「今日び「GIG」って聞かないな」ザ・ゲスイドウズ uzさんの映画レビュー(感想・評価)
今日び「GIG」って聞かないな
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音楽もの、しかもバンドものとなれば観ないワケにはいかないのだが…
メンバーが順番に同じ台詞を言うのがしつこい。
曲作りも、もだもだする→ハナコが何か言う→メンバーがハッとする→フレーズが浮かんで演奏、を4人×2回。
楽器を重ねながらひと繋ぎでやればいいのに。
他にも無意味にしか思えないロングカットが満載で、ひたすら冗長で眠い。
ホラー好きだのおはぎ中毒だの女好きだの料理上手だのキャラ付けしといて何も活きてない。
言動や行動も、パンクだしとりあえず変なヤツにしとこうくらいの浅さ。
音楽をやる動機とかメンバーの関係性とか何かないの?
古参ファンは空気で、おばちゃんの死が作曲に結びつくこともなく、脇の置き方もよく分からない。
曲は、世界どころか日本ですら売れるとは思えない。
そもそも何故あれでデビューしてるのか。
エミネムやブリトニー、三池崇史の『オーディション』の名前が出てきたし、日本語パンク全盛の2000年代でしょ?
音楽映画やるなら曲はちゃんと作ってほしい。
The 27 Clubについても27歳になった日に死ぬわけじゃないし、テキトー過ぎませんか。
緩い雰囲気とパンクのギャップをやりたいんだろうけど、単に間延びしてただけ。
人間模様、創作の苦悩、青春、サクセスストーリー、夢を追う素晴らしさetc…何一つ描けてない。
曲ができた時にカセットを吐き出すのは面白かった。
ボブ好きなので、ドキュメンタリーを撮りに来たコが冒頭以降まったく出なくて残念。(ってか、アレ何だったの?)
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