後継を産むことへの対処
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