「熱さと勢いはあったが…」ザ・ゲスイドウズ kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
熱さと勢いはあったが…
「べいびーわるきゅーれ」の伊澤彩織目当てで観に来た本作。殺し屋とは違う役柄なのだが、どことなくまひろを感じさせる雰囲気で嬉しかった。出演時間はかなり少ないけど。
さて、パンクバンドのザ・ゲスイドウズを描いた本作。バンド活動以外では社会不適合な4人という設定だが、バンドの演奏もすごいわけではない。社会不適合な部分も農作業だけではよくわからない。あいつは料理人として働ける気がするし。彼らが田舎に移住し地域の人と触れ合いながら楽曲制作を行うという流れ。曲が生まれるプロセスがかなり特殊だった。映画の演出としては悪くないのだが、テンポがよくないし少しわかりづらい。
いつの間にかファンが増えていたという流れもわかりづらい。犬が話したり、曲を録音しているカセットテープが話しかけてくるような設定だから、どこまで現実なのかがあやふやだからだ。あのインタビュー映像もところどころ画質が悪いし。ギグに誘った後、彼女とはどうなった?という疑問も残る。色々と雑な印象だ。全体的に今一つ乗り切れなかったが、最後のギグだけはよかった。ただ、熱さと勢いはあったが、映画として評価できるのかは微妙なところ。
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