劇場公開日 2025年8月8日

アイム・スティル・ヒアのレビュー・感想・評価

全97件中、81~97件目を表示

3.0アカデミー というより国連

2025年8月9日
iPhoneアプリから投稿

知的

アカデミー国際長編映画賞

観客はそこそこのツウばかり。見事にそれに応えてた

『軍事政権 言論弾圧はいけない』ましてや逮捕状 令状もなく 制服も着てない奴 が勝手に拘束するなよ💢

➕ブラジル🇧🇷70年代 人間模様

アカデミー賞一生に一年くらい 制覇したかった 日本未公開みたいの除いて本作で直近のアカデミー賞🏆ほぼ全部見たこととなる。

映画の知的ファンには満足作🈵 恐竜🦕に歓声あげるような人には向かないカモ。

でも映画のドシロウトの俺には 最後現実的すぎて 説教くさかった。

線香臭いともいう NHKくさいともいう。

でも人間模様の優等生映画 ブラジル🇧🇷の海岸の生活 家族生活が 美しい
懐かしい1970代も良かった。雰囲気が出てた。
若干長いが それ程長さは感じない。

ツウの真面目映画ファンに是非。

俺も目を👀あけて アカデミー長編外国映画賞🏆とは何か❓をしかと確認した。
一応平均点の満足。何かユニセフというかUNというか 正義の国連🇺🇳的

有料パンフは 文字間が多くて読みやすいけど その人による
リオディジャネイロのビーチ、サンパウロ引越し
主人公の老人期 壮年までを 実の母娘が演じ分け
お菓子 とか色々あるぞ でも人による。

まあお盆直前3連休なので 遠征しました。

コメントする 1件)
共感した! 18件)
満塁本塁打

4.0家族の偉大さと強さ

2025年8月9日
iPhoneアプリから投稿

家族は特別なものである。ということを考えさせられる作品だった。
すぐそばに海があり、いつも家族がいる。理想的過ぎる環境の家族像からの一転は見ていて心が痛くなるものだった。それでも子供たちの前では気丈に振る舞う母に。親としての強さを感じた。
笑顔がキーになっていることにも心が動かされる。自身の親と子の関係をふと思い返しながら鑑賞していた。家族を大切に思いたくなる、家族の偉大さと強さを考えさせられる作品だった。

コメントする 1件)
共感した! 6件)
もとこ

3.0姉妹4人+末っ子の弟

2025年8月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 軍事政権との闘いがメインに描かれると思っていた。連行される前の幸せだった家族の様子にかなりの時間がさかれ、軍部に監視されながら父親を待っている家族のパートも結構な尺が使われている。
 家族がたどった苦難の歴史が知りたいのに、いきなり20年後にジャンプして文字だけで説明。

 家族に主軸をおいた作品であるのに、盛り上がりにかけるストーリー。末っ子の事故とか苦労して弁護士になったエピソードなど、ドラマになりそうな素材をバッサリカットした理由に苦しむ。

 現代史としては物足りない。

コメントする (0件)
共感した! 17件)
bion

3.5民主政治がいかに尊いものか

2025年8月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

個人的に軍事政権化のブラジルの実情を知ることができました。軍事政権に拉致された元政治家の夫人の気丈な振る舞いと、たくましく生きていくライフストーリーに励まされる気分になりました。いつの世も独裁政権というのは、多くの罪のない人を貶めていくものですね。当たり前になっている民主政治の社会の大切さを実感させられる映画だと思います。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
Miyamari

4.0死よりも辛いかもしれない不在

2025年8月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

軍事政権下のブラジルで起きた強制拘束による失踪者の家族のその後30年を追った、実話に基づく作品です。

裕福な一家の主の突然の不在。
家族を襲うのは心の痛みだけでなく、経済的な困窮だったのが死と不在の違いを、後者が秘めた打撃をまざまざと提示します。

赤狩り旋風がブラジルだけでなく世界中を席巻した時代。様々な国の映像で「行方不明」者たちの足取りを観てきました。
その中でも本作はホウ・シャオシェンの悲情城市と並ぶ見事さだと感じました。

