「軍事政権、一党独裁政権、独裁者政権はこんなもの。」アイム・スティル・ヒア　いなかびとさんの映画レビュー（感想・評価）

８０年前まで、日本は軍事政権で天皇は名ばかりの国家元首だった。当時、特高警察が反体制支援者を取り締まっていた。他人事ではない。

主人公である元議員の奥さんは、拉致された夫の「死亡証明書」を手に入れることが、その後の人生の拠り所となったのか。違うでしょう。夫の遺体を見つけ、殺害した者に対して処罰を科す。それが後半生の目的・生き甲斐だと私は思うのだが、なんか、肩透かしを食らったみたいだ。