劇場公開日 2025年2月28日

  • 予告編を見る

「私たちはゴミ箱に咲く花だクソッタレ」ザ・ゲスイドウズ セッキーかもめさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5 私たちはゴミ箱に咲く花だクソッタレ

2025年3月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

興奮

3/6@イオンシネマ武蔵村山、3/11@アップリンク吉祥寺(上映後、監督とKYONOさんトークショー)、3/12テアトル新宿(ライブTシャツ購入&入場者特典CDテキサスチェーンソーがマサカー)、3/18テアトル新宿(入場者特典CD)、4/4キネマ旬報シアター(音感上映)、4/13K2吉祥寺(監督ととめさんトークショー)、4/24K2吉祥寺(監督と夏子さんトークショー)、6/29立川シネマツー(バンド生ライブ)

ベビわるではまった伊澤さんが出演しているのを知り、これは観なくてはと思い劇場へ。

伊澤さん目当てのはずが、この作品に完全にハマってしまった。社会に馴染めない人達が好きなことに熱中する姿、芯のある低い声の女性ボーカル、ホラー映画ネタ豊富なつくり、最後のギグでの本気の演奏と普段のギャップ。気付けば劇場へ足を運んでしまう。

長編コントのような映画。ギャグセンスがシュール。会話は必要最低限で間と動きで笑いを作っている。トリッキーな雰囲気であるが、筋書きはしっかりしている。夏子さんの目で訴える演技が素晴らしい。金爆の喜屋武さんもいつも通り?のパフォーマンスでハマり役だった。最後のライブシーンは、ジーンときてしまった。本気で取り組む姿はなんであれ人を感動させる力がある。

初回は平日の21:10~の回で鑑賞したが、観客が私ひとりで貸し切り状態だった。周りを気にせず笑いまくることができた。

追記~トークショーにて~
・おはぎはドラッグの暗喩。現代的にかわいくしたかったためおはぎにした。
・楽曲3曲は監督が作詞した。名古屋への往復の新幹線の中ですべて考えた。
・夏子さんはボーカル未経験。KYONOさんが歌ったものを夏子さんのキーに合わせようとしたが、想定より夏子さんの歌声が低かったため、キー調整が不要だった。
・花子の誕生日はカートコバーンと同じ。半紙に歌詞を書いて、切り貼りするのもカートを真似ている。
・撮影は約9日間のみで行った。
・バンドTシャツの発売をしたが、即日完売だったため、再販する予定。
・撮影地の農場で作られたたくあんをファンが見つけ、即日にすべて完売した。
・バンドメンバーは仲が良く、撮影日は毎晩深夜まで飲んでいた。
・とめさんと萌さんは田舎弁の口調を合わせるように二人で練習していた。

セッキーかもめ
PR U-NEXTで本編を観る