とりわけ、真実を知った妻の勇敢な生き様は多くの人を勇気づけます。けれどどれ程の偉業を成し遂げようとも人生は余りに短く、人は老いてゆくという残酷な真理とともに。

クラシックなファッションも堪能しつつ、全くその長さを感じさせない2時間半でした。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
さとうきび

2.5ビーチとスフレ、そしてアイス

2025年8月9日
Androidアプリから投稿

怖い

知的

1970年代軍事政権下のリオデジャネイロで、政府に連行された元議員の夫の釈放を待つ妻と子供たちをみせる話。

政権に批判的で罷免されて亡命した過去を持つ元議員ルーベンス・パイヴァが呼び出され、そして程なく妻と娘も連行されて…という話しだけれど、とりあえずことが起こるまで30分超。

そしてことが起こり、妻が色々動いているのはわかるけれど、波があまりなく遅々として話しが進まないイメージ…まあ、事実なかなか進展しなかったんだろうけれど、映画として非常にテンポが悪い。

司法制度がなんちゃらかんちゃら言っていたけれど、軍事政権下ではまともに機能しないのはある意味当然ですよね。

特定の人物のことは全然知らないけれど、当時のブラジルの情勢や失踪者云々は観賞前から知識としてはあったから、なんだか今更感があったし、この作品も半分政治活動的なものなのかなと感じてしまった。

コメントする (0件)
共感した! 22件)
Bacchus

4.5納得の傑作

2025年8月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

アカデミー国際長編映画賞も納得の傑作!
平和な生活の中で抱くちょっとした「違和感」から、突然の夫の連行。理由もどこに連れて行かれのかもいつ帰るのかも知らされず、自宅には男たちが居座る。
自分たちも連行されお互いの様子も教えられない。家に戻っても幼い子供たちには言うことも出来ない。そのうち連行したことすら否定する。夫の車は返還されたのに。
韓国映画やナチ映画を参照するまでもなく、戦前の日本の特高も含め、独裁政権のやることはいつも同じだ。
自分たちに都合の悪いことを語らせないようにしようとし、それがかなわないなら消す。そしてそれをすべて否定する。
特に説明も無く妻の視点で語られることで、それがどれほどの恐怖なのか、人権の蹂躙なのかが痛みをもって伝わってくる。
リオを引き払うときの無力感。だからこそのその後の決意と活動だと思うと複雑な思いも抱いてしまう。
これが実話だというのだから酷い。酷いし凄い。
全日本人が観て独裁政権化に備えるべきだと思いますね。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
ぱんちょ

3.0”ボサノバ 撃たれたピアニスト“とセットで

2025年8月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知的

同時期に“ボサノバ 撃たれたピアニスト"を見たので、当時の南米の社会情勢が理解できた気がする。勉強にはなったが、映画としては少し退屈だったかな。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
saxofonista

4.0「優しく美しい妻」から「強い母」へ

2025年8月8日
iPhoneアプリから投稿

怖い

知的

難しい

軍事独裁政権下のあの時代、ある意味では緊張感満載の日々を送っていた中で、一家の大黒柱の消息が絶たれ、不安と恐怖に押し潰されてしまうのが普通だろうけれど、エウニセは違った。
執拗に続く尋問にも屈せず、残された子供達を守るべく積極的に行動し、法曹界に籍を置くとは驚きだった。なんて強い信念を持った人なのだろう。
高度経済成長の恩恵を受けて、大阪で万博が開催されていた日本の真裏では、こんなことが起きていたのか。学びのある作品だった。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
ちゃ坊主

