「描き過ぎるのが映画としては弱点」アイム・スティル・ヒア ケージさんの映画レビュー(感想・評価)
描き過ぎるのが映画としては弱点
素晴らしい映画だと思う。
魅力的な役者たちによる、素晴らしい家族の人間ドラマ。
そこに忍び寄る国家による暴力。
その対比が鮮明で有ればあるほどに重厚で見応えある映画となっている。
この題材を描くなら、最後まで描き切りたいという切実さは理解できる。
ただ映画としては、家を離れるまでの一時代で構成するほうが、テーマが鮮明になたのではないだろうか。
役者を変えてまで次の時代を描くことで、映画自体が散漫に感じるのが惜しい。
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