3.5軍事政権

2025年8月8日
Androidアプリから投稿

最近見たボサノバのアニメと似たような話、そしてちょっと前だけどコロンビアの公衆衛生の博士、子沢山ファミリー描いた「あなたと過ごした日に」とも作風が被っているような気がした 南米の当時の事情知らなかったらびっくり、何やってんのこの人達?ってなると思う
70年代の古いフィルムみたいな感じや何かと家族写真撮るのが和やか良い雰囲気だった 5人もお子さん、お手伝いさんとても裕福そうなお家 多分おとんはすぐに...違いないよとは思ったけど、ハッキリしないだけに僅かな希望を持ち続けるのも無理はないかな
インテリ富裕層なお家なだけにその後の母の成り行きもやはり普通とは違っていた

コメントする (0件)
共感した! 11件)
ゆう

3.5ある「小道具演出」に思わず落涙…

2025年8月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

第97回アカデミー賞国際長編映画賞受賞を始め、数々の映画祭・映画賞で高い評価を受けた本作。私はいつもの如く、出来るだけ前情報を避けて鑑賞に至りましたが、この作品で扱われる「事件」について、ある程度は知ってから観れば良かったと思うくらい、劇中で説明されることはそれほど多くありません。(Wikipedia英語版『Rubens Paiva』の項目が参考になります)
舞台は1970年のリオデジャネイロから始まります。若者たちは欧米から届く最新の文化や流行に刺激を受け、活気があって大変に躍動的です。ところがその一方、当時のブラジルは軍事政権下であり、見上げればヘリコプター、公道には軍車両が時折見受けられ、平静時にも拘らず威圧感が拭えません。
なお、本作の主人公・エウニセを演じたのはフェルナンダ・トーレス。カンヌ国際映画祭女優賞の受賞経験もある実力派で、その演技力の高さは言うまでもありませんが、それにも増して印象に残るのは彼女の「目力」。それは「エウニセの意志の強さ」を際立たせて脳裏に焼き付き、気が付けば彼女の演技に支配されてしまいます。
また、「事件」の背景にある問題提起をしっかり訴えつつ、パイヴァ夫妻と子供たち(一男四女)の愛に溢れる「ファミリーの絆」が感じるこのストーリーは、パイヴァ家長男・マルセロ・ルーベンス・パイヴァ(小説家、劇作家、脚本家、ジャーナリスト)の自伝が原作であると知り、「事件」に対するアプローチとそ距離感について、より納得度が高まりました。
そして更に、本作に対して感情移入を助長させる重要な小道具2つ。
まずは、カメラやビデオに使われる「フィルム」。本作は3つの時代で語られる3幕構成となっていますが、物語り中に生じる距離や時間を縮めるツールとして写真や映像が多用されます。(ちなみに、本作のポスターアートやサムネイルで使われるシーンも、1幕目の冒頭において一家揃って訪れた海水浴での「集合写真の一部」)劇中、度々にある撮影機会とその時の状況、時間を経る毎の変化が一見して伝わって言葉が要りません。ただその反面、気になったのは3幕目に交わされる家族の会話シーン。デジタル化によって「データ」と化した写真について「とってつけた取って付けたようなセリフ」の数々は、急に下手くそに見えて苦笑い。。
そしてもう一つ、これは好きなシーンであるため若干ボカしますが、四女エリアナの「あれ」。1幕目、父がそれを密かに回収し、1幕目終盤で母からそれを渡され、2幕目に兄マルセロとの回想で「その時に確信した」と話すエリアナ。その当時は殆どの事を知らされることがなかった年少組の兄妹の会話と、父娘を繋ぐこの「小道具演出」に思わず落涙しそうになりました。
聞きなれないポルトガル語と、地味な作品性に正直1幕目途中頃は眠気も感じましたが、徐々に明らかになる事実と、それに立ち向かっていくエウニセと子供たちに引っ張られていつしか夢中になります。高い評価も納得な秀作だと思います。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
TWDera

4.5明るい未来が約束された家族に忍び寄る暗雲··· 不条理な世界から、...

2025年8月8日
Androidアプリから投稿

明るい未来が約束された家族に忍び寄る暗雲···

不条理な世界から、家族を守るため奮闘する母の姿よ。とにかく濃密な137分、素晴らしい作品だった。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
こち

3.5家族写真

2025年8月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

あの頃、地球の反対側でこんな悲惨なことが起きていたなんて、当時呑気な中学生だった私は知る由もなかった。

フィクションならば、それでも彼は帰ってきたという設定もありうるだろうが、現実は切なくもそうはならない。

最後の家族写真で認知症の彼女が僅かに微笑んでいるように見えたのは唯一の救いだった。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
し

4.5軍事独裁化のブラジルでも母エウニセの家族への想いに共感

2025年8月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

幸せ

映画を観るとき、ハリウッドだけでなく各国の映画を観るようにしている。その国の
社会や文化を知る上での格好のテキストにもなる。
今回はブラジル。ブラジルのイメージはサッカー、ビーチ、サンバ、音楽だがブラジルが軍事独裁化であることは全く知らなかった。今回の作品は軍事独裁政治のブラジル。当時のブラジル社会や文化を知ることもできた。
作品前半は当時のブラジル文化や社会を知ることができたが、後半はスイス大使誘拐事件を境にブラジルの空気も一変。夫のルーベンスも逮捕される。その中、作品全体を含めルーベンスの妻エウニセの夫や子どもたちを必死に守る姿に胸を打たれたし、共感した。
家族の大切さを改めて再認識した。実話であることにも驚きだし、作品も素晴らしかった。
アカデミー賞国際長編映画賞受賞も納得できる。見事。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
ナベさん

4.0レジリエンス:

2025年8月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

想像を絶する、どんなに酷い境遇に置かれても世の中に対峙し、家族や人々に貢献する、したたかな力強さをもらいました。👍

レジリエンス:困難や逆境に直面した際に、柔軟に適応し、“それまで以上にさえも”回復する力

コメントする (0件)
共感した! 5件)
shima_shima_88

3.0このような時代があったなんて…

Kさん
2025年8月5日
iPhoneアプリから投稿

《試写会にて鑑賞》

1970年代、軍事権下のブラジル。
実話を基にしたストーリー。

突然、夫を連れ去られ残された家族の苦悩は
計り知れません。

この事件に真正面から立ち向かう
エウニセさんの強さと忍耐に心打たれました。

劇中にでてくる何枚もの写真に考えさせられながら
再現度の高さに驚くばかりです。

主人公の老年期はなんと彼女の実母!
親子で素晴らしい女優さんです。

本日はありがとうございました。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
K

3.0軍事政権下の「母なる証明」

2025年6月27日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

1970年代の軍事独裁政権下のブラジルにおいて、突如政府に拘束され行方不明となった夫ルーベンス・パイヴァの消息を探し続ける妻エウニセの40年超の闘いを描く。
実話がベースとの事だが、ブラジル事情について知識が疎かったため、その点では観て良かった。韓国の「ソウルの春」もそうだが、軍事政権が市井の人々にもたらす悲劇はどこの国も変わらない。政府からの拷問に近い尋問を受けながらも、子供を守る為、夫の帰りを待つ為に耐えるエウニセ。家族の為に抗う女性の映画を“母なる証明”ジャンルと勝手に銘打っているが、本作もその系譜。女は強し、母は強しだ。
ただ、ルーベンスが行方不明になった序盤の数年間に重きを置いたせいか、それ以降の時代経過が端折られ、終盤は駆け足で進んでしまった感は否めず。それでもエウニセ役のフェルナンダ・トーレスは拍手もの。老年期のエウニセも彼女が老けメイクで演じたのかと思いきや、同じく女優の実母が扮していたと知り驚いた。どうりでそっくりなはずだ。その老エウニセがラストで見せる表情が印象的だった。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
